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ヘブンズドアー 魂からの挑戦状
何かにひとつ 命をかけろ
何にでもなれて、なんでもある世界はきっと悲しく何もないだろう。
そこで、本当に生きようとした話である。
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そこでは扉が宙を舞い
イメージの境界線は草しかなかった
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そして空間移動は額縁をくぐる事でおこなわれた
そこで出会う強者たちとの死闘を繰り返しながら主人公は答えを探すのだった
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そこら中にはやたらと道化がいて
いつもちょっかい出してくる
しかしまた時々ピンチから救ってくれる
こいつはゴムハンマーのヤス
ビビリタイプの道化野郎、これでも初代護衛魂
しかしピエロというものは短命で
そしてまたいくらでも生まれる
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しばらく先には古代墓地があり皆祈りを捧げている
ある先には墓に住み着いてしまった野獣や原人を駆除する為に制圧作戦が行われていた
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そこにトビオはいた
こいつだって遥か昔に大切な約束を交わしたまま
それが何かさえ忘れてしまっていても
今も答えを探し続けていた
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火守の口笛が止み
その目が開く時
神は炎に変わる
ここで会ったのは
いずれまた出会うためだ
強くなっていよ
神を殺すほどに
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神に吹き飛ばされて奈落へ
ギリギリの所でヤスに救われた
そしてこの洞窟で小人の5人兄弟に出会う
名をパイ、ピイ、プイ、ペイ、ポイと言い皆少しずつ性格も違う
そして歌い踊っていた
中でも末っ子ポイは主人公たちのように何かを探しているようだった
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やがて泣き虫だったポイは自分の能力とその社会が求めていることがピッタリ合った「餅まき」で世界を平和に統治した
兄弟たちは餅入れ袋を作りポイにプレゼントした
これらの出来事が真の闇を照らす救いの材料となる
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シンジは灰色の町に色を取り戻そうとしていた
その為だったら真実なんて2番手でよいと絵を描き続けていた
町は少しずつ砂漠になって来ていたが町の人は気にしなかった
みんな何かの中毒者で大概すっ飛んでいたからだ
永遠の未成年な大人の集団と、大人の思考感情を持つ子供たちに分かれていた
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雨傘の彼を見たのは後にも先にもこれっきりだった
とても美しく儚かった
その姿はこれから出会う子供たちに映されるのだろう
そして彼に教えてもらったのは
どうやら町が砂漠になる原因はあの先にある黒き一枚岩らしい
なにやら新しき強者のいる気配がしていた
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砂漠には3人の魔女がいた
これより砂漠の王を魔術で騙しに向かうのだという
向かう先はあの一枚岩
面白そうなのでついて行く事にした
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一枚岩の頂上に住む王は見る者に様々な王の姿を与える
王は3人の魔女の術をすぐさま見破る
しかし魔女たちの狙いは王ではなく民を妖術にかけ
そして王を一枚岩から追放させる事だった
楽しい魔女のあくまでお遊びである
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追放された王の失意が世界を砂漠に変えるとき
シンジの町や少年たちは消えていた
冷たい風と砂埃が涙を流させた
王の感情は世界と砂漠を波のように作用して飲み込んで行く
王を早く元気にさせて元に戻さねばならぬ
そのためにはまずどこかで護衛魂を見つけて取り憑かせれば良いかもと考える
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王を励まし煽てながらなんとかやっと見つけた砂漠に埋もれていなかった街は全てコンクリート製のモダン都市だった
でも王のテンションで建物がどんどん朽ちたりもした
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先天獣ダミャーンに見つかる
こいつは全ての自我誕生前からすでに世界にいて
主人公たちを襲ってくる
このピンチを救ったのはヤスではなく
透き通るような道化
