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ハートビート取引を少しだけ理解したと思うこと

こんにちは。
今回は、米国株式市場におけるハートビート取引について調べて、自分なりに理解したつもりになったことを残しておきたいと思います。

ハートビート取引という言葉は毎週見ているYouTubeの「米国キャリアの投資ch」で知った言葉です。

なんとなくわかったつもりになっていましたが、この言葉が出てくるたびになんでこんなことが起こるんだろうと思うことが多くなったので、自分でも少し調べてみました。

ハートビート取引(Heartbeat trades)は、資産運用会社が行うキャピタルゲイン税を回避するための取引手法のことです。
この取引の対象になったETFでは一定の間隔で大きな資金流入と資金流出が見られ、チャートが心電図のように見えるのでこのような呼ばれ方をしているようです。

出来るだけ節税して運用パフォーマンスを上げたいのは分かるのですが、なぜこのような取引で課税を逃れられるか分からなかったので、少し調べてみました。

米国キャリアの投資chでも説明されているのは、おそらく以下のURLの質問に対する回答の内容だと思われます。

What are heartbeat trades?に対する回答の日本語訳(Google)

これを行うために、ファンドは友好的な投資銀行とチームを組み、償還し、株式の支払いを受け入れ、ファンドに迅速に投資します。

上記URL

この部分を見ると、銀行と上手くやって税を回避するということですが、これだけではよくわかりませんでした。

更に調べると税金には抜け道があるようで、現物で資産譲渡(償還?)した場合や現物で相続した場合は課税されないということです。
下記URL以外にも英語のサイトでそれっぽいことがあったような気がします。(消してしまったので追えない・・・)

ハートビート取引への個人的な理解

ということで、私の理解をイメージにしたのが下図です。

ハートビート取引のイメージ図(推定)

資産運用するファンドは運用利益と同額を銀行から借り入れ、ETFや株式を購入し、株やETF等の現物で銀行に返済します。
これは、形式上は銀行がファンドに投資し、ファンドは銀行に現物で償還していることになるため、キャピタルゲイン税を回避できるということです。
銀行は償還(返済)された株式やETFを翌日等に即売却することで、現金に変換します。
これによって、ファンドは課税による運用パフォーマンスを下げることなく、投資家へ利益を分配することができます。

実際には手数料等が発生するので、それも加味して取引していると思いますが。

このように考えれば、ハートビート取引の急な資金流入と直後の資金流出が発生するのに説明がつくと思います。

まとめ

今回は、日本語のサイトでは、ハートビート取引が行われる目的や仕組みを解説したものが見つけられなかったので、英語のサイトを探してみました。

ですが、英語力が低すぎて理解できたのは入り口だけだったと思います。
それでも、自分の考えを整理できたのは良かったと思います。
これが正しいかどうかをハッキリさせるにはもう少し勉強が必要ですが、一応理屈上は整合が取れていると思います。

これが分かったからと言って投資会社に入りたいとかではないんですが、こういうマネーゲームって見てるのは面白いですね。

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