寝湯で新たな幸せの種を見つけた話
この記事は、mast19 Advent Calendar 2019 の7日目の記事です。
前回は角田さんの記事『Enterキーを押す右手の小指が痛む問題を解決した話』でした。
どうも土佐凜斗です。よろしくお願いします。
12月に入って少し時間的余裕ができたので本腰入れて勉強しようかと思い、一日予定を空けてつくば温泉喜楽里に友人達と籠っていました。
この温泉には寝湯があってこれが気持ち良くてゆっくり浸っていたのですが、その時隣で寝転がっていた男性達が面白い会話をしていました。
男性Y.K.『最近一週間は短いのに1日は長いんよぉ〜』
男性U.T.『逆に俺は全然1日短いわ』
どうやらY.K.曰く1日の終わりにその日の朝の出来事を思い出してそれまで1日が終わっていないことに対して「1日が長い」と感じ、U.T.曰く朝から晩になるのが速いことに「1日が短い」と感じているようでした。
どちらも1日が充実しているだろうことに変わりはないが、どういう尺度で1日を計るかというのにも様々な見方があることに気付きました。
つまりY.K.式の1日の出来事の数で1日の長さを計る考え方とU.T.式の体感時間で1日の長さを計る考え方があるのです。
どっちが幸せなんだろうかと思うわけですな。
少し特徴を考えると
Y.K.式:様々な出来事を経験している
U.T.式:物事に集中している
と言えるのではないでしょうか。
サークルを掛け持ちしたり週3契約のバイトで働いたりする自分としては、テニス→授業→ダンス→授業→ダンス→バイトみたいなスケジュールの日がよくあったり、受験期も各教科で自分で時間割を組んで朝から晩まで満遍なく勉強するタイプだったので基本的に前者な訳です。しかし今日喜楽里に籠って特演を進めていた時は後者の感覚が少し分かった気がしました。
そして双方経験して考え直すことで2つの充実の違いがはっきりしました。
狙って1つのことに没頭するというのは1つの能力だと思います。どうも集中しようにもうまくできない時はよくあると思いますが、逆にスッと集中できる時もありますよね。これには多くの要因が絡んでいるのは明白ですが大きなものはなんだろうか。モチベ、眠気、空腹度などの内的な要因に加えて騒音、周囲の人の集中度合い、温度などの外的要因などなど、、
さっと挙げてみてもやろうと思えば自分でコントロールできるものが多いよううに思えます。一番コントロールが難しそうなものはやはりモチベでしょうか。これには向き合う対象にも大きく左右されそうです。しかしまあ要因の明確化とそのコントロールができれば狙って没頭できるわけですからその2つの能力に焦点を当てて日々過ごせば自在に没頭できる力も上がってくるのかなとか思ったりして。
私は浪人期宅浪をして、一日中自由に時間を使える環境の中で確実に受験に受かる程度に勉強しながら様々な経験をできるようにと考えながら一年間過ごして来ました。その結果磨き上がった能力は自分マネジメント力で、とあるゴールまでにどれだけ多くのことができるか、またそのひとつひとつの限られた時間で何処まで成長できるかに常に重きを置く考え方をしていました。それは今も変わらずこのスキルが人生を豊にすると信じて自分のできる限界を探っています。未だにまだボーッとしたり体調崩してしまったりはするんですが笑。
しかし今日の出来事を経て、個人的に集中が長く続くタイプではないのですがひとつに没頭する充実の形も楽しくて狙って引き出せたらいいなと思ったのでした。
今年も残り一ヶ月程度、大きなイベントもほとんど終わり時間にゆとりがあるこの年末に、今日見つけた人生を豊にする新たな可能性と向き合ってみてもう一歩くらい成長してやろうかと思います。