
間違えnote [施工]
Unit 1
□ エレベーターの使用
誤:建築物の新築工事において、積載荷重1tの本設エレベーターを工事用と
して使用するする場合、あらかじめエレベーター設置報告書を労働基準
監督署長あてに提出することによりエレベーターの据付工事完成後から
使用することができる
正:工事開始の30日前までにエレベーター設置届けを労働基準監督署長に提
出し、落成検査を受けなければならない
□ 工事監理方法の変更
誤:工事監理の着手に先立って工事監理体制その他の工事監理方針について建
築主に説明し、その説明後、工事監理方法に変更の必要が生じた場合に
は、工事施工者に承認を受けたことをもって、工事監理方法を変更する
正:建築主と協議を行い、監理方法を変更する
□ 木材の含水率
誤:本工事に用いる造作材の工事現場搬入時の含水率は、特記がなければ
20%以下とする
正:造作材の含水率は15%以下
構造材の含水率は20%以下
□ 建築物除却届
誤:既存建築物を除却し、引き続き同じ敷地に床面積の合計が200m2の建築
物を新築する工事に先立ち、当該既存建築物の床面積の合計が100m2で
あったので、当該工事の施工者が特定行政庁あてに「建築物除却届」を提
出した
正:「施工者」が「建築主事」を経由して「都道府県知事」に着工日までに提
出する
Unit 2
□ 足場の脱落防止措置
誤:風荷重を受けるシート類を設けない枠組足場の構面からの脱落防止措置と
して、交差筋かい及び高さ10cmの幅木を設けた
正:いずれかの措置を講じる
・交差筋かい+高さ15cm〜40cmの下さん
・交差筋かい+高さ15cm以上の幅木
・手すり枠
□ 山留め工事
誤:親杭横矢板工法の親杭をプレボーリングにより設置したので、受動抵抗を
十分に発揮させて水平方向の変形を抑制するために、杭の根入れ部分は
セメントベントナイト液の注入を行い、根入れ部分より上の杭まわりの空
隙は存置した
正:根入れ部分より上の杭まわりの空隙も充填する必要がある
□ 盤圧計
誤:山留め支保工の架設において、切ばりに設置する盤圧計については、その
軸力を正しく計測するために両側の腹起こしから最も離れた位置として、
切りばり支点間の中央に設置した
正:火打ち材の基部または腹起こしと切りばりの接合部に設置する
Unit 3
□ ガス圧接継手(ポイント)
・圧接面のずれ→鉄筋径の1/4以下
・圧接部の膨らみの直径→鉄筋径の1.4倍以上
・圧接部の膨らみの長さ→鉄筋径の1.1倍以上
・鉄筋中心軸の偏心量→鉄筋径の1/5以下
□ せき板の存置期間
誤:柱及び壁のせき板の存置期間をコンクリートの材齢で決定する施工計画に
おいて、平均気温が10度以上15度未満と予想されたので、普通ポルトラン
ドセメントを使用したコンクリートについては、せき板の存置期間を3日
とした
正:普通ポルトランドセメントを使用した垂直のせき板の存置期間は、「短
期」及び「標準」で、平均気温が10度以上20度未満の場合は6日以上と
する
※平均気温が20度以上の場合は、4日以上
□ 調合管理強度
誤:調合管理強度を24N/mm2、スランプを18cmと指定されたコンクリート
において、受け入れ時のスランプが21cmであったので合格とした
正:スランプ18cmのコンクリート受け入れ時のスランプ許容差は±2.5cm
□ フレッシュコンクリートの温度測定
誤:フレッシュコンクリートの試験における温度測定は、スランプ試験を行っ
た直後の試料に、接触式のガラス棒状温度計を挿入して行った
正:別途試料を一辺及び高さが14cm以上かつ容量2l以上の水密容器または一
輪車のような大きい容量に採取し、中央部に接触式のガラス棒状温度計を
挿入して行う
□ レディミクストコンクリートの受け入れ検査(ポイント)
・圧縮強度試験の合否判定の基準は、「1回の試験結果が呼び強度の強度値
の85%以上」「3回の試験結果の平均値が予備強度の強度値以上」
□ 構造体強度補正値
誤:高炉セメントB種を使用したコンクリートの調合管理強度について、特記
がなくコンクリート打ち込みから材齢28日までの期間の平均気温が8〜10
度であったので、構造体強度補正値を3N/mm2とした
正:0度以上13度未満で6N/mm2で、13度以上で3N/mm2
Unit 4
□ 管理許容差
誤:鉄骨の製作精度の管理において、特記がなかったので鉄骨精度検査基準に
従い、柱の長さについては10m未満であったので柱の長さの管理許容差を
±5mmとした
正:柱の長さの管理許容差
10m未満→±3mm
10m以上→±4mm
□ 一次締めトルク
誤:溶融亜鉛めっき高力ボルトの接合において、M20とM22の一次締めトル
クは100N・mとした
正:M20とM22の一次締めトルク→150N・m
M16の一次締めトルク→100N・m
□ 組立溶接
誤:柱梁接合部において鋼製エンドタブの組立溶接については、開先内を避け
て、直接梁フランジに行った
正:鋼製エンドタブの組立溶接は、裏当て金に取り付ける
□ 管理許容差
誤:鉄骨の建方精度の管理において特記がなかったので、柱の各節の倒れの管
