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昔ながらのドイツビールを再現しているという盛岡のベアレン醸造所のビール2本 1000BeerChallenge(233-234/1000)
■伝統的なドイツ風
ベアレン醸造所は岩手県盛岡市にある比較的小規模なブルワリーのようです。創業は2001年ということで、地ビールブーム勢としては後発に当たるでしょうか。そのためか、地ビール感は前面に出しておらず、テーマはドイツのようです。
ドイツから100年前の銅製の仕込み釜を買ってきて、醸造方法もその当時の方法で行ない、原料の麦芽もドイツから直輸入とのこと。
設立の思いは「美味いビールを届けたい!」とのこと。そこからなぜ昔ながらのドイツの製法にたどり着いたのか気になるところではありますが。ともあれテーマはドイツ。
■[beer233] BAERREN BEER THE DAY pilsner
名前の通り熊のラベル。
■ビール情報
名称:BAERREN BEER THE DAY pilsner
メーカー:ベアレン醸造所
産地:岩手
タイプ:ピルスナー
アルコール度数:4.5%
価格:300円くらい
入手場所:ナチュラルローソン
■味わいメモ
外観:淡い金色。
アロマ:熟成香。フローラル感。麦っぽさ。ホップの苦味。バターのような甘さ。酵母感。
味わい:熟成香。フローラル感。麦の甘さ。ホップの苦味。バターのような甘さ。酵母感。酸味。
ボディ:ライトボディ。
トラッドゴールドピルスナーということなので、ベアレン醸造所のウリである昔ながらの製法でつくられているのでしょう。
淡い金色をしています。甘めのホップ感と、ちょっともやっとした酵母っぽい香りがします。
香りは比較的穏やかな印象だったのですが、味わいは意外とはっきり。苦味が強めで華やかさもあり、ホップ感がしっかりしています。ボディではバターのような甘みと、麦の甘みや香ばしさもあり。喉越しはちょっと酸味が目立って、軽めに流れます。そして余韻でまた苦味が残ります。
全体としては軽い味わいなのですが、苦味が強めなのが特徴的。ピルスナーウルケルとかが、もやっとした感じはそのままに、苦味を増したようなイメージです。
#好き度 :★★★
■[beer234] BAEREN BEER THE DAY INNOVATION RED LAGER
ピルスナーはトラディショナルだったのに対して、今度はイノベーションという名前です。昔ながらの製法ではないのかな。
■ビール情報
名称:BAEREN BEER THE DAY INNOVATION RED LAGER
メーカー:ベアレン醸造所
産地:岩手
タイプ:レッドラガー
アルコール度数:5.5%
価格:300円くらい
入手場所:ナチュラルローソン
■味わいメモ
外観:赤みがかった銅色。
アロマ:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。カラメルっぽさ。
味わい:熟成香。フローラル感。麦の甘さ。ホップの苦味。酵母感。カラメル感。
ボディ:フルボディ。
色は濃くて、赤っぽいので個性的に見えます。香りはカラメルっぽい甘い香りが、それほどしつこくはないけれど目立ちます。ホップ感も少しあり。
でも口当たりは意外と酵母感。優しい印象です。そしてホップの苦味が出てきて、ほんのりカラメルっぽい甘さもあるような雰囲気。麦の香ばしさや、ホップの華やかさや、結構いろいろなフレーバーが感じられます。
各フレーバーの口の中でのバランス感はいまいちかなという印象ではあるのですが、後味では全体が落ち着いてバランス良くなるような気も。
最初からビシッと決まってたらもっと良いのにな。
好き度:★★★
■不思議な醸造所
自己資本での立ち上げ苦労話があったり、醸造所設備事故があったり、震災があったり、多くの物語を持つ醸造所のようです。あまりその辺大きく語られてはいないようですが。また、ビールもヴィンテージ釜を使って昔ながらの製法でと言いつつ、多彩な副原料を使ったビールもたくさんあったり。ちょっと不思議な醸造所でした。
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