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もろみ感は日本酒屋さんだから? 志賀高原ペールエール 1000BeerChallenge(7/1000)
■エール、ペールエール、インディアンペールエール
ビールの種類にはいくつか代表的なものがあります。もっとも基本的なところでは、エールとラガー。
エールビールは上面発酵。タンクに入れたビールになる元の液体の水面より上に酵母が浮かんで発酵するので、上面。
それに対して、ラガービールの酵母は液体の中で酵母が発酵するから、下面発酵。
上面発酵のエール酵母の方が力強く発酵して、味わいや苦味の強いビールができるそうです。
ペールエールというのは、エールの一種ですが、ペール(淡い)と言われる通り、それまでのエールビールよりも色が薄かったから、そう呼ばれるようになったとのことです。色は原料の大麦に由来するらしい。ただ、味わいの方向性はエールです。華やかな香りが豊かで、苦味も強い。
ペールエールって日本の代表的なビールに比べると苦味が強いから、淡いなんて意味だとは思ってませんでした。ややこしいですね。
そしてインディアンペールエール(通称IPA)は、18世紀にビールを船でイギリスからインドまで運ぶ時につくられたので、こう呼ばれるそうです。
ホップを増やすと腐りにくくなるため、航海に耐えるために通常のエールビールよりもホップが非常に多く使われています。その結果、ホップの香りと苦味がとても強くなり、これはこれで美味しいじゃん、ということで運送が早くなり冷蔵技術が進んだ現在でもつくられつづけています。
■[beer007]志賀高原 Pale Ale
昨日はIPA、今日はペールエールです。兄弟のような存在だとは思うのですが、実際かなり違うはず。
こうやって飲み比べをし続けていれば、そのうちきっとビールの味わいに詳しくなれるはずなんです。
■ビール情報
名称:志賀高原 Pale Ale
メーカー:株式会社玉村本店
産地:長野県 志賀高原
タイプ:IPA
アルコール度数:5.5%
価格:450円くらい
入手場所:信濃屋
■味わいメモ
外観:琥珀色。少し濁り。
アロマ:フルーティーさと華やかさ。トースト香も。
味わい:ホップの苦味が正面からくる感じ。その後、熟成香と酵母っぽさも出てくる。
ボディ:フルボディ
まず苦味。IPAのどっしりしたホップ感とはちょっと違って、勢いある苦味が、どうも!苦味でーす!みたいな感じでくる。すっきり直球。
でもその後で華やかな香りと、少し熟成香がふわふわっとついてくる感じ。この辺で落ち着いて、さらにボディは酵母感というか、もろみっぽさというか、もやっと優しい甘みが。
ペールエールの一般的なイメージに比べると、この酵母感が強いのでは。やはり日本酒屋さんが飲みたいものをつくるって言ってるビールだからかなあ、なんて思ったり。のんびり飲むのが良い。
好き度:★★★★
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