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【ADWAYSのお仕事をのぞき見👀】新卒デザイナーはじめてのロゴ体験記

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)のデザイナーのはせです。
私は最近ヘッドホンを新調したので、高音質で好きな音楽を楽しんでます♪

さて、突然ですがみなさんはロゴ制作をしたことがありますか?

私は学校の課題で少し制作したことのある程度で、ほぼ未経験でした。

この記事では新卒デザイナーの私がロゴ制作の依頼を受け、その中で学んだ制作の流れやそれを通して得た気づきをご紹介したいと思います!

👋このnoteはこんな人におすすめ!
 
・ロゴの作り方が知りたい人
 ・ADWAYSの業務に興味がある人


1.ロゴの依頼内容〜新規サービスのロゴを作ろう!〜

社内で新サービスのリリースに伴い、ロゴの依頼を受けたというのが今回の経緯です。

まず初めに、私はアプリ向けのバナー広告を制作する部署に所属しており、通常の主な業務内容はバナー制作です。
しかし、ADWAYSのデザイン部署では時々、普段の業務以外のデザイン依頼が舞い込んでくることがあります。

今回は、ADWAYSが提供するサービス内の新しいツールのリリースに伴い、そのロゴ制作ができるデザイナーを募集しているという情報を受け、興味を持って名乗り出ました。

そのツールは『JANEEE』という名称で、株式会社ADWAYS DEEEの抱えるJANetというアフィリエイトサービス内のデータ分析ツールの総称です。
『JANEEE』とは、『JANet』、『ADWAYS DEEE(企業名)』そして『Journey(旅・冒険)』を組み合わせた造語です。
また『ADWAYS DEEE』の社名には、「喜び」「わくわく」「超える」といった意味が込められています。

上記のコンセプトを踏まえ、完成したロゴはこちら!

制作期間は、約1.5ヶ月。
ロゴの主な使用媒体はPCで、ダッシュボードの左上に表示されます。

制作の流れやコンセプトは後の章でくわしくご紹介するので、まずはロゴ制作にとって最も重要な「目的」について次章でお話ししていこうかと思います。

2.ロゴの目的は?誰に向けて作るの?

「デザインの目的」をGoogle検索すると、以下のような答えが返ってきます。

ユーザーが抱える課題やニーズを汲み取り、背景や手がかりを探求しながら、解決策を表現・提示することです。
課題発見から解決までの一連の流れが「デザイン」と言えます。

デザインの意義や重要性とは?アートと異なる役割や性質

皆さんも制作の際に意識されていると思いますが、デザインは「美しさ・機能性」のみならず、根底にある「目的・ターゲット」に応じて設計されています。

ロゴ制作においても、「目的・ターゲット」をあらかじめ整理しておくことが、迷いが生じた際の道標になります。

今回の制作に当てはめると、ロゴを作る目的には社外・社内、それぞれ違った目的があり、両方を満たすロゴが理想的であると考えられます。

まず社外に対しての目的は、「認知拡大」「イメージ向上」です。

一方で、社内に対しては、「自社の製品に対して愛着を持ってもらう」ことが目的です。
製品の良さを再認識してもらうことが、ロゴの主な役割になります。

今回は、まだリリースしたてのツールということで、取引先のお客様(社外)に対しては「新しいサービスの特徴・メリットを知ってもらい、導入してもらうこと」社内に対しては「JANEEEに対してより愛着を持ってもらうこと」の2軸を満たすロゴを制作するというのが主な目的でした。

実は制作当初、私も前提の整理がきちんとできておらず大きくつまずいていました...。
そこで先輩にご相談したところ「目的をあらかじめきちんと設定することで、あとにブレが生じなくなるよ」という旨のアドバイスをいただきました。

上記の目的を整理したおかげで制作の軸ができ、「迷った時の道標」になっていたと思います。

💡「ターゲット(誰のために)」「目的(何のために)」ロゴが必要なのか?を整理することがロゴ制作のはじめの一歩


3.実際どんな風に作っていくの?〜制作の流れをご紹介!〜

具体的な制作の流れに関しては、以下の通りです。


①ヒアリング

ディレクターさん制作のヒアリングシートを元に、ロゴのすり合わせを行いました。

DEEEの担当者の方からの要望をまとめたもので、サービス・ツールの概要、ロゴの目的・ターゲット・使用用途、デザインの方向性などが記載されています。

特に「サービスに対して持ってほしい印象(キーワード)」は重要なポイントで、前章でご紹介した「ロゴの目的」とあわせて迷った時に何度も立ち戻った、指標となる部分でした。

