
〈復習〉酸化還元・貴卑・標準電極電位
こんにちわ。
先日のFT-IRによるめっき浴分析の研究グループが書いた論文を読んで、電気化学を全く理解していないと感じました。
電気化学はそこまで理解していなくて、仕事には使えるのですが、最低限覚えていないと文章が理解できないこともあるので、備忘録的に書いておきたいと思います。
周期表
周期表は覚えているとかではないですが、毎回見たいときに検索して選ぶのがめんどくさいのでリンクを張りたいと思います。
上記サイトの周期表が好みなんですが、どこかで正式なやつ落ちてないかな。
酸化還元
酸化と還元てサラッと書かれることが多いですが、水素が動いたり電子が動いたり、頭が混乱することがありました。
整理すると下表のようになります。

基本的にはこのサイトの最後の表と一緒です。
貴~ 卑~
貴な金属とか言いますよね。
酸化しにくい金属が”貴”で、酸化しやすい金属が”卑”と言われますが、
上記論文の中では、「貴な銅イオンの還元」というワードがちょっと理解できませんでした。
イオンにも使うの?イオンの還元って?って一瞬思って、上記酸化還元を見返したり、「卑金属とは」と調べてしまいました。
こちらも表にしてみましたが、どうでしょう。

個人的に納得したのは、「電位がプラス側が貴でマイナス側が卑」と「標準電極電位よりも高いのが貴で低いのが卑」というところです。
標準電極電位
ただ、標準電極電位が理解できていないので、改めてWikipediaを調べたら思いのほか分かりやすく書いてありました(最終更新 2020年7月19日版)。
今までは、標準電極電位はどこかの研究者が頑張って測定したのだろう、程度のことしか考えていませんでした。
しかし、電気化学ポテンシャルで反応経路ごとに計算して算出できるようです。
このやり方を習得すれば、実測値のない反応でも理論値を求めることができるんですね。
少し… ギブズエネルギーと電極電位の関係とか、電気化学ポテンシャルの中身について… 分かっていない部分もあるので、電気化学の教科を借りてきたいと思います…
終わりに
電気化学は大学の授業では習った記憶がない(寝ていただけかもしれません)ので、今まで何となくで論文を読んでいました。
論文で出てくるたびに酸化還元や標準電極電位について検索していましたが、その都度忘れてしまっていたので、今後はこの記事を読み返しつつ覚えていきたいと思います。
もっと理解する必要が出てくるようであれば、電気化学を学びなおしたいと思います。