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Advanced Squad Leader (ASL) 勝利への道:戦術探究 実戦編 DAWN'S EARLY LIGHT [2]

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この種の読み合いには終わりがない。浅い読みによって敗れることもあれば、深読みのしすぎが浅い読みに裏を掻かれ敗れることもある。
『同志少女よ敵を撃て』

両軍の初期配置は以下のとおり。

マップを四象限に分けてみていきましょう。

左上の象限の低い丘には、ハーフトラックからおろしたHMG、MMG、バズーカ砲を携えた歩兵が陣取っています。HIPで見えないですが、丘の上には6門もの対戦車砲が潜んでいます。

なにしろ、右上象限から来る第4SS装甲擲弾兵連隊「デア・フューラー」、第2SS装甲師団「ダス・ライヒ」の面々は、特定の1ヘクスからしか入ってこられません。それを知って、侵入した瞬間に撃てるような位置にいます。第1ターンは、とてもではないですが、兵を満載したハーフトラックや非装甲車両は送り込めません。

PSW 222、パンター、IV号戦車の6両が露払い役として先行します。

PSW 222は、無事生き長らえることを祈りつつ、右下の象限にいる分厚いスタック―そこには、間違いなく前進観測兵が2名いるはず―へ接近していきます。前進観測兵らは、そばの高層建物の上階へ移動するのでしょうが、極力邪魔します。

全兵力で唯一、前面装甲が心強いパンターは、丘の上の敵と対峙。IV号戦車が続きます。

先ほど述べたように、丘の上には対戦車砲もいます。どこにいるかによって、状況は変わってくるでしょうが、あらかじめその場所を推測したところで、大抵は外れるものです。深読みするだけ時間の無駄。これについては考えないことにします。

左下の象限には、威力偵察なのか、先行する第17SS装甲擲弾兵師団の2個小隊がいます。彼らは前進させるのではなく、前進観測員が行きたいであろう、高層建物に先んじて入ってきます。

右下の正面からは、空荷の2両のハーフトラックと3両のトラック、3個小隊ほどの下車歩兵部隊が侵入します。若干の敵が待ち構えている路上の進軍は避け、やや移動に困難を感じますが、その上のほうから入ります。車両部隊は右上の象限に一旦入ってから、左方へ進出。歩兵部隊は丘を下りたり、上がったりしながら、林をかいくぐって進んでいきます。

以下が、第1ターンの終了時です。

こちらの目論見どおり、割と首尾よく最序盤の進撃は果たせています。

敵の対戦車砲は6門全部が姿を見せ、撃ってきましたが、すべて外れ。実質的な損害は、街中の威力偵察部隊の1個HS。さらに1個分隊と1個HSが混乱状態になっています。

それでも高層建物は押さえました。

さあ、敵はどう対応してくるでしょうか?


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