ホンモノは違う!AEDの電極パッド
1.電極パッドの重要性と基本機能
自動体外式除細動器(AED)は、心停止時に救命処置として使用される重要な医療機器です。AEDの効果的な機能を果たすためには、電極パッドも重要な役割を担います。このパッドは、胸部の特定の位置に貼り付けられ、心臓の動きを正常化するために必要な電流を適切に伝える働きがあります。
2.電極パッドの正しい使用方法
電極パッドは直接皮膚にしっかりと貼り付けなければなりません。
使用前に貼り付ける位置を必ずチェックしましょう。
チェックポイント
1. 汗や水で濡れていないか?
⇨水分は拭き取ります。
2.塗り薬や貼り薬がないか?
⇨貼り薬は剥がし、塗り薬が塗布されていると思われる部分は薬剤を拭き取る
3.ペースメーカーが埋め込まれてないか?
右胸の電極パッド貼り付け位置にコブがある場合は、ペースメーカーが
埋め込まれている可能性があるので、少しずらして貼る
電極パッドには貼り付け位置を示すイラストが表示されているので、基本的にはイラストの通りに貼り付けます。
ただし、小学生から大人用の電極パッドを未就学児に使用する場合は、成人用のパッドに描かれているイラストの通りに貼り付けるとパッド同士が接触し正常に作動しないため、1枚は胸の真ん中、もう1枚は背中の真ん中に貼り付けます。
3.安全と効果の確保
AEDの電極パッドの粘着力は、救命処置の成功に直接関わる要素です。
練習用の電極パッドは繰り返し使えるように着脱しやすい粘着力ですが、ホンモノの電極パッドの粘着力はとても強いので取り扱いには注意が必要です。
適切な管理と使用方法を守ることで、緊急時にAEDがその機能を最大限に発揮します。AEDの電極パッドの取り扱いには注意を払い、常に最良の状態を保つよう努めましょう。