投石名手のシュピュンと言った
王の護衛魂となったが主人公はヤスを失った
道化はとても短命で
そしてまたどこにでもいる
はずだが…
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砂漠の向こうからピエロがやってくる
道化もまた偉大なる宿主を求めているのだ
こいつもその昔、魔女の遊びで姿を変えられてしまった王様だと言う
次の街は用意されている
街を抜ける間だけでも護衛魂にしてみてはと言った
こいつは元王様だからモトオと呼ぶことにした
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街は激しい戦火の後だった
わずがな集まりで決起会をしている所だった
また来たる暗い悲しみに立ち向かおうとする旗手ジョナサン
革命家を名乗り、子供だった頃のもう一人の自分を連れている
自分が死んだ時もう一度だけ生き直せるように星々と交わした呪いであった
彼らは偉大なる伝説の旅人ザジーに救いを求め探し出そうとした
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ザジーと相反する宿敵
坂の上に住み
廃車を滑らせ
近ずく者を轢き殺す
意味なく騒ぎ怒り
熱狂と興奮
死への憧れ
名は要らぬ
進めば進むほどそこは
迂回しようが逃げようが
必ずその場所に辿り着いてしまう
そこを乗り越えねば一枚岩に戻れない
おや?モトオがアイデアひらめいた
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モトオが言うには、
世界には過去の記憶が永遠と埋まっている
それを掘り起こせるのは記憶発掘業者しか認可されていない
彼らを探し記憶発掘と称してトンネルを掘り坂の上の砦を地下から潜って抜けようという寸法だ
この時ばかりはさすが護衛魂であるなと思った
やるなモトオ バカかモトオ
他に手はないか
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発掘業者探し
だんだんと砂が引いてきていた
そんな地域まで来たらハイウェイを見つける
途中、奇妙で愉快な連中にヒッチハイクした
メドとパドと名乗った
世界を猛スピードで見て回っていると言う
自由な物語はやがて
物語自身に縛られて行く
そこから脱出したがった
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コンサート会場に連れて行ってくれた自由人は空飛ぶ絨毯に乗っていた
そのコンサートには追悼の人々が沢山集まり魂の安らぎを感じるという
そして
それとは逆方向へ進むギター弾き
逆行的にロケンロル
彼もまた良い歌を持っていた
二人は互いの行き先を見つける約束をした
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魂の夜明けだった
地平は人々で揺れ動く
誰にでも訪れるたった一度限りのコンサート
それは今も続いているかい?
感動しているかい?
彼は聞き続けている
ドカン村出身、サニーパンクス世界大戦
ハゲていて楽器は弾けない
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サニーパンクス世界大戦/ひだまり物語
コンサートは400年続いた
そこで記憶発掘業者と知り合って彼に穴を掘ってもらう事になったのだが
そこはまさに吹き出しの墓場であった
砦にいた声なき民の物と思われる
悪魔と交わした誓いによりあの砦に留まっていたのだった
世界には過去の記憶が永遠と埋まっているbyモトオ
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吹き出しを掘り当てたことで主人公と王が初めて喋った
いつまでも語り合えただろう
王は自分の過去を語れた事で自身を偉大なる魔法使いへ統合しようとした
(王の物語はまたの機会に語るとしよう)
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生まれた王には寿命があった
早く一枚岩に戻らないと
風のように歳を取り死んでしまう
急がねばならなかった
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廃車攻撃を飛び越えて主人公たちは名無しの元へ駆け登った
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あいつにはバルゲバールという名前が付いていた
名前には首吊り谷の魔神が宿り神通力がある
両目は弾丸で撃ち抜かれたようにギンギンと楽しんでいる
「あかん勝てへん」
またしても主人公は吹き飛ばされて無常の荒野へ転がった
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そして王には少し未来が見えていた
どんどんと歳を取りながら王は生涯でたった一度限りの、開けるはずだった扉を主人公に委ねた
出会うべき何かがそこにある
君は君でいる
旅は出会う心さ
主人公は扉の向こうへ行った
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主人公を送り出して振り返ると
