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ルックバック



今日わ、愛音です。

今日映画を観ました。
『ルックバック』
劇場で4回目の鑑賞でした。
久方振りの複数回の鑑賞に、高校時代の躍動を思い出します。本日仕事終わりに近くの映画館に足を運びました。雷の音で仕事中戦々恐々していたことを忘れるぐらい、観る前はワクワクしていました。


元々青春という言葉に弱い私でした。自分達では掴めなかった青さをフィクションの映像として魅せてくれるところが刺さるところで、何度も観ても彼女達の機微に私の涙腺が揺らいでしまいます。

直向きに謳歌する時間、軋轢や本音から紐解かれる結論に私は映画館で嗚咽するほど泣きました。自分自身の弱さに杭を打たれるような、自分の足りないところを補ってくれるような映像の表現に四度目も泣きました。



特にharuka nakamuraさんの音楽が何よりも良くて、青春のサウンドトラックとしての機能が美しかったです。学生時代から彼の音楽は沢山聴いていたし、今回この映画を何度も観る1番の理由は彼でした。

自分からアーティストのライブに赴くような人間ではなかった私が初めて能動的に行きたいと思った彼のライブ『STARDUST公演』翌年の『12月のカーテンコール』。どれも感動的で全ての鑑賞に涙が生じるほど、圧倒的な音の幸福感で満たされた時間でした。

コロナ禍になり、彼のライブへの機会が無くなって以降、意欲的に追求することは薄くなってしまいました。しかし今回映画音楽を担当するということで、再び彼の音楽を肌で感じれる機会を求めて、公開前から楽しみにしていたことを記憶しています。




さて、皆さんは青春しましたか?

青い春なんて表されることもある、人生の一端を皆さんはどのように過ごしましたか?

私は青春しました。
若気の躍進をそのまま表したように、好き勝手楽しんで生きていました。好きな趣味を見つけて、好きな人と出会って、好きな時間をただ過ごす。

大人になった今もあの時の充実感は、浸れるほどに十分にありました。


しかし今思い返せば、こうすれば良かった、あんな風に生きれば良かったなど総括することの方が多いです。

実際共感性羞恥が強い私が思い返す過去の私は、恥ずかしくてやり直したいぐらい黒に色に塗れたものでした。若気の痛さや思春期特有の気怠さが絵に描いたように全面に出ており、周りの同級生達にみっともない姿を見せていたと改めて評価する次第です。

時には私だけこんなみっともない姿だったのでは無いだろうかと自己嫌悪の極致に行くこともしばしばありました。


しかし現在の周りの人たちに聞けば、皆私と同じように”青春の後悔”を口にします。

私と同じように今の世界に繋がる希望を「何故あの時やっていなかったのか」と口酸っぱく言う人もいます。また「寧ろ何もしなければよかった」と無下にしたい人もいます。




皆同じように後悔していました。
私だけではなかったようです。



だったら全ての世界線の青い春は、全て幸福と後悔が同時に存在しているのではないか。

私だけでは無く、周りの人も同じように後悔を感じるなら、幸福も後悔も混ざり合った時間こそが青春なのか。

私が思い返しているのは、青春の後悔の一端。
でも青春の幸福の一端も必ずある。そこをある時に思い返していないだけ。



あぁ、だったら深く考えるだけ時間も無駄だ。私はただこの世界を、この時間を過ごすだけでいいんだ。後悔なんて必ず付いてくるし、小さい幸福が集まれば、それだけで全体的な幸福になる。



皆さんは青春しましたか?
まだ青春の途中ですか?





私は青春の途中です。これからも宜しく。






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