【移住するなら宇和島市!】自然、食、人間関係どれをとっても◎【多拠点のひとつにも】
こんにちは!Dear Uうわじまゲストハウス&カフェのオーナー、西田さおりです。
うわじま市民ライターとして、地域の魅力を発信しています。
私は、東京から宇和島市に移住してきてまもなく4年が経とうとしています。この間に、『よそ者』として宇和島生活をおくってきた私のリアルな宇和島暮らしについて明かし、メリットやデメリット共に、宇和島市での暮らしが魅力的であることをお伝えしたいと思います。
「なにもない田舎」?いいえ、「なんでもある田舎」です(笑)
私が宇和島市に移住してきたきっかけは、夫のとある決断でした。「高齢のおじいちゃんと一緒に暮らす」という、なんとも感動的で思いやりあふれる『孫ターン』の決断です。大阪には住みよい実家、親しい友達、進路・就職先など、すべてがそろっていたのに…です。
私は、旅行会社に勤めていた経歴があるにもかかわらず、宇和島市がどこにあるのか、その地名さえもよくわかっていませんでした。しかし当時は結婚前(つまり、恋人)であった夫と一緒になりたい思いから、私自身も未知の土地への移住を早々に決断をしたのでした。夫をはじめ彼の家族からは大変感謝をしていただきましたが、同時に「な~んにもないところでびっくりするよ」「きっと苦労をさせると思う」「自然が豊かだよ」と労いの言葉および少ない前情報をいただいていました。「日の出とともに起きて日没とともに寝る生活かな」「あたりは田んぼか畑で、隣のお宅まで何キロも離れているのかな」などと勝手な想像を働かせていましたが、それらはすべて杞憂にすぎなかったのです。
初めて宇和島市に足を踏み入れた私がまず思ったことは「島じゃないじゃん!」でした。そこは、JRの駅があり、郵便局・コンビニ・スーパー・ユニクロ・家電量販店がそろう、立派な『都市』だったのです!
たしかに、東京や大阪と比べると、モノや情報は少ないです。しかし、必要な分はそろっていて、ノイズの少ない暮らしが宇和島市では可能なのです。
驚きあふれる『歴史の街』
私は、中学校の授業で習い始めた頃から、歴史がとても好きでした。物心ついてから、大河ドラマも欠かさずに見て育ってきました。そんな私を驚かせるとともに喜ばせる史実・事実が、宇和島市には多くあるのです。
二つご紹介しますが、一つめは宇和島伊達家の存在。初代仙台藩の伊達政宗の長男である伊達秀宗が、初代宇和島藩主として、藤堂高虎築城の宇和島城に入城したのです。伊達政宗の名前は日本中の中学生が知っているかと思いますが、伊達秀宗について日本史の授業では教わりませんでした。それゆえに、私はこの『衝撃の事実』を知ってから、より宇和島市の歴史に興味を持つようになりました。日本史と共に日本の城も好きである私にとって、藤堂高虎の名前はもちろん、宇和島城が現存十二天守であることも重要なポイントです。
二つめは、観光パンフレットにも街歩きコースとして紹介されている『蘭学の小道』です。日本史で必ず習うシーボルト博士の娘が、医療を学んだと言われるのが宇和島であり、さらにその師匠は長州藩の天才軍師である大村益次郎だというのです。大村益次郎は、宇和島で蘭学・兵学を広めたそうで、その甲斐があってか、宇和島市は『日本で最初に、日本人のみによって蒸気船が作られた地』でもあるのです。
絶品の郷土料理『宇和島鯛めし』
私は、幼少期は北海道で過ごし、記憶に残っているほとんどは東京で育ちました。そのため、大好きなおふくろの味はあるものの、揺るがない『ふるさとの味』というものを知りませんでした。
宇和島市は古くから海と共にあった街です。現在も漁業・水産業は宇和島の経済を支えています。宇和島市の名前を全国に轟かせることに一役買っているのでは、と思える郷土料理が『宇和島鯛めし』です。鯛めしと言うと、私も含め多くの日本人は、一匹丸ごとの鯛をご飯と一緒に炊き込む料理をイメージすることでしょう。しかし宇和島の名を冠することで全く違う料理に変わります。それが、海の上で食べられていた漁師飯が起源ともいわれる、宇和島鯛めしです。鯛のお刺身をホカホカのご飯の上に載せ、生卵としょうゆベースの特製甘ダレをかけていただきます。各家庭やお店によって、この食べ方もタレの味もわずかに違うので、それぞれにお気に入りがあるのです。じゃこ天も同様です。
私は、この宇和島鯛めしやじゃこ天のように、小さな娘たちにとって、いつか「懐かしいな」と思えるふるさとの味ができたことは、宇和島移住の最大のメリットだったなと密かに思っているのです。
ここにしかない暮らしを求めて、宇和島への移住はいかがですか?
愛媛県の県庁所在地であり、県外と繋がる交通の要所である松山市からは、自家用車でおよそ1時間。飛行機に乗れば松山空港から羽田空港は1時間45分で移動ができますが、宇和島市内の自宅から東京の実家に帰省するとき、移動はやはり一日がかりです。加えて、大学が無く若い方が少ないことから、最新の流行にかかわる情報の流入・普及は都会と比べて少し遅いと思います。私が考える宇和島生活のデメリットは、以上二点。
自然が豊かで、唯一無二の歴史や食文化のある街、宇和島市で、新生活を送ることは十分魅力的ではないでしょうか?
先輩移住者のリアルな声を参考に、宇和島移住の可能性を探りませんか?
2024年2月4日(土)に、東京でイベントが開催されます。その名も『地方移住「こんなことがしたい」を語る会』です。じつは、ゲストとして登壇するのが、この私です。(笑)
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