【リードエンジニア】Web制作会社・フリーランスを経て暗号資産業界へ。コミュニケーションからメンバーの能力を引き出す開発マネージャーインタビュー
エアリアルパートナーズを紐解く記事コンテンツ「エアリアルトーク」。今回は開発部のマネージャーを担うエンジニアにインタビューをさせていただきました。開発ポジションに限らず、暗号資産業界やエアリアルパートナーズに興味を持っていただいた方のご参考になれば幸いです。
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石野 隼伍 (Shungo Ishino)
京都のWeb制作会社に新卒で入社後、企業でのWebエンジニア経験、フリーランス経験を経て株式会社Aerial Partnersへ入社。現在は暗号資産の損益計算ツール「Gtax」の開発マネージャーを担当。
Gtax:https://crypto-city.net/
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業務委託でのジョインからチームマネージャーへ。業界黎明期からアップデートを続けてきた損益計算ツール「Gtax」
ー 石野さんは当初業務委託で関わられていたと伺ったのですが、どのような経緯で入社されたのでしょう?
石野さん(Gtax開発マネージャー):元々「Gtax」の開発を初期から見ていた惠上さん(※)とは大学からの友人関係で、卒業してからもお互いプログラミングを続けていたことを知っていたんです。誘っていただいたのは3年くらい前、僕がフリーランスだった時なのですが、お互いのスキルセットを把握していることもあって、彼が言うのであれば貢献できることがあるのではないかなと感じたのがきっかけです。
ブロックチェーンについては声をかけていただく少し前から興味を持っていて、個人的に勉強していたこともあったので、自分にとっては馴染みがあったというか、発展途上の業界に対する心理的なハードルはありませんでした。形態的にも業務委託だったので、当時は業界や会社の方向性よりも、提供しているサービスがしっかり作られているとか、アップデートが頻繁にされているとか、開発者として働きやすそうだなと感じたことがフックになった気がします。
※過去に公開された惠上さんのインタビュー記事
ー 現在はどのような業務をされているのでしょうか?
エアリアルの開発部は主に、暗号資産損益計算ツールの「Gtax」、金融事業者向けのデータ管理ソリューションを提供する「ADM」、2023年に事業譲受した「コイン相場」の3つのチームに分かれているのですが、僕は「Gtax」の開発マネージャーを担当しています。
「Gtax」は2018年の、いわば暗号資産業界の黎明期とも言える時期からスタートしているサービスで、現在は個人版と、一般法人及び個人事業主版を提供しています。暗号資産業界では日々新しいサービスが生まれていますが、「Gtax」はその中でも比較的歴史が長く、安定性やUI/UX面でも洗練されてきていると思います。2023年4月時点で国内外の約70の取引所・暗号資産関連サービスに対応していますが、今後も需要の高いサービスへの対応や、機能の追加など、世の中の動きを見ながらより使い勝手の良いサービスにアップデートしていく予定です。
開発マネージャーとしての業務でいうと、「Gtax」の開発チームはメンバーも複数名在籍しているので、プレイヤーとしてコードを書くというよりは、他の部署とも連携を取りながら、仕様を決めてメンバーに展開していくという動き方がメインです。エアリアルは現状少数メンバーで複数のサービスを運営していることもあり、週次で行なっているマネージャー定例にも経営陣が参加してクイックな意思決定を行なっています。
ー マネージャー業務で難しいと感じることはありますか?
僕自身、これまでマネージャーの経験は殆どなかったんです。経歴としてもフリーランスの時期が長かったため、マネージャー業務自体慣れないところが多くて大変でした。最近でこそ全社で出社の割合を増やす方向に切り替え始めていますが、これまで開発メンバーは全員リモートワークだったこともあり、オンラインコミュニケーションのみで業務の背景までちゃんと理解して伝えていかなければならず、未熟さを感じたことも多々ありました。
他の部署、特にビジネスチームと連携していくことも多いですが、開発者の方が気になるであろう「無理なことを言われる」みたいなことはないので、その点ではやりやすいと思います。社内カルチャーとしても「お互いにコミュニケーションを取って、柔軟に調整していく」ことがベースにあるので、決められた仕様やスケジュールを押し付けられるようなことはないです。
僕自身の心がけで言うと、部署を渡ったコミュニケーションを取る時は「お互いが分かる言葉を使う」こと、そして「相手が真にやりたいと思っていることを掬い上げる」ことは大切にしています。開発者目線で他の実現方法を提案できることもありますし、会社としてベストな方法を模索していくことで、お客様に提供できる価値も最大化していけると考えています。
個々人の技術力だけでなく、お互いが業務しやすいよう能動的に動ける優秀さがあるチーム
ー 開発チームについても教えてください!
