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作り上げた思い出と宝:薬剤師サポートLINE Bot『メディエイド』の全記録
noteで記事を書き始めて3か月がたちましたが、気づいたらこの記事で8個目になってました。読み返してみると色々な試行錯誤を経て今に至るのだなと思うと感慨深いです。
今回の記事は、作り上げたプロトタイプの説明ではなく、その過程の中で、成長したことや乗り越えたことメインで書いてます。是非、最後まで読んでください!
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試行錯誤を経て変化したプロトタイプ
1か月前から業務課題の解決のためにプロトタイプを作ってましたが、
先日やっとの思いで完成させることができました。
初めはTeachable MachineとLINEとGASとmiiboの連携という、今思えば流石に詰めすぎだろというプロトタイプを考えてました(笑)
先輩方に色んなアドバイスを頂いて、簡潔で使いやすいプロトタイプに変化をさせ、最終的にはLINEBotとGASを使った小児量計算Botになってます。
(最初に比べかなりスマートになってます)
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ちなみに、タイトルにある「メディエイド」は、このLINEBotの名前です😁
ちなみに、プロトタイプが変化した過程は、毎週書いたメモのようなnote記事に書いてあります。
↓の記事が1か月前からの備忘録的な記事です。
最終的に出来上がったプロトタイプ
子供の投与量が瞬時に計算できるLINEBOTを作成しました。LINEに薬の名前と体重、年齢を入力するだけで、何gが適正量かを判断してくれます。
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Googleスプレッドシートに入力した薬の情報を基に、LINEから送られてきた情報をGASで処理して、LINEで返答するという流れです。
コードは全て生成AIに書いてもらいました。
なぜこのプロトタイプを作成したのか
薬剤師として働く中で、特に小児の投薬における正確な計算が必要であると痛感していました。
大人と異なり、小児の投薬量は年齢や体重によって変わるため、判断が難しく、また計算にかかる手間も大きいのです。そこで、LINEを使って簡単に投薬量を確認し、記録まで行えるシステムがあれば、ミスが減り、業務が効率化できるのではないかと考えました。
この「メディエイド」には、業務の効率化だけでなく、「正確な投薬で患者さんの健康を守りたい」という想いが込められています。
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試行錯誤の中で得た成長
「メディエイド」を完成させるまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。様々な技術を組み合わせたり、動かないコードを何度も修正したり、アドバイスをもとにプロトタイプのシンプル化に取り組んだりと、たくさんの試行錯誤がありました。
自分でコードを書かずとも「理解する力」
生成AIにコードを書いてもらうことができたとはいえ、そのコードがどう動いているのか、そして何が正しくて何が間違っているのかを理解する力が求められました。
この経験を通して、「ただコードを書くこと」以上に
「コードを読み解く力」や「エラーの原因を把握する力」が重要だと実感しました。
下の記事は、約2か月前に、初めて生成AIにコードを書いてもらった時の技術記事になります。この時は、コードの中身も何もわからず、ただ作ってくれたコードを入れてみて試してみるの繰り返しでした。
その時に比べれば、成長が出来たと感じてます。
フィードバックから得た学びと成長
「メディエイド」を完成させるまでに、数多くのフィードバックをもらいました。最初はTeachable MachineやDialogflow、miiboなどを詰め込んだプロトタイプでしたが、実際の業務に役立つためにはシンプルで使いやすい方が良いと、先輩や同僚からの意見をもとに機能の見直しを繰り返しました。このフィードバックサイクルを経たことで、開発において何が重要なのかを改めて学ぶことができました。
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フィードバックサイクルの重要性
フィードバックを受け、それをもとに改善し、さらに次のフィードバックに備えるというサイクルが、システムの完成度を高めるうえで非常に大切であると痛感しました。特に薬剤師という業務では、システムが現場で役立つかどうかが重要で、ただ完成度を高めるだけではなく「現場での使いやすさ」が求められます。このサイクルを繰り返すことで、メディエイドは実用的で効果的なツールに成長しました。
本当に必要な機能を見極める力
フィードバックを受け、さまざまな機能を盛り込みたくなる気持ちを抑え、シンプルで使いやすい形に仕上げることができました。
この「必要な機能を見極める力」は、フィードバックを通じて得られた大きな成長のひとつです。実際に現場で使ってもらいながら改善していく姿勢は、今後の業務や他のプロジェクトでも必ず役立つと感じています。
仲間の存在が支えとなった道のり
今回のプロジェクトで特に大きな気づきだったのは、
仲間の存在がいかに重要かということでした。開発を進める中で道がずれそうになることもありましたが、先輩や同僚のアドバイスが支えとなり、軌道修正しながら進むことができました。
一人で進めると見えない盲点や改善点も、仲間との意見交換を通じてクリアになり、より良いプロトタイプへと仕上がったと実感しています。
仲間の存在があったからこそ、メディエイドが今の形に至り、自分も大きな成長を遂げることができました。
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プロトタイプの完成がもたらした成果と自信
「メディエイド」の完成により、業務の効率化とミスの軽減という具体的な成果が得られました。投薬ミスのリスクが減り、正確な投薬判断が瞬時にできるようになったことで、患者さんにもより安心を提供できる環境が整いました。手動で行っていた複雑な計算がスムーズになり、結果的に患者さん対応の時間も増えています。
また、このプロジェクトを通して新たなスキルを習得し、自分の成長を感じています。GASやLINE APIを活用した自動化への挑戦が、今後の業務課題への自信にもつながりました。プロジェクトを達成した今、以前よりも視野が広がり、「効率化しつつ患者さんの安全を守るためにできること」を考えられるようになっています。
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今後の展望と方向性
「メディエイド」は完成しましたが、次のステップとしてmiiboやDialogflowの導入に挑戦したいと考えています。miiboの導入により、さらに柔軟な会話形式の応答が可能になり、ユーザーにとっても直感的で使いやすいシステムに成長させられると期待しています。また、Dialogflowの活用により、投薬計算だけでなく、薬剤に関する質問やアラート機能の精度も高められる見込みです。
これらの新たな技術を取り入れることで、「メディエイド」をさらに進化させ、患者さんの安全を支えつつ薬剤師の業務をよりサポートできるシステムを目指していきます。
感謝と次の挑戦に向けて
このプロジェクトを通じて、多くの方からのサポートとフィードバックをいただきました。
仲間や先輩方の支えがあったからこそ、改善を重ねて「メディエイド」をここまで形にすることができました。新しい技術に挑戦し続ける中で、自分の成長を実感できたのも、周囲の協力があってこそです。本当に感謝しています。
今後も、今回学んだスキルと経験を活かしながら、さらに便利で安全な投薬サポートツールを目指して「メディエイド」を発展させていきます。まだまだ学ぶべきことは多いですが、次の挑戦も楽しみながら進んでいきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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