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憧れの人たちのライブ。

憧れの人たちのライブを見た。


10月4日に友部正人さんのライブを見て、10月5日の知久寿焼さんのライブを見に行った。
憧れの二人が連続して、地元神奈川でライブをしてくれるなんて、全身の感情が湧き立つ…!ということで、すぐさま予約をして当日を心待ちにしながら日々を過ごしていた。

友部さんがライブを行ったのは、横浜にある【THUMBS UP】というお店。
友部さんと知久さんとパスカルズのライブがある時はほとんど行っているので、慣れたものである…!と思ってたんだけど、会場前についたのが初めてで、先にチケットを買ってから並ぶということを知らずにテンパってたら、
他のお客さんが「先に買うみたいですよっ」と教えてくれた。
ファンの人も優しい。ありがとうございました。あの時の人っ!

肝心のライブなのですが、この日のライブもすごくかっこよかったです…!
友部さんの声は、胸の奥にドンと入ってきたり、優しく広がっていく
不思議な力があっていつも聴き入ってしまう。

自分の好きな曲のイントロだったり歌詞が聞こえてきたら、
いつも(うわぁぁぁっ!)ってなっちゃうんだけど、
そういう時いつも、自分の中にまだ少年がいるんだなって感じる。

「一月一日午後一時(高橋さん)」
「夕日は登る」
「ブルース」
そして、「朝は詩人」…。

沢山の好きな曲が聞けて、この日もいっぱいそんな気持ちになりました。
そういえば僕、先々月「鎌倉 moln」というところで開催された友部さんのライブも見に行ったんですけど、
日にちが近かったこともあってか、友部さんの奥さんである、ユミさんが、
「あなたどこかで会いました?」と物販の時に声をかけて頂いて、
わぁって嬉しかった。
こんなに沢山の人がいるのに覚えててくださるなんてすごい記憶力だ…!
これからも沢山見に行かせて頂きますので、よろしくお願いします…!!

友部さんにサインを頂き、いつものように「か、かっこよかったです…!」
とお伝えし、握手もして頂いて会場を後にしました。いい日だった…!

↓「鎌倉 moln」での友部さんのライブレポートです!
とある理由で、とても感動したので、長くなっちゃったけれど、
よければ読んでみてください。ライブにも行ってみて欲しい。

翌日は知久さん。


前日の興奮も冷めやまないまま、翌日の夕方、僕は二宮という駅に降り立ちました。
目指す場所は、「エンコーヒー」というお店。行ったことがない場所ということもあり、(ちゃんと辿り着けるだろうか…)とドキドキしながらも、なんとかたどり着くことができた。

エンコーヒーは音楽の会場というより、古民家カフェというような、
優しい雰囲気の場所。
ステージというよりは、お店の一角で歌うといった感じで、
知久さんとの距離が近くうわぁ!ってなった。
僕はすぐうわぁ!ってなる。

いつも大体端っこの方で大人しく見てるんですけど、
この日はもう、目の前で聴くぞ…!!という想いが高まり、
ちょうど、その席が空いていたので、そこに座りました。

しばらく待っているとライブがスタートしました。
子供達も沢山会場にいたということもあり、「うどんかぞえうた」
からスタート。

知久さんにも声にものすごい力があって、この世界にまだない場所へ連れて行ってくれるような、友部さんとはまた違う魅力のある方で、
つまり何が言いたいかというとかっこいいということです!

そしてギターも半端じゃない自由さ。距離が近いということもあって、
終始ギターを見てしまいました。どうなってるんだあの手は…!
指が踊っているようで、それを飄々とした雰囲気のまま
演奏されるところも、う、うわぁー!ってなった。

「おるがん」とかめっちゃ見ちゃう。
「電車かもしれない」もめちゃめちゃ見ちゃう。
最近は「ムコリッタ」がとても好きなので、聞けて嬉しかったな。
歌詞が優しくてたまらないのです。

多幸感に包まれながらライブは終了しました。
僕はちくレレという知久さんモデルのウクレレを持っていて
どうしてもサインが欲しかったので、誰かが作ってくれた、
サイン会の波に乗り、順番を待っていました。

今までもサインを頂いたことがあるんですけど、
会場が大きくて待ってる人も多く、勝手に僕がせかせかぴょこぴょこ
していたのですが、ここは小さめな会場で、のんびりとした雰囲気が流れていたので、沢山お話しできて幸でした…!

知久さん僕のちくレレ弾いてくれたんですよ…!
そして、「本物のちくレレ」を僕に弾かせてくれたんです!!
う、う、嬉しい…!!!一緒に写真も撮ってくださったんですけど、
僕が百億万年に一度の笑顔してた。
(この笑顔は友部さんと、石川さんの時も出てます。百億万年が沢山。)

知久さんに「工房の宣伝にもなるかもしれないしあげても大丈夫だよ」と
許可をいただいたので、あげます!写真をあげていい理由も素敵。

ちなみにこの「ちくレレ」と
「知久さんのギター」は
【山崎ギター工房】というところで
注文ができますので、
ご興味ある方はしてみてね。
僕のちくレレはとても優しくて繊細な音がします。
*知久さんが持ってるサイズと同じのは作れないそうです。


知久さんのウクレレはもう1サイズくらい
ちいちゃくてめちゃかわ。
生音も綺麗でした…。

幸福は続く。


実はこの日のライブは終わった後、打ち上げがあり、
知久さんとお話ができるというライブでした。
サインを貰った時も沢山お話ししてもらえて最高だったんですけれども、
人間の欲望はそこ知れないということで、むしろなんかもう喋れんくてもいいから、話だけでも聞きたい…!!と打ち上げにも参加させてもらいました。

しばらく皆さんが喋ってるのを見た後、
隣に座っていた昔から知久さんを見てきたという方が、
「何か質問してみたら?」と最高のパスを!!

