【体重移動と軸足の使い方】
ピッチャーで投げ方を教わっている時に「下半身を使って投げろ」とよく言われると思います。
ですが本当に下半身を支えている選手は「自然と使えている」のが感覚となります。
無理やり下半身を使おうと意識をしてしまうと身体の力みに繋がったりしてしまうので、以下に自然と使える様にするかが大切なポイントとなります。
ある2つの条件を満たせば「下半身は自然と使えてきます」ので、今回はその話をしていきたいと思います!
〜下半身を使える様にする2つの条件〜
先ず土台となる下半身は「柔軟性」がある前提としてある程で進めていきます。
そもそもの柔軟性がなければ「思った通りに体は動かない」ですし、それによって上半身に頼った身体の使い方をしてしまいます。
その上で大切なポイントは下記の2つになります。
①並進運動中に「つま先と軸足の膝の向き」
②踏み込み足がついた時の「上半身の重心の位置」
キャッチャーに向かっていく時に軸足の膝は内側に向きやすくなるが、「踏み込み足の着地寸前までは爪先の方向を向いていること」が大切です。
着地の前段階から膝が内側に入ってしまうと、軸足に乗った体重を前足に移行する事がスムーズでは無くなってしまいます。
要するに「キャッチャー方向に突っ込んで投げる」動きになってしまいます。
もう1つは、踏み込み足がついた時の「上半身の重心の位置」になります。
これは踏み込み足をステップした瞬間は「上半身(鳩尾)が後足と前足の真ん中よりもやや後ろに位置している」状態です。
上半身の位置が後ろに残っている事で「軸足を蹴る力を使える様になります」
特に上半身だけの力を使って投げている投手は、この2つに当てはまるパターンが多いので一度見直してみて下さい。