理許容差を節の高さの1/700以下かつ20mmとした
正:柱の倒れの管理許容差は、高さの1/1000以下かつ10mm以下
※限界許容差は、高さの1/700以下かつ15mm以下
□ 重ね幅
誤:塗膜防水工事において、防水材塗継ぎの重ね幅を50mmとし、補強布の
重ね幅を100mmとした
正:防水材塗継ぎの重ね幅は100mm程度、補強布の重ね幅は50mm程度とす
る
□ アスファルト防水
誤:アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを刷毛でむらな
く均一となるように塗布した後、15分程度の時間をおいて直ちに一層目の
アスファルトルーフィングを張り付けた
正:アスファルトルーフィングの張り付けは、アスファルトプライマーを十分
乾燥させ、塗布した翌日に行う
□ 接合幅
誤:接着工法による合成高分子系シート防水工事において加硫ゴム系シートの
接合幅(重ね幅)については、平場部、立上がり面ともに100mmとなっ
ていることを確認した
正:「加硫ゴム系シート」の平場部の接合幅は長手方向・幅方向ともに
100mm、立上がり部の接合幅は150mm
□ アスファルト防水
誤:アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを刷毛でむらな
く均一となるように塗布し、30〜60分程度の経過後、一層目のアスファ
ルトルーフィングを張り付けた
正:アスファルトプライマーは塗布後8時間以内で乾燥するが、ルーフィング
類の張り付けは塗布した翌日とし、十分に乾燥させる
Unit 5
□ 耐力壁
誤:構造用合板等の面材を併用しない耐力壁において、壁倍率2.0に適合させ
るために、30mm×90mmの木材を片筋かいとし、その端部を筋かいプ
レートBP-2で柱と土台に緊結させた
正:片筋かいで壁倍率2.0に適合させるには、45mm×90mmの木材とし、端
部を筋かいプレートBP-2で柱と土台に緊結する
□ アンカーボルト
誤:木造軸組構法において基礎と土台を緊結するアンカーボルトについては耐
力壁の両端の柱の下部付近及び土台継手の下木の端部付近に設置した
正:アンカーボルトの埋込み位置
・耐力壁の部分は両端の柱の下部に近接した位置
・土台継手などの上木端部で出隅部分の場合は柱に近接した位置とする
□ 下塗り
誤:コンクリート外壁へのモルタル塗の下塗りとして、ポリマーセメントを調
合したモルタルを塗り付ける際の1回の塗厚は10〜15mmとなるようにし
た
正:1回の塗厚は6mm程度とし、最大9mmを限度とする
□ 複層ガラス
誤:矩形でない形状の複層ガラスにおいては、2枚のガラスの複層加工を行っ
た後、ガラスの切り欠き加工及び小口処理をを行う手順をガラス工事施工
計画書にて確認した
正:複層ガラスは加工後のガラスの切断、切り欠き、穴あけ、小口処理などの
加工は全てできない
□ 石材の厚さ
誤:張り石工事における石先付けプレキャストコンクリート工法において、シ
アコネクターの取り付け代を考慮して、コンクリート部材に先付けされる
石材の厚さを20mmとした
正:プレキャストコンクリート部材に先付けされる石材の厚さを25mm以上 とする
厚さが薄い場合、シアコネクターなどの取り付けが難しく、安全性や耐久
性が低下する
□ モルタルの塗付け
誤:セメントモルタルによるタイル後張り工法における密着張りにおいて、張
付けモルタルの1回の塗付け面積の限度については、2m2/人以下とし、か
つ60分以内に張り終える面積とした
正:張付けモルタルの1回の塗付け面積の限度は、2m2/人以下かつ、20分以 内に張り終える面積とする
□ 目地寸法
誤:石張り工事における外壁乾式工法において、止水のために石材間の目地を
シーリング材で充填するに当たり特記がなかったので、シーリング材の目
地寸法が幅、深さともに5mm以上となっていることを確認した
正:シーリング材の目地寸法は特記がない場合、幅と深さをいずれも8mm以
上とする
□ 振れ止め
誤:軽量鉄骨下地において、スタッドに取り付ける振れ止めは床ランナーの下
端から1400mm以内ごとに設け、上部ランナーの上端から400mm以内
については省略した
正:振れ止めは床ランナーより1200mmごとに設ける
Unit 6
□ 煙感知器
誤:自動火災報知設備の設置において、天井面への煙感知機の取り付けは換気
口等の吹き出し口から1.2m離して取り付けた
正:換気口等の吹き出し口から1.5m以上離して取り付ける
□ 曲げ内法半径
誤:柱の鋼板巻き立て補強において、鋼板を角形に巻くこととしたので、コー
ナー部の曲げ内法半径については鋼板の板厚の2倍とした
正:コーナー部の曲げ内法半径は、鋼板の板厚の3倍以上
□ あと施工アンカー
誤:鉄骨ブレースによる補強工事の補強接合部に用いる「あと施工アンカー」
については、特記がなかったので金属系アンカーと接着系アンカーを交互
に使用した
正:「あと施工アンカー」は、金属系アンカーまたは接着系アンカーを使用す
るがこれらの混用使用は行わない