ラクトース
日本にいる時は普通と思っていたことですが、
スウェーデンに来て、これは普通ではないのかもしれないと思ったことを今回はシェアしたいと思います。
日本ではコロナの影響で牛乳の消費量が減り、牛乳が大量に売れ残ってしまっている状況が続いていますよね。酪農家の方達をサポートする動きとして、ローソンでは年末年始、ホットミルクを半額にしたり、政府も牛乳を買うように呼びかけいます。
日本にいる時は、この取り組みは良いなと思っていたのですが、こっちに来て、分かったのですが、海外の人たちから見た日本のこの取り組みは少し違ったように受け取られる様です。
その理由として、日本を含むアジアよりも、アメリカやヨーロッパでは牛乳を含むラクトースを摂取できない(乳糖不耐症)人が多いことが考えられます。そのため、牛乳の消費量は年々減少傾向にあります。そんな中で、日本はどうして牛乳を積極的に飲むのか。バターやチーズ、ヨーグルトなどの保存できる乳製品に加工すればいいのではないか。という声を聞きます。
確かに、そのような背景のある海外から見ると、日本の牛乳に対するこの取り組みはプラスには思えないかもしれません。そして、牛乳が飲めることを前提として考えられているという点は、不平等になってしまうかもしれないですね。。。
もう一つ、海外に来て最近感じていることがあります。日本はカフェでラテを頼む時、豆乳やオーツミルクに変更してもらうと、追加料金を払わないといけないですよね。私を含め牛乳が飲める人からしたら、健康的に牛乳以外のものを飲みたいから、少しオシャレだから、といった理由でオーダーしているかもしれませんが、飲めない人には選択肢がありません。それなのに、追加料金を払わないと飲めないというのは、不平等な気がしてしまいます。。。
他の国では異なるかもしれませんが、スウェーデンでは牛乳からオーツミルクに変更するのに追加料金はいりません。詳しくは以前の記事をご覧下さい☆
そして、どのカフェでも牛乳以外のオプションが必ずあります。日本でも、牛乳が飲めない人が増え、昔の常識が変わりつつあります。
日本でも牛乳が飲める人も飲めない人も、平等に楽しめるようになればいいですね。