第1章 インカレミドルリレー2019延期決定
1)インカレミドル実行委員会より(2020年2月22日)
インカレミドル実行委員会より、日本で流行の兆しを見せていたコロナウイルスに対する実行委員会の開催方針についての資料が幹事長宛に届く。そこでは中止や縮小開催含め様々な案が提案されていた。実行委員会から中止の判断基準として、①政府によるイベント中止命令があった場合 ②受け入れ市町村である矢板市より中止要請があった場合 ③バス会社および宿泊施設の手配がうまくいかなかった場合 の3つがあげられていた。一方で、最終的には主催者である日学が判断すべきということで議論の必要が生じた。
2)緊急幹事会(2020年2月23日@阪神奈大会)
インカレ実行委員会より送付された上記の資料に対して、議論の必要が生じたため緊急幹事会を阪神奈大会終了後開催した。そこでの日学としての方針は以下の通りであった。
<大枠の考え>
〇基本的にインカレを中止しない。種目を絞っての部分開催もしない。
〇ただし、今後の状況悪化により通常通り開催することが難しくなる状況に陥る可能性は排除できず、その最終的な決定はギリギリにせざるを得ない。
〇なるべく通常通り開催できるよう、減らせるリスク(特に屋内でのリスク)を減らす。
<具体的な方針案>
〇2月中を目途に以下の内容を発表できるよう方針を固める。
・土曜日のミドル、日曜日のリレーに関して通常通り開催する予定である。
・ただし、今後の状況如何によっては規模縮小もしくは中止とする可能性がある。3月10日(火)までに最終判断を参加者に伝える。
・宿泊施設におけるミーティングの簡素化を依頼する。
・屋内で行う開会式を中止し、オンラインでのものとする。
・同じく屋内行事である後夜祭も中止する。
(屋内行事の中止については悩ましいものがありますが、ミドルとリレーを開催するというのを守るためになるべくリスクは減らした方が良いのではないか、という話になりました)
・政府によってイベントの中止命令が発表された場合、および地元自治体から中止の要請があった場合はその時点で中止を決定する。
・その他コロナウイルス関連の政府発表等、最新情報を注視する。状況変化があれば適宜幹事会等で共有する。3月8日(日)を目途に幹事会として最終決定する。判断する際の材料としては実行委員会案通り。
3)地元渉外について(2020年2月25日)
以上の議論を受けインカレディレクターのYMOE社の山川氏より、以下の回覧板を作成し地元渉外を行うことを宣言。
【新型ウィルス対策について】
地元の皆様へ:行政各署にも同様のことをお約束しています。
我々日本学生オリエンテーリング連盟の加盟員は、今般矢板市を訪問し、オ リエンテーリング競技を行うにあたり以下のことを誓約いたします。
1.過去2週間以内に発熱のあったものは、検査の有無のいかんに関わらず 矢板市への来場を控えます。
2.レース以外の時はマスク着用を厳守致します。飛沫飛散防止に努めます。
3.飛沫が飛び交うような大声での応援等を自粛します。静々粛々と仲間のレースを見守ります。
4.都度の手指の手洗いを励行します。
5.室内部分での式典等を中止に致しました。すべて野外での開催となります。
我々学生オリエンテーリング競技者にとって、年1回のこのレースは1年で最も大切な日でもあります。その大切なレースをこのような厳戒下の中、矢板市で開催できること本当にありがとうございます。
4)政府の方針の変更(2020年2月26日)
正午頃に安部内閣総理大臣よりイベントの開催について以下の様なコメントが出される。「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントなどについては大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は中止・延期または規模縮小などの対応を要請することとする」
また、山川氏より26日の渉外において矢板市長より開催反対の意向が伝えられたと幹事長宛に連絡が入る。
以上のことから、幹事長として本来の予定である14日15日に開催することが難しいと考えており、現役学生の意見等聞いたうえで延期・規模縮小を検討すべきと実行委員会宛に連絡を行う。
5)矢板市の方針変更(2020年2月27日)
先日の政府の方針変更を受け、矢板市より山川氏に連絡が入り、市の意向として当初日程である3/13~3/15でのインカレの開催が不可能となったことが判明した。
また、23時より実行委員会および日学幹事によるzoomを用いたMTを行い現状の確認を行った。
6)学生への展開(2020年2月27日)
学生に対してインカレミドル・リレーの、開催予定日であった3/13~3/15での開催が不可能になったことを通達。今後の対応(延期・中止)に関しては今後議論していくものとし、学生から意見を集めるためのアンケートを行った。