第1章でもご紹介した「DEEE」の社名の由来である「喜び」「わくわく」、そして「データ活用」がキーワードとして挙げられており、参考集めや制作の際にはこれらが体現されているか?という視点をもとに進めていきました。

②下準備

次にアイデア出しの段階に入ったのですが、いきなりアイデアが浮かぶワケではなく…。
マインドマップや、ヒアリングでもらったキーワードをどのような「色」や「形」に反映するかを検討していきました。

特にキーワードの振り分けは、漠然としたイメージを具体的な表現に落とし込むためのとっかかりをつかむ上で有効だったかなと思います。

また制作途中に「そもそもなんでこの色・形にしたんだっけ?」と迷うことが格段に少なかったので、ロゴのみならず、デザイン制作において手を動かす前にクリアにしておくことをおすすめします!

③参考収集・制作

上記の下準備後、参考収集を開始しました。

この段階では「JANEEEロゴをどうするか」という具体的なアイデアではなく、まず初めに世の中にあるロゴの調査を行いました。

世の中のロゴについての調査がある程度進んだ段階で、ロゴに使えそうな参考収集をしつつ実際に手も動かし始めました。

ここでロゴの基本について、おさらいをしてみましょう。

ロゴ(ロゴマーク)は、ロゴタイプのみ、シンボルマークのみ、シンボルマーク、ロゴタイプを組み合わせたものと、3種類あります。

それぞれ、イメージ、ブランド名を覚えてもらうなど役割があり、今回のJANEEEではシンボルマーク+ロゴタイプのロゴを制作しました。

制作の順序においては、シンボルマークを作ってからロゴタイプを作る、など制作者によってスタイルは様々だと思いますが、今回はシンボルマークとロゴタイプの2つを並べてバランスを見ながら制作を行いました。

ツールはAdobe Illustratorを主に使用。
とはいってもいきなり清書ではなく、手描きとIllustrator、参考収集と作業を行き来し、アイデアの発散・収束を繰り返すことを意識しました。
一度で正解にたどり着こうとするのではなく、「発散」で新しい選択肢を増やし、その多くの選択肢の中から厳選し「収束」することが、より目的やターゲットに寄り添ったアイデアを生むことに繋がります。

最終的に仕上がるまでに、5〜6回ディレクターさんと相談しながらブラッシュアップを重ねていきました。

ブラッシュアップの軌跡はこのような感じです。

ブラッシュアップ遍歴をたどるだけでも、紆余曲折したことがわかるのではないでしょうか...?

実際、制作中は迷いの連続で、その度に「なんでロゴが必要なんだっけ?」という原点、そして「キーワードが表現されているか」という点に立ち戻っていました。

また、ディレクターさんからフィードバックをいただく際には、参考を大量に集めながらすり合わせを行うことで徐々に形が見え始め、最終的に納得できるデザインを4案まで増やすことができました。


④担当者の方にプレゼン

アイデアが出揃った段階で、いよいよ担当者の方にプレゼンを行います。

事前に用意したプレゼンボードを台本として活用することで、スムーズに進めることができたと思います。

進め方としては、プレゼンボードに沿ってコンセプト・パターン違いなどを4案分順に話していくという流れです。

プレゼンの結果、『JANEEE』の名称に込められた「喜び」「わくわく」「データ活用」のキーワードが、よりビジュアルで体現されている2案が選定されました。

また担当者の方からは、「表示媒体内で、ロゴの視認性は担保されているか?」というご質問もいただいたため、ダッシュボードに当てはめた画像をその場でお見せしつつお話しを進めました。

試行錯誤しながら制作したロゴに対して、「どのアイデアもクオリティが高くて良い」と喜んでいただき、とても嬉しかったです。

その後ブラッシュアップ箇所を挙げていったのですが、大きな変更点はなく色違いのパターンを次回までに制作することになりました。

⑤ロゴ決定🎉修正・納品

ブラッシュアップ後、2度目のプレゼンを行い、最終的なロゴが決定!

その後、プレスリリースの準備・データの書き出し、納品という流れで進めました。

また別途でレギュレーション資料も制作し、ロゴデザインの流れ全体を一貫して経験することができました。

4.コンセプト・どんな想いが込められているの?