Gtaxのエンジニアチームは本当に優秀な方が多いと感じています。技術力はもとより、リモートワークだからこそコミュニケーションをこまめに取っていくとか、先回りして報告するとか、不明点を放置しないとか、言葉にすると当たり前のように見えてしまうかもしれないのですが、僕が呼びかけなくても必要な動き方を理解して、お互いが業務しやすいよう能動的に考えて動ける方が多いです。
現状メインのコミュニケーションツールはSlack、朝会を始めとしたグループ会話はDiscordを使っているのですが、タイミングが合えばチームで雑談したりもしますし、雰囲気も良いなと思います。リモートワーク中はテキストコミュニケーションも多かったので、僕自身も相手にどう伝わるか考えたり、口頭でのフォローも行っていました。
レビューも僕が行ってはいますが、必要以上に細かいというか、厳しいレビューにならないよう、自動化したり、フラットな目線であるよう心がけています。
ー 石野さんの上司に当たる方っていらっしゃるのでしょうか?
最近組織図のアップデートがあったので今は違うのですが、これまでだと惠上さんがそのポジションに当たるのではないかなと思います。彼はエアリアルでの経歴も長いのですが、暗号資産に関する知識はもちろん、ADMチームを統括している藤村さんとも密にコミュニケーションが取れるほど会計周りの知識も豊富です。仕様を詰める際にも頼りになりますし、純粋に凄いなって思っています。
良い意味で安定していないところも彼の魅力です。行動力があって、色んなことを知っていて、色んな面白い話を持ってきてくれます。実はプログラミングも惠上さんが先にやっていて、僕が興味を持って彼に教えてもらったんです。
全社でコミュニケーションを取りながらベストなアクションを決めるカルチャーがあるから、積極的に提案できる方が活躍できる
ー 私はまだ入社したばかりで全員の方とはお話しできていないのですが、雰囲気の良さ、関係性の良さが伝わってきます。社内全体の雰囲気はどうですか?
どう表現したら良いか悩ましいのですが、やはり社内全体で見ても聡い方が多いのではないかなと思います。話したことはちゃんと分かってくれますし、お互いに対する信頼やリスペクトがあるという感じでしょうか。それぞれの専門性であったり、人となりを信頼し合った上で、何がベストなアクションなのかを議論できる環境で、そういった環境であることが会社の発展にも繋がっていくのだと、全員が近い価値観を持っているんだと思います。どの部署も必要なことは忌憚なく発言しますし、優劣がないところは凄く良いと思います。
ー 一緒に働けたらいいな、と思うメンバー像はありますか?
先ほども少し触れましたが、エアリアルには全社的にコミュニケーションを取りながらベストなアクションを定めていくカルチャーがあります。その中で活躍していただくことをイメージすると、設計の方針にも積極的に興味を持って、考えたことを飲み込まず提案していただけるような方はフィットすると思います。
あとは現在も開発環境の改善は進めていますが、これからさらにアップデートしていきたいと考えていますので、是非その辺りでもご協力いただけると心強いです。
ー 最後に、興味を持っていただいた皆様にコメントをお願いします!
過去の惠上さんのインタビューにもありますが、エアリアル自体は「税」のみにコミットしている訳ではなく、大きな絵図として「価値革命を支えるインフラを提供する」ことを描いています。暗号資産領域におけるイノベーションを阻害する事象があればそれを解決したいという想いが根底にあり、これまで注力してきた「Gtax」を筆頭に、将来的にはさらに事業を拡大していくことも想定しています。
先日、全社会でも周知があったのですが、まさにこれからのタイミングは「コンフォートゾーンを抜ける」ことを意識してドライブをかけていくフェーズになります。暗号資産業界に興味のある方にとってはライブ感のあるとても面白い場所になっていくと思いますし、きっと他の会社では経験できない新しいこと、学べない知識などを得る機会にもなると思います。是非一緒にエアリアルを盛り上げていきましょう!
ー ありがとうございました!
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