革命騎手が来て
掲げる旗は雨風に褪せて
襤褸桃色になっていて
旗、旅に出て波たびく潮騒の如き
伸びた尻尾は艶めくトカゲのように鋭し
「嗚呼、夢は旅人さ リアルな夢さ
まだ、届かない場所へと
to RAIN 誤魔化し効かない坊主
ただ、寂しさなんかに 負けるなよBaby」
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心の港港を経て経た長い旅だった様子で
やっとここに着いたのだろう
「心配するな君たちの物語には干渉しない
私達はただ、ゆきたいんだ」
ジョナサンの旅が仲間を連れて来た
お互いを分かり合えないでいながらも
前だけを向く同士に居心地を感じていた
それぞれが笑い泣き悔しがり
救いや愛も信じてみせた
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そいつの名はカレハ
彼は光を自在に操り森の中
カラスの羽根や山の獣の皮を着て口笛を吹き
森の木陰と打ち解けていた
いつか空を飛ぶために生きて
パッと散る瞬間だけよ
「死ぬ瞬間を知りたくはないか」
羽根とラピスラズリを交換した男が教えてやるからついてこいと言った
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ドゥウィーンとグスタボ
泥棒コンビだ
彼のジャケットの下は
ピストルを隠し持つ
手品師の夢
トランプ
それで注意を引かせて
箸でこっそり財布を盗む
それでもラムネ一本買うのがやっとで
いつも刺激は間に合った
愛は"突然"がすきなんだ
爆弾の雨の中
落下音と口笛合わせて
命懸けの初デート
死神キッズのキスの行き先は
何かを傷つけたい欲求
生きた証を
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星で純情を描いたような空の下
雨も柔らかい味の如し空気に勝る露草に
ときめく忘れ物は再び
開くはずの扉の向こうに投げ入れて
ただ黙っていたあの頃の
あの日の全てが音もなく
口も無いままチョコレート
彼らの歌声は美しい物語と時間の相対へ進みやがて取り残されゆく孤児だ
ザジーは孤児が集合した最終形態の幻の蝶だ
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シュピュンは瞬間移動ほどの速さで無常の荒野を駆け巡る
途中至る所に思い出は転がっていた
王やジョナサンの涙だったのかも知れぬ
物語はいくら軽くても
そこには裏と表があることを忘れてはならない
答えはそこにあるはずが
真実までに辿り着けていなかった
「ねぇ僕の話を聞いて」
口なきも語れし
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その時突然ヘブンズドアーだ
いくつもの生と死を飛び越えて
光り揺らめく墓石の如く
怒れり踊る合わせ鏡の奥行きより現る夜
銀の砂辺に行ってみようか
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人は皆いつの日か本当の扉を前に怖気てしまう
ノック、ノック、ここまで大変だったね
いいやなんのその
案外気の合う2人である
砂の上に些かな草
僅か夕日にときめく姿
流鏑馬の如し
流れる川は誰が為
絡む命の駆け引きに
夕日が沈む
嗚呼夕日が沈む…
トビオは死に星が燃え尽きた
鎮魂歌なり
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あべこべ風吹く裏世界
死ダラミナのあの世行き
そしてまた旅続く
デッドエンドまでね
そしてまた生まれ続ける
グランドオープンからさ
いくつもの流れ星と
いくつか小銭をポケットに
大気に包まれ息もできない
魂よりの挑戦状
トビオはやがて空を飛ぶ
ズッキャーンとバリバリバリーのちょうど間をくぐり抜けて
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荒野がやがて砂に消ゆれば
砂も静かき無に還し白紙
もう後には戻れない
私達は進むしかないのである
ふつつかものたちよ!
泣いてはいるか
生は死の一つ前
生まれる前の約束だ
闘いの時は迫っていた
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ヘブンズドアーズ/ふつつかものたち
モトオ!いないと思ったらそこでなにやってんだ!
扉に主人公が消えてから彼は必死だった
難解な書面に手続きを繰り返して
この物語を良きものにせんが為動いていた
いつの日か報われて笑顔と哀しみの仮面が剥がれし時
モトオは元の王にきっと帰れる
それが護衛魂最後の宿命
絶対に逃してはならない本能だ
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おじさん何してるの?
生まれ出でた少年にそう聞かれた
ついておいでと言われて少年の家を訪ねると…
ゲ〜っ⁉️これって王の城ぢゃん‼️💦
モトオは王の少年時代に出逢っていた
書類手続きによる改変は時空を歪め物語はパラレルワールドへ
モトオはとんでもないことをやらかしそうだ
しっかり努めろよ、魂込めて物語!
