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バドミントンの“返せる”打ち方
御託
学校の授業で、たまにバドミントンをやることがあります。
家族で遊ぶときなんかによくバドミントンをしていた筆者としては、いくらか得意な競技だったわけですが、クラスメイトの打ち方を観察していて面白かったことがあります。
それは男女でバドミントンに対する考え方と、打ち方が全然異なっていること。
男子はバドミントンを「勝負」と捉えていますので、いかにして相手を打ち負かすかというプレーになります。
そのため、基本的に低空で水平、直線的なラリーが続く。隙があればバレーのスパイクよろしく相手のコートにシャトルを撃ち込む。
対して女子はほのぼのしています。シャトルの軌道は高い放物線を描き、速度も緩やかなものです。
そして男女で打つフォームが違う。
競技バドミントンなら男子のプレーでいいのですが、家族や友達と遊ぶときにいちいちシャトルを地面に叩きつけていてはあまり面白くありません。選ぶべきは女子がやっているような、相手とラリーを続けていくための、”返す”打ち方が必要なのではないでしょうか。
やり方
御託はここまでにして、高く弧を描いてシャトルを返すような打ち方をお伝えします。
右利きの方向で説明しますので、適宜左利きの方は読み替えてください。
まずはラケットを普通に持ち、ラケットを顔の右側に配置します。
そのまま右手の手首は固定し、肘を支点にラケットを前後に振ります。
これだけです。ラケットが顔の横側を通るようにするイメージで、無心にハエ叩きマシーンと化しましょう。できる限り機械的に動くこと、肘を動かさないことがコツです。
あとは落ちてくるシャトルに合わせて身体ごと移動し、タイミングを合わせてラケットを振ると、放物線を描いてシャトルが返るはずです。シャトルが左側に飛んできたとしても、頑張って足を動かして、シャトルが顔の右側に落ちてくるようにします。
最初のサーブさえ上手くいけば、あとは上記の要領でずっとラリーを続けられるはずです。サーブのコツは……頑張ってください。
慣れるとタイミング次第でシャトルの飛距離や打ち出し角度を調整できます。
楽しいバドミントンライフを。