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【23卒内定者が振り返る】 大学卒業後に「進学」を選んだ話 〜得られた経験と、就活に活きたこと〜

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)デザイナー職で23卒内定の「🇺🇸ゆうや」です。

現在、僕はデザイン系の大学院で視覚デザインを専攻しています。
普段の僕は、一人でいる時は絵を書いたり、本を読んだり、どちらかといえばインドアです。友達と遊ぶ時は外に連れ出してくれるので、アウトドアになります。
そんな感じで、なんとか健康に過ごせるようにしています。


ところで皆さん、大学卒業後の進路として進学を考えたことはありますか?
僕が大学院に進学しようとしたのは、大学4年生の前期......
就活を進めていた時期でもあります。

しかし、当時の僕は大学院で得られる経験を具体的に想像することがなかなか難しく、就職と大学院進学のどちらにするか決められず、悩んでいました。
同じように進学を考えている皆さんにとっても、そう簡単ではない選択なのかな.…..と思います。

今回の記事では、僕がインタビュアーを兼ねて行った座談会で「大学で学んだ後に進学を選択した理由と得られたこと」をテーマに同期のしゅうと話した内容をお伝えしていきます。

さらに、ADWAYSクリエイティブチームの採用を担当している遠藤さんにご協力いただき、進学に関してインタビューをさせていただきました!

大学で学んだ後に進学を視野に入れようかと迷っている人や、
進学後に就活をはじめる方たちに向けて、この記事が少しでも参考になればと思います!ぜひ、最後までご覧いただけると嬉しいです。


23卒同期 - ゆうや×しゅう 進学を振り返る対談

🇺🇸ゆうや
広告グラフィックデザイナー職内定
お酒は全くといって言いほど飲めないけど、居酒屋のおつまみは大好き。
映画のパンフレットはついつい買ってしまう派です。

🥖しゅう
UIUXデザイナー職内定
好きなものは、本・チョコ・コーヒー・散歩です。
モンハン熱が再燃して、時間があれば一狩りしてます。

🇺🇸ゆうや:本日はお時間ありがとうございます!
今回の座談会では、大学で学んだ後に進学を選択したからこそ得られた経験や就活軸についてお話しできたらと思います。
よろしくお願いします!

🥖しゅう:よろしくお願いします!

対談内容

●進学をした理由
●進学をして得られたこと
●就活に対する考え方の変化
●就活生にメッセージ


進学をした理由

🇺🇸ゆうや:早速なのですが、進学を選択した理由についてお話ししたいと思います。

🥖しゅう:そうですね.…..まず前提として、4年制の大学に通っていまして。3年の半ばくらいからほとんど行かなくなったんですよね。休学して、留学したりフリーターみたいな生活をしていました。

そんな中、バイト先の社長さんに「動画を作ってくれない?」と頼まれて。というのも、友達とYouTubeに動画をアップしていた時期があったので、動画編集のスキルが若干あったんです。そこで初めて、自分が作ったものでお金をもらう.…..という経験をしました。

この経験が、デザイナーやものづくりを職にしたいと思うきっかけになりました。ただ、具体的にこれ!というのは決まっていなかったので、CGを学べる専門学校に進学しました。

🇺🇸ゆうや:なるほど。そういった理由で専門学校へ進学されたんですね。
ある時期から大学に通わなくなったとのことですが、その時はどのような状態でしたか?

🥖しゅう:純粋に、社会に出るイメージが全くできていなくて。やりたい仕事もないし、このまま就活を始めたらどうなるんだろう.…..とモヤモヤとした不安をずっと抱えていました。3年の夏って就活の準備をするかしないかの瀬戸際じゃないですか。

🇺🇸ゆうや:確かに.…..人によって差が出始める時期ですよね。

🥖しゅう:そうなんです。そこで、ずるずると後期に入ったら、休学の選択肢もなかなか取りづらくなる。ならいっそのこと、いま休学しようという選択をしました。

🇺🇸ゆうや:いろいろな選択をする場面で、思い切りが良いですね。

🥖しゅう:良くも悪くも、自己中なんです(笑)
自分で納得できていないとどうも気持ち悪くなっちゃう性分で。

🇺🇸ゆうや:自己中って言葉はネガティブに受け取られがちだけど、そんな姿勢でいられる人は強いですよね。自分に素直でいるって大事だと思います。

🥖しゅう:就活でも、それ以外でも活きてきますよね。

🇺🇸ゆうや:そうですよね。僕が進学を選んだ時も思いきりというか、勢いみたいな感じがありました。というのも、3年生の夏頃の僕は、しゅうと同じように、社会に出るイメージが持てていませんでした。

