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月刊プレイリストボーイ2021年12月号
【12月のプレイリスト】
01.Bellbottoms/
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン
02.Wade In The Water(Version1)/グレアム・ボンド
03.Baby Baby Baby/カーネーション
04.Drift Away/ローリング•ストーンズ
05.Easy/コモドアーズ
06.ただの風邪/KIRINJI
07.薔薇と野獣/細野晴臣
08.少女3号/大森靖子
09. A World With Out Love/ピーター&ゴードン
10.雪が降る町/ユニコーン
【メモ】
映画「ラストナイト・イン・ソーホー」の余熱を保ちつつ、エドガー・ライト過去作をあらためて観直すと、やっぱり「ベイビー・ドライバー」のオープニングの銀行を襲うシーンでかかるジョンスペがいちばんアガる。
そこからちょっといびつなシームレスでグレアム・ボンド。この曲は確かタイムスリップした65年の「カフェ・ド・パリ」で、サンディと極悪マネージャーのジャックが踊ってるシーンで流れてた筈。猥雑でモダン、ソーホーにピッタリな曲。行ったことないけど。
カーネーションの新譜から。この純度のポップロックは逆に若いバンドとかには出来ないのかも。色んな希望が詰まった曲。
「Tatoo you」の40周年記念エディションに収録されていた「明日なきさすらい」のカバー。個人的にはロッド・スチュワートのバージョンで馴染み深いが、ストーンズにも合うね。
この曲も「ベイビー・ドライバー」で思い出した。まだ10代の頃にブラックミュージック好きの人からもらったモータウンベストのカセットテープに入ってた曲の中でシュープリームスの「恋はあせらず」の次に好きだった曲。
KRINJIの新譜はコロナ禍での新しい生活様式が主なテーマ。風邪を引いて療養してるだけの状況をこんなに美しい曲にするなんて、さすがお見事。
YMO以降のエレクトロサウンドと70年代の頃みたいな歌モノが融合してる細野作品は意外にないよなと思ってたら、今年「HOSONO HOUSE」のこんなリブートが出てたまげた。こねくり回し方が素敵過ぎる。しかもホチョノハウスて😂
大森靖子を聴いてたら「少女3号」と「ラストナイト・イン・ソーホー」のテーマがつながった。「あなたがいればここは東京、悪い街でもいい」これは完全に夢見ていた都会で騙される系の歌だ。
そしてあの映画を観に行ってから頭から離れなくなったピーター&ゴードン。気がついたら毎日口づさんでる。当分続きそう。
クリスマスアルバムと銘打たれたアルバムで唯一好きなのはビーチ・ボーイズです。
クリスマスが終わってから新年を迎えるまでの数日、所在なげに間延びした町の感じこそが年の瀬。「雪が降る町」はそのムードを猛烈に感じる。
明日は雪が降るかも。