*DESIGN SUMMIT 2024 社内イベントレポート*
1.はじめに
こんにちは!ADWAYS(アドウェイズ)のCREATIVE BLOGです。
今年、新たな試みとして、社内イベント『DESIGN SUMMIT 2024』(以下、デザインサミット)を開催しました!
デザイン組織としての一体感を育み、部署を超えたコミュニケーションを活性化させることを目的としたこのサミット。当日の様子をお届けする前に、まずは開催の背景を少しご紹介します♪
昨年、DesignOps(デザインオペレーションズ)というチームが発足しました。DesignOpsは、アドウェイズグループのデザイン組織全体の成長や働きやすい環境作りを支える取り組みとして始まったものです。その中で、「デザイン領域のコミュニケーションを活性化し、つながりを強化する」というテーマに取り組むプロジェクトが発足しました。
今回のデザインサミットは、そのプロジェクトの第一弾として、デザイナー同士が新たなアイデアや視点を共有し、部署を超えた交流の機会を提供する場として企画したものです。
「普段なかなか話す機会のない人ともつながれるきっかけを作りたい!」という想いで、このイベントを形にしました。
それでは、当日の様子を詳しく振り返ります!
2. イベントの概要
*タイトルに込めた想い*
「command+G」というショートカットキーは、散らばったオブジェクトを“ひとつにまとめる”ことを意味しています。今回のデザインサミットも、まさにこのように、ばらばらになっていたスキルやアイデアを一つに集め、みんなで相乗効果を生み出す場を目指しました。
また、デザイン組織が拡大する中で、デザイナー同士が顔を合わせる機会が減っている現状もあります。そこで、今回のサミットでは、定期的に直接交流する場を作ることが大切だと考えました。
サブタイトルに込めた「はじめましてから始まる」という言葉には、デザイナー同士が初めて交流する方もいれば、既に知っている方同士も改めて繋がりを深める場であることを意味しています。初対面の緊張をほぐしつつ、これまでの関係をさらに発展させ、新しいつながりやコミュニケーションが生まれるきっかけとなるイベントでありたい。そんな想いが込められています!
3. 写真で見る当日の様子
それでは、イベント当日の様子を写真とともにご紹介します♪
① ライトニングトーク
今回、ADWAYSグループから3人の社員に登壇してもらい、デザインや業務に関する貴重な経験や知見をシェアする時間を作りました。他部署デザイナーの業務内容について詳しい人、そうでない人にとっても、登壇者の持つ具体的なノウハウやよもやま話を聞ける貴重な機会となりました!
▼トーク内容
プロダクト開発を推進するデザイン ADWAYS DEEEデザイナーの動きから考える
最初のトークでは、ADWAYS DEEEのデザイナーがどのようにプロダクト開発をサポートしているのか、実際の事例を交えて説明してもらいました。主に、デザインが開発プロセスの中でどのように関わり、最終的な成果物にどんな影響を与えるのかが紹介されました。現場でデザイナーがどのように考え、実践しているのかを知ることができ、参加者はそのプロセスに興味津々で耳を傾けていました!VTuber制作の流れを大解剖
次は、VTuber制作の担当者による、業界の裏側に迫るトーク。どのようにVTuberが生まれ、どんな技術が組み合わさっていくのか、制作過程を追いながら解説してもらいました。業界のトレンドや新しい技術に触れる中で、「なるほど!」と思う場面もあり、普段見ることのできない制作現場の裏側を知る貴重な時間となりました!ユーザーの心を掴むリッチなクリエイティブとは
最後は、ADWAYSの子会社であるUNICORN株式会社のデザイナーが登壇。「リッチなクリエイティブ」をテーマに、ユーザーの感情に訴えるデザインとはどのようなものか、そのアプローチを熱く語ってもらいました。どうすればユーザーの心を掴むデザインができるのか、そのノウハウが共有され、「実務に活かせる!」と感じた参加者も多かったようです!
各トークでは、登壇者が自分たちの業務にどんな工夫をしているのか、またどのように成長し続けているのかを具体的にシェアしてもらいました。それぞれの内容は、単なる知識の共有だけでなく、参加者が自分の仕事にどう活かすかを真剣に考えるきっかけとなり、とても充実した時間となりました。ライトニングトークを通じて、部署を超えてお互いの仕事を理解し、つながりを深めることができた瞬間だったと感じます!
ライトニングトークの後は経営者によるパネルディスカッションを行いました。
②パネルディスカッション
このセッションでは、ADWAYSグループのトップ2名がパネリストとして登壇し、広告市場の変化やデザインの未来について語りました。参加者が「これからのデザイン」について自分ごととして考えるきっかけを作る、活気ある場となりました!
また、QAセッションを通じて、経営陣の考えや意見に触れることで、参加者それぞれが新たな視点を得る時間となりました。
対談の中で取り上げられた主なテーマとその一部をご紹介します!