制作したロゴのコンセプトを、ご紹介していきます。

コンセプト設定の際にもやはり、ヒアリングでもらったキーワードを「色」「形」どのように反映するか?の振り分けが役に立ちました。

またプレゼンを経て、デザインを他者に説明する際、デザインの意図を明確化することで、相手もクリエイティブに対して納得感を持てると再認識できました。

5.ロゴ制作で学んだこと -3選-

最後に、ロゴ制作に携わったメリット・学び3つをまとめました。

①インプット不足は、アウトプットの質に大きな影響を与える

3章③でも挙げましたが、「参考を大量に集める」ことは、非常に重要です。

私自身も、作業を始めた当初はなかなか良いアイデアが出せずに不安と焦りを感じていました。
しかし、ディレクターさんから「迷いがあるのは、大体インプット量が少ない時」とアドバイスをいただき、インプットを増やした上でアイデアの発散・収束を行うことで、少しずつ求めている形が見えてくるようになっていきました。

初めは、直感的に挙げられたキーワードに近いと感じたものをどんどん収集し、形や色などを分解・分析していきます。
例えば、「NIKEロゴのシンボルマークの右肩上がりは、スピード感を表している」など自分なりに分析し、要素を集めていき、引き出しを増やしていくイメージです。

時には順序を変えて、上記を繰り返すことでゴールが少しずつ見えてくると思います。

②悩む時間は手を止めない

悩んでいるとどうしても、作業よりも考える時間が多くなってしまいがちだと思います。

もちろん一概に悩む時間が悪いとは思いませんが、私の場合思考のループにハマって制作が進まなくなってしまう悪癖があるため、「悩んでいるときこそ手を止めない」を意識するようにしていました。

制作の手が止まってしまいそうなタイミングでは、前述の参考集めなどのインプットを行い、常に思考を止めないように進めていました。

その結果、インプットとアウトプットの行き来がスムーズになり、ロスタイムを短縮できました。
納期を意識し、逆算しつつ進めるという意味でも、悩んで手を止める時間を最小限に抑えたことは良かったのではないかと思います。

③選択の余地をつくることで、より適したものを選びやすくなる

言わずもがなですが、1案のみ提案を行うよりも2つ以上の選択肢があることでよりクライアントが求めるイメージに近く、サービスが体現できているデザインを選ぶことができるようになります。

ここで大切なのは、「ただ闇雲に良いと思う案を並べる」のではないという点です。
「方向性の違う案を一緒に候補として並べる」ことで、より目的に寄り添ったアイデアが際立ちやすくなります。

これは他者の決断の後押しとともに、自分を納得させるという意味でも有用です。

✏️ロゴ制作での学び
 ①インプット不足は、アウトプットの質に大きな影響を与える
 ②悩む時間は手を止めない

 ③選択の余地をつくることで、より適したものを選びやすくなる

上記3点はロゴのみならず、デザイン全般で使えるノウハウかと思いますので、ぜひ制作の中で活用してみてください!

5.おわりに

ロゴ制作全体を通して、普段のデザインで意識しているコンセプト・ターゲットの設定、参考収集・分析、時間管理などの重要性を再認識できました。

また普段おこなっているバナー制作業務ではその日のうちに制作・納品することが基本なので、1ヶ月以上もの時間をかけて一つのデザインと向き合う経験ができたことが自分にとって非常に糧になったと思います。

そして何より、普段関わることの少ない部署の方とお仕事ができたこと、ADWAYS DEEEの皆さん(『JANEEE』を開発したチームの方々)に喜んでいただけたことが非常に嬉しかったです!

新たな「挑戦」をしたことで、たくさんの方との関わりが増えたり、自分に少しだけ自信を持つことができました。

今回のロゴ制作のように、ADWAYSでは自ら手を挙げれば、普段の業務とはまた違うジャンルのデザインに挑戦することができます!
今回の記事が、ADWAYSのお仕事に興味がある方の、少しでも参考になれば幸いです!

新しいことに挑戦するのは不安が大きいですが、いろんな知見や視点を得られるのが最大のメリットだと考えます。
皆さんもぜひ、「やるか迷った時は挑戦してみる」「ひとりで悩んでしまう時は周囲に意見を聞いてみる」を実践してみてくださいね!

ADWAYS CREATIVEのnoteでは、今後もデザインノウハウを含め様々な情報を発信していく予定です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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「JANEEE」についてくわしく知りたい方はこちら👇
https://www.adways.net/press/adways561.html
「JANEEE Advertising Report」のプレスリリース記事

「DEEE」についてくわしくはこちら👇
https://adways-deee.net/
「DEEE」の公式WEBサイト


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