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ズッキャーンのバリバリッバリィー!
そんなもんダッミャーン!
裏の世界は広いぞ大きいぞ
どこまでも
無限に奏でる雷鳴と音楽
フラッシュと光
おんなじやんけ
まあそんなもんどうでもいいんじゃんでパリラ
世界の終わりにちっかずっきまーす
主人公は俺殺し行く
死から雷が産まれ落ちた
トビオは雷に打たれ落ちた
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トビオが落ちた先には木馬童子
そうジョナサンがいるところであった
月と太陽の狭間を辿り次のステージへ
切り拓かれし光と影の間ゆく
今世界はとてつもない何かが起ころうとしている
戦争なんかしてはいけない
このままではいけないはずだ!
パカラッパカラッ彼はゆく
とびきり夢吹き荒野が揺らぶるや愛
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王の城とはつまり墓石であり
その中に入る事は死の世界は有る側で思い出だ
今を生きる王のそれより以前に入る事で
魂の過去の悔いは浮かび上がる
少年は身を守るためピエロを招き寄せた
がしかしそのピエロに心掻き乱され混沌
いつしか少年の心は隠されてやがて
王は砂漠を生み続けるのであった
モトオがそれを正し
救い出すのだ
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おぉそれはそれは辛かった
よくわかんないけどピエロとして謝るよ
でもオレ、元は王だから
気持ちは分かるんだな
なんという再会だ
そして少年の魂は消え去った
砂漠に蒸発したと言った方がよいか
元王様
お迎えに上がりました
君よ世界を変えるストーリーであれ
いざ主人公の元へ援軍向かうモトオ達
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王の異変は目に見えた
まだ砂漠からは解放されていない
このまま王が風に老いゆけば
死でさえ砂漠は消せぬだろう
鍵は消え最後の扉は開かずの記憶に佇む
こうなっては終わりだ
早く砦の向こうへ行かねば…
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星に願った言葉が見つかりません
それはきっと確かな言葉じゃないです
それでも何かは約束していましたね
今は遥か
遠い記憶の先っぽで
見つめる魂
ゆく姿
絶対零度がある様に
無重力
空間響かし
全てを貫く存在を示せ
北極星よ北極星
あなたのお家はどこですか
いつか必ず訪ねます
さようならの代わりに
両手を広げ待っていて下さい
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おっさんが連れて行った先の肩書きはこうだ
2000年の時を経て
花咲く孤独を待ちわびる
タダユカンバの成れの果て
蔦木は絡み鎖の如し腐り草
歩いた道に
草生える
ワラワラ
拝み奉る祈り祀る
祝詞の様に岩に座れ
違う
何か違うんだ
黙っていても物語は今
木馬童子ジョナサンは角で蔦を刈り取ってあげた
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地底界は揺れた
伝説が2000年を経て動き出し
神話へ向かおうと言う世紀の大ニュース
おっさん
去ってゆく仲間を見送れないなんて
それは本当の仲間じゃない
色んなことがあった
色んなことが
その全てが悲しいことだと言わないで
これからはちゃんと怒り!ちゃんと憎しむ!
地底大国オーストパリラより
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バルゲバールに放たれた襤褸桃色の革命旗がジョナサンを貫く
彼が最後に見つけたものはまさしく
己の魂が貫く瞬間に伝説の旅人ザジーの後ろ姿であった
答えはすでに内にあるのだ
それこそがジョナサンが最後に叩いた扉であった
星々の約束
呪いしき幼少期
マジな意識さもう一度
自分以外で生き直す
開かれし
額縁の向こうで
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少年ジョナサン
泣けば巨大化し怒れば鋼の様に固くなり
微笑みは天地を揺るがす木馬童子ジョナサン
そこから度空大師に変わるそれまたジョナサン
星々と交わしたお呪いには
あらかじめ決められたストーリーだって
もがき続ければ乗り越えて
迷わずハッピーエンドにまで続く髭が生えるとさ
大人になったとはそう言うことだ
少年たち
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モトオこれにて候
我が旅ビターンのお返しはリバースの裏返して表
たった今ただいま流行りの流行によるアジテービティビによる夜迎える方向性
ふむふむと真面目に読めば出鱈目の
ペテンにまたがり狂気の玉手箱
先進的先天性モダニティーク
モトオは発掘業者を招集
もちろん根拠は一切ない
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主人公は見た
それは伝説の旅人ではない
あれは古き懐かしき友、ポイだ
姿はとても見違えたが
まさしくポイだったさ
なにもかもをすべてに捧げた先に
宿る反逆の精神
みたまう肉体は重心を据える
伝説の旅人など架空に過ぎないのさ
さあ額縁で世界と物語へ
旅人の
通った道に
草生える
ワラワラ
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壮絶な闘いは額縁を以て切り取られる
まるで踊るように
ときに縺れるように
人生のロンドに馳せる
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モトオ!モトオ!