・代表山田が語った広告市場の変化とデザインの役割
広告市場が「儲けるための広告」から「嫌われない広告」へとシフトしている現状について触れました。*日本の広告市場では、媒体費約2兆円のうち約40%の人が広告を「うざい」と感じ、ある一定の広告費が無駄になっているというデータがあります。このような状況を受けて、業界全体で「ユーザーにもメリットがある広告」を目指す意識が広がっています。特に日本ではSNSの影響力が増し、企業の倫理観がますます重要視されていると語りました。
また、デザイナーには、ただ商品を伝えるだけでなく、本当に価値のある情報を通じてユーザーとの共感を生む役割が期待されており、私たちも「胸を張れる広告」をデザインすることの大切さを改めて実感しました。
・代表田村が語ったアフィリエイト広告の可能性とデザインの役割
アフィリエイト広告について、広告主にとってリスクが少ない反面、意図しない広告の表示や不正行為、ブラックボックス化が課題だと触れました。
それでも、2004年から大きな変化がなく、成長し続けていることから、アフィリエイト広告は強固なモデルを持っていると話しました。
今後、透明性の高い仕組みに進化し、運用型広告の手法が取り入れられることで、デジタル広告市場における位置づけがより明確になる可能性があるという意見が印象的でした。
また、デザインの役割については、単に「絵を描く」や「綺麗なデザインを作る」だけではなく、人の心を動かし、ワクワクさせたり、時には不安を感じさせたりする力があると語りました。
最終的には、デザインが「見た人」「使った人」の心を”ポジティブに動かす”ことが、デザインの最も重要な役割だと語り、改めてその深い意味を実感しました。
・デザイナーに求められる価値観と姿勢
デザイナーに求められる価値観についても意見を交わしました。
山田は、デザインが持つ「心を動かす力」を特に重視し、常に社会や市場の変化にアンテナを張り、ユーザーにとって価値のある広告を作っていくことが大切だと語りました。
一方、田村は、デザイナーには「強い意見を柔軟に持つ」ことが大事だと考えており、ユーザーを最優先に考え、新たな情報や意見に柔軟に対応する姿勢が重要だと話しました。デザインは「人の心」を動かす力を持っているため、強い信念を持ちながらも、変化や新たな情報に柔軟に対応できることが大切だと語りました。
どちらの考え方にも共通しているのは、デザインは単なるビジュアルやロジックだけでなく「人の心を動かすこと」が最も重要な役割として捉えている点です。この視点こそが、デザインの価値を一段と高めるのだと感じさせられる場面でした。
リラックスした雰囲気の中でデザインについて語り合う貴重な時間となり、参加者同士でも新たな視点が生まれるきっかけとなりました。
最後は、デザイナー同士が自由に交流できるフリータイムを設けました!
③フリータイム
フリータイムでは、リラックスした雰囲気の中で参加者同士が自由に交流を楽しみました。「普段は別々の部署で働いているため、直接話す機会が少ないメンバーと気軽に会話できたのが良かった」という声が多く寄せられました。軽食を楽しんだり、お酒を片手にリラックスしながら、自然な形で意見や情報を交換する場となりました!
業務の中では接点が少ないメンバー同士も、この場を通じて名前と顔を一致させたり、相手がどんな仕事をしているのかを知る良い機会になったようです。仕事に関する話題だけでなく、趣味や日常の話をきっかけに会話が弾み、新しいつながりが生まれました♪
4. 成果と今後に向けて
デザインサミットを振り返ると、参加者アンケートで満足度100%という嬉しい成果でした!イベントが期待を超えるものだったと感じてもらえたことが分かり、企画運営チーム全員にとって大きな励みとなりました!
また、イベントを通じて、このような貴重な成果が得られました!
部署を超えたつながり
フリータイム中には、デザイナー同士や異なる職種のメンバーが直接話をする場面が多く見られました。「普段なかなか話す機会のない人たちと話せた!」「他部署の人の考え方に触れるのが新鮮だった!」といった声もあり、みんなの距離がグッと縮まった感じがします。こうしたつながりを、これからの仕事やプロジェクトでどんどん活かしてもらえるよう、サポートしていければと思います。
知識と視点の共有
セッションでは、他のチームの取り組みや普段触れる機会の少ない話題を知るきっかけがたくさんありました。「知らなかったことが聞けて面白かった!」「いい気分転換になった!」という感想も多く、メンバーにとって刺激的な時間になったと思います。この学びや気づきを、これからどんどん実際の仕事に役立ててもらえたら嬉しいです。
組織としての一体感
テーマ「はじめましてから始まる」にもぴったりな交流が生まれました。「もっとこういう機会がほしい!」「普段あまり話せないメンバーとも話せてよかった!」といった声もたくさん届いています。これをきっかけに、メンバーがさらに気軽に交流できるような場を引き続き作っていきたいと考えています。
デザインサミットを通じて、部署や職種を超えた新たなつながりが生まれ、多くのコミュニケーションが交わされる貴重な場となりました。
今後も、気軽に交流できる場を定期的に設けたり、異なる職種の人たちとより深くコラボレーションできる仕組みを作ったりと、成果をさらに発展させていきたいと思っています。幅広い視点やアイデアを取り入れながら、新しい価値が次々と生まれる環境づくりに挑戦していきます。
また、今回のサミットで得られた学びやフィードバックをもとに、次回のイベントではさらに多様なテーマや参加者が楽しめる工夫を重ねていきたいと考えています。これからも、Design Opsとして組織全体の成長や連携を促進する活動を進めていきますので、今後の取り組みを楽しみにしていてください!
デザインサミットレポートは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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