「レベル1の質問していいですか…?」と知久さんに尋ねると
「いいよー」と笑ってくださって、ぐはぁだった。
もうすでに、ぐはぁだった。

ぐはぁ状態のまま僕がした質問は、
「友部さんのどんな所が好きなんですか?」というもの。

「急に言われると難しいなぁ」と知久さんはまた笑顔で返してくれて、
その一瞬は、ただただ、音楽が好きな少年のようで、とても印象的だった。「最初のことなら話せるよ」と知久さんが最初に友部さんの音楽に触れた時の話をしてくれました。

当時知久さんは、友部さんの「にんじん」というレコードをジャケ買いし、(同時にもう一枚誰かのを買ったらしい)その二つを聴いた時、どちらも良いと感じたそうなのだが、友部さんの方が強く印象にのこったそう。

その理由は、「ちゃんとしてなかったから」
演奏中の笑い声や間違えた歌詞をそのまま採用してしまうことや、音程が取れてないことも、とても魅力的だったそう。

何よりあの、友部さんの「声」にとても引き込まれたそうだ。
僕はたまを聴いてから、友部さんに夢中になって行ったのだが、
知久さんが「声」と言った時、(うわぁぁぁぁ!わかるー!!)ってなった。(生意気)

一度質問してしまったら、なんかもう止まらなくなってしまい、
沢山質問してしまいました。
全部のことにまっすぐ答えてくださって感動でした…。

「友部さんを好きになってから知久さんの歌詞に変化はありましたか?」
と聞くと、「すごく影響受けたと思うよ」とおっしゃっていて、
影響って受けていいんだって思った。

僕は歌っていると、「RADっぽい、BUMPっぽい」と言ってもらえることが多いんですけど、時々「たまを感じた」と言ってもらえることがあって、
やっぱりそれがとっても嬉しいので、このまま生きていこうと思いました…!

その後も、「友部さんとツーマンライブとかやらないんですか?」
(自分が行きたい)とか、
「使ってるハーモニカのメーカーはなんですか?」
(同じの欲しい←買いました。)
と、音楽ナタリーみたいな質問をしまくってました。

後、もう一つ印象的だったのが「僕、石川さんと演奏させてもらったことがあるんです…!凄かったです…!!」とお伝えさせて頂いた時、
また、知久さんの優しさがひと回り明度を増したような、
(僕が勝手に感じただけかもしれないんですけど)
そんな気がして、関係性が今見えたようでエモーショナルでした…。

(こちらが石川さんが力を貸してくれた演奏です。実は人生二回目。
ほとんど初見でここまで合わせて下さるの、石川さん凄すぎですよね…。)

打ち上げの時間も終わりに差し掛かった頃、
僕は最後にもう一つ質問をさせてもらいました。

「友部さんにも同じ質問をしたのですが、僕、知久さんと同じステージに立ちたいんです…。そんなことはできますか…?」

子供の夢のような質問にも、知久さんは真っ直ぐ答えをくれた。

「分からないなぁ…。でも、今はソロのライブが多いんだ。
よっぽどの縁があれば…って感じかなぁ」

そう言って、知久さんは「ごめんね」と付け加えてくれたけれど、
こんなどこの何かもわからない、ただの一ファンの
夢に真っ直ぐ答えを返してくれた、その姿もかっこよくて、
より強い光を放っていました。

「縁…!めぐり会えるように歌い続けます!」と
僕は返事をし、
友部さんも、続けていればきっと交じりあうよと言ってくれました!と付け足すと、知久さんは「友部さんのがかっこいいなぁ」と笑っていて、
その微笑みもとても優しくて、僕の憧れた人はやっぱり皆かっこいい人で、
そんな人に憧れることができた自分を、ちょっと好きになれました。

最後の質問を終えて、このままだと僕は一生いてしまいそうだったので、
家に帰ることにしました。
お礼を伝え、僕がお店を出ようとした時、知久さんが
「君のこと覚えたよ」と声をかけて下さって、嬉しくって。
今日ずっと嬉しかったのに最後の最後に、
とても大きな嬉しいをくださって、
「うわぁぁぁぁあぁぁ…!ありがとうございますぅぅ…!嬉しいぃぃぃぃぃ…!!」
みたいなヘなへなリアクションしてしまった。

だって、嬉しいんだもの。伝わっているでしょうか。
この喜び。

二宮はとても静かな街で、
駅までの帰り道も穏やかな空気でした。
音楽がしたいなぁと思っていたら、
音楽がしたいなぁと口に出していました。

家に帰って早速、宝物になったちくレレを
弾いたら、やっぱり優しい音でした。

宝物

最高な二日間でした。
また聴きに行くぞ…!
(明日10月9日、THUMBS UPで、
macaroomと知久寿焼というライブがありますよ!
僕は行けないんですけども。_:(´ཀ`」 ∠):)

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