自由の使者!魂の救世主!
今こそ掲げるは
発掘業者より掘り起こされし
吹き出し彼方へロケンロル
いい子ちゃん達ねんねしな
今夜の夢は玉手箱
開けっ放しの引出しの
中で踊ろう阿呆と散り花
直ちにこれを以て終戦と処す!
吹いている
ただ風吹いている
ただ行きたくてさ
行きたくて
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さみしさよ
嗚呼、この悲しみよいつの日か
誰かに伝え消えてゆく
吐き出すことでまた何かを抱え
子供のままに老いてゆく
奪い合い
与え合った怒りの抑揚に
うつつ抜かして舌舐めずつ
なにかと情熱従いつつ
それでも輝き光っつ
国道42(死ニ)号線
首吊り谷の骸骨だっつ
夕日の沈む海町で会いましょう
バイバイ言葉よ
声なき民の悲しみは
行き場無き泣くエネルギー
より悲しみ深いところへ
流れ着く先首吊り谷
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草の匂いがしていた
懐かしきあの頃は
遥か遠しき港未来
船もなく
滑ってゆくよ北風小僧
あったかい
パラソル吹かしてパライソす
護衛魂の有効期間は後わずか
何を描くかではなく
どこへ行くか
そのことが大事だった
生まれ続けて30年
西へ東へ丸4年
雷鳴の中に美かしい光を見た
美かしい意味を
主人公に探し
風吹きゆ存在意義示すさし
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自由の国の死者へ
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ひとつずつ
人生の謎を
解いてみたい
心が解放されて
ルンルンとすればよい
爆発はスローモーションで
命の変化に見て取れる
もっと自由に生きていたい
裸眼でいることを楽せ
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君の死体は誰にも
演じさせてはならん
生き方を体現し他ならん
出会い別れは様々に
荒涼となるそれでも
震えば魂よ
磨き続けて
守るべきものを
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(あとがき)
すべてはノートの落書きから始まりました。
そこには日々書き綴った詩や、突然現れる謎のキャラクター達。
絶対的な自由を求めていました。
そしてノートは何冊も貯まって行きました。
自分は芸術家だと思い込んでいましたし、今もそう信じています。
そこに希望がありましたが犠牲もあります。
これらの落書きはいつかきっと何かになると知っている気持ちがあったのでしょう。
そんな落書きノートから何かひとつに纏めてみようとしたのがこの、「ヘブンズドアー/魂からの挑戦」でした。
登場人物たちにはみんな物語がありません。
つまり人生がなかったのです。
彼らは皆自分の物語を探し求めているのだと思います。
この世界で物語のない物語をいま必死でもがきながら進むしかないのです。
それは私たち人間も同じように思います。
人は自身の神話を作らなければいけないのだと思いました。
この物語はまだ続きがあります。
描ききれていない神話の続き、まだまだ語れてないことがたくさんあるのです。
描き、歌い、踊れる日がまた来るのを楽しみにこの度、創作大賞2023へ参加応募させて頂きました。
最後まで見て頂き本当にありがとうございます。
これからも何かの形で皆様へ届け物ができることを願っております。
YASUDA
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少しだけそばにいさせて
本当の話し相手なんてそれほど容易く
見つけられないからね
夢を枕にくすぶってたり
快楽の渦に身を焦がす
いつだって生きてみたいの
胸打つ狂気の彼方へぶっ飛ばして
愛してる