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マッチングアプリで会った人を振り返る #1 自分の話だけのイケメン

こんばんは。大人姫です。
マッチングアプリの利用を考えている方、利用している方へアラサーの老婆心から記事を書いてみたいと思います。
アプリはもはや、出会いの王道のひとつ。


わたしは複数のアプリに登録し、10名程度実際に会い、付き合った人もいる。
もちろん失敗もあったけど、ひとりひとりとの出会いが経験。


今回はアプリ登録初期に出会った、典型的な失敗を書こうと思う。

#1 自分の話だけのイケメン

 彼とマッチングした理由は単純で、容姿と学歴と収入がいい感じだったから。

いいね♡を送ってくれた感謝と、話題を提供するメッセージを送る。するとすぐに「いつ会いましょうか」と返信が来た。

 正直、彼のことはよく分からなかった。
職業もIT系、とだけで具体的には分からなかった。

でも画面ごしの微笑みは甘く、好みだった。
(結婚式の披露宴で仲間と撮った写真。仲間の顔にはモザイクが入っている。自撮りをしない、もしくは友人と遊ばない男性に多いプロフィール写真だ)

なんとなく、上手くいかない予感はしたけど。
なんとかなるだろうと思っていた。

失敗の2時間

 待ち合わせ場所にいた彼はある意味完璧だった。
 白Tシャツに淡いブルーのシャツを羽織った、完璧なる爽やか青年のコーディネート。

モテコーデの王道だ。ミルクボーイのボケのほう。

 ここから彼の株価暴落物語が始まる。
 案内されたお店はオーガニック野菜のサラダバーが人気のお店だった。

 「女の子ってサラダ好きかなって思って」


 そういえば当日まで行く場所やお店は教えてくれなかった。相談くらいしてくれてもよかったのに。
それに加えて上記の発言である。女はサラダ好きって、そんな固定観念がある人か??

 微笑む彼にちょっと嫌悪を感じた。会う前に聞いてくれよ。わたしが菜食主義者を弾圧する民だったらどうするんだ。

 聞いたこともない名前の野菜をボウルによそい、もそもそ食べる。

自分の話だけのイケメン


 口の中でバラバラになる葉物野菜を食べながら、改めて自己紹介をする。


 「●●さんってIT系のお仕事なんですよね。どんなお仕事なんですか?」
 「いや〜毎日PC使うだけですよ。」
 「そうなんですね。就活のときからIT系を志望してたんですか?」
 「別に…就活して内定もらえたからそこって感じで。」

この会話、全然楽しくないぞ。


 「会話とはキャッチボール」
とはよく言ったもので。「で、大人姫さんは?」と一言ボールを投げ返せばいいものを、ずっとこちらのボールを待っているような会話。


 マッチングアプリで知り合ったのだから、少しは将来の展望とか、二人でこんなところ行きたいね、とか、そういう未来の話もしたいところなのに。

 彼は仕事の話に飽きてフットサルの話をしている。正直、彼がどのシューズを使っているかとかどうでもいい。


 イケメンなのにどうしてアプリを使っているのか、よく分かった。
 彼は自分の話しか興味がないのだ。

 解散してからメッセージが送られてくる。
 「今日はありがと!大人姫さんって聞き上手だよね笑」

 
 あ、いま頭の血管がぷちぷちって言った。
細い血管何本か逝った。
本当にね、全世界の男に告ぐ。

文脈関係ないところで「笑」をつけるのをやめてくれ。

教訓:なんとなく、はあたる。

 準備を含め、4時間を無駄にしたマッチングだった。ただし反省と教訓を大いに得た。


 なんとなく、上手くいかない予感は、あたる。

 回避するには何度かメッセージのやり取りをすること。会話のペースや内容で相手の性格を探るべし。メッセージのやりとりを嫌がる人は電話でもいいかもしれない。

 嫌な予感がした人は、気をつけてください。
 皆様がいい人と出会えますように。


次回は「いい人だったのに結婚しなかった」パターンを紹介します。


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