でもなんとなく就活を続けていたもののコロナ禍に突入したこともあって、うまくは行かなかったですね。そもそも書類が通らなかったり。自分の実力不足とそういった状況が合わさって、就活を続けるよりも、後2年間学べる大学院への進学をしようと決めました。その方が、自分のやりたいことにはっきりしたイメージを持てるかなって。

🥖しゅう:大学3年生でモヤモヤするっていうのは、みんなありそうですね。自分の将来をイメージすることはどうしても難しい。

🇺🇸ゆうや:そうなんです。だからこそ、進学という選択肢を柔軟に前向きに捉えてほしいですね。でも最初は同級生との差や、遅れみたいなことを気にしたな。

🥖しゅう:葛藤はありますよね。その時は社会に出るまでの同級生との差を気にしてしまうけど、この先の人生の長さを思うとそんな大差ないんじゃないかなって思えます。


進学をして得られたこと

🇺🇸ゆうや:進学してから得られたこととして良かった点は、仕事をするイメージを持てたことです。

大学院生は、主に研究活動を行います。授業もありますが、大学生と比べると自由な時間が多いんです。

その時間を活かして、TA(ティーチングアシスタント)や外部での制作に力を入れることができました。教授やさまざまな世代のクライアントとのコミュニケーションを通して、広い視野で将来のイメージができるようになりましたね。

しゅうは進学して良かったな、ということはありますか?

🥖しゅう:広い視野という点は同感です。自分が知っている職業はほんの一部で、もっと選択肢が広がった.…..ということがあります。

作ることにフォーカスしたら、デザイナーだけではなくて、料理人や建築士も挙げられますよね。「作る」ってベクトルが自分に向いていて、その選択肢を広い視野で見れるようになったのは大きかったです。

もう一つは、デザイナーを目指しているとプレゼンやコンペに取り組む機会があるじゃないですか。自分の作ったものが外部で評価される場があると、今までなかなか得られなかった自信に繋げられるので、そういう環境があったこともすごく良かったですね。

🇺🇸ゆうや:僕も進学してから、外の人と関わって評価してもらえる機会が増えました。そんな環境で得られた自信が就活に活きたなと感じます。

もう一つ良かったことは、進学をする直前は同級生との差を気にしていたんですが、その差がありがたいことだなって思えるようになって。

多くの同級生はすでに社会人として頑張っているので、たまに会うと仕事の話も聞けるんです。社会人としては先輩だけど同級生の距離感で聞ける話は、会社説明会よりも解像度が高くてリアルだったりします。

🥖しゅう:仕事の話が近い距離感で聞けるのはありますね。なかなか聞けない働く環境のこととか、おもしろいなあと思って聞いてたな。就活中の会社選びの軸にも影響してきたり、そこはメリットですよね。


就活に対する考え方の変化

🇺🇸ゆうや:具体的に、しゅうが就活をする中で考え方が変わったことはありましたか?

🥖しゅう:大学時代は公務員志望だったんです。専門学校へ進学してからは、作ることを経験して「自分が楽しめそうな仕事か」を大事にした結果、デザイナーを目指すようになりました。それから、「社員さんの雰囲気」ですね。そういった大事にしたい会社選びの軸が定まっていきました。

🇺🇸ゆうや:それでいうと「社員さんの雰囲気」は僕も気にするようになりましたね。学部時代は「何を作れるか」を重視していました。でも進学してからいろいろな人と関わって制作していると、基本何を作ってても楽しいってことに気がついたんです。会社で長く働くなら、どんな人と仕事できるかがモチベーションになるなって。


就活生にメッセージ

🥖しゅう:日本だとどうしても、年齢って気にしがちで。そこに縛られると行動しづらかったり、不安になってしまうこともあると思います。例えば進学をしようとか、人生のベクトルを変えようとか。
でも実際、そんな気にならないよって。僕は新卒としては年齢が高い方だけど、こうやって同期のゆうやと話せていますし。あとは、ちゃんと悩んでも良い。悩みがあれば、まずは誰かに話してみるとか。不安にならなくても大丈夫です!

🇺🇸ゆうや:しゅうと同じく......大丈夫です。あまり焦らなくても。
人と比べて遅れを感じたとしても、自分にとっては必要な時間になると思います。人それぞれの時間があって、その中でできる経験は自分だけの強みになります。
学びたいと思ったなら、きっと今がタイミングです!皆さんらしくいられるように、頑張ってください!



デザイナー採用 遠藤さんにインタビュー


続いて、ここからはADWAYSクリエイティブチームの採用を担当している遠藤さんへのインタビューをお届けします。

遠藤 由依(えんどう ゆい)
日本大学芸術学部写真学科を卒業後、2010年にADWAYSに営業職として新卒入社。2012年デザイナーに転身。現在は100名のデザイナーが所属しているクリエイティブディビジョンのゼネラルマネージャを務める傍ら、自社サービスのUXデザインやデザイナー採用にも従事。

── 大学で学んだ後に、進学を選択した人たちにはどういった強みや傾向があるでしょうか。

遠藤さん:23新卒のデザイナー採用の最終選考では、例年に比べて特に大学院に進学している学生さんが多かった印象です。大学院に進学した理由は学生さんそれぞれではあるものの、2020年のコロナ禍により就職活動が困難だったからという学生さんは多かったです。

一概に全員がこういった強みがあるということは言えませんが、私がお話した学生さんたちに多かった傾向は、なんらかの大きな挫折や失敗を大学時代にしているということでした。

そういった失敗や挫折の中で自分の弱みやスキルが足らない部分を客観視し、さらなる学びの機会を求めて大学院や専門学校に通うというお話が多かったです。

まわりの同級生たちが就職活動をすることで焦りもあったと思いますが、その中でも自分はもっとスキルアップしたいという気持ちが強く覚悟を決めて自分の意思で、学問に励んでいたのかなと。なので芯が強く、勉強熱心で行動力のある学生さんが多かったです。

── 進学することについて、遠藤さんはどのようにお考えですか?

遠藤さん:クリエイティブチームの中でも、大学を卒業したあとに専門学校に通っていた方や、一度社会人になってから大学院に通っていたなどいろんな経歴を持っている方が多いです。

高校卒業の時点で自分が将来どうなりたいか決まっている人は少ないと思います。なので大学や専門学校に進学することで、自分が本当にやりたかったことに出会ったり、留学やインターンを通じてもっと学びたいと思うことは、自然な現象だと思います。

なので、一度自分が決めた道からシフトチェンジすることに罪悪感を持ったり、就職しないで進学することに焦りを感じることはないと思います。どの経験もその人にとっては必要な道だったはずです。

私の知り合いには社会人を10年経験してから大学院に通っている人もいたりします。学びたいという情熱を持っている時に、学ぶことが大事だと思います。それが学生の頃に来る人もいれば、社会人になってから訪れる人もいるというだけだと思います。

成長のタイミングは人それぞれですし、チャンスは自分の意思で掴み取りに行かなければなりません。学部後にそのタイミングが来たのであれば、進学や留学を経験するのも大事な人生経験だと思います。

── 遠藤さん、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます!
遠藤さんはインタビューの中で、「どの経験もその人にとって必要な道」と語ってくれています。僕にとっても、進学をしたことは必要な人生経験でした……!

自分自身に学びたいという思いがあるのなら、その思いに向き合って進んでいけたら良いですね。そして、自分の意志に向き合うことは進学以外のあらゆる場面でも大事なことだと思います。


最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

僕自身、進学するかどうか......とても悩みました。
それでも大学院2年生になった今、振り返るとこの時間があったからこそ得られた経験や学びがたくさんあったことに改めて気がつきました。

本記事によって、皆さんが少しでも進学を前向きな選択肢として捉えてもらえたら嬉しいです。それから、すでに進学をされた方は自信を持って就活に取り組んでほしいとなと思います!

皆さんのこれからを、心から応援しています。


ADWAYS CREATIVE BLOGでは、同期の23卒デザイナー執筆の記事や、就活エピソード記事などもありますので、興味のある方はぜひ併せて読んでみてください!

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