イバラシティ:守護者《EEL》攻略(3,4人PT向け)
天然のうなぎの旬は秋~冬です。
うなぎは寒くなった頃に食べましょう。(養殖うなぎはその限りではない)
・序文
さておき、このnoteは定期更新ゲーム『騒乱イバラシティ』の攻略記事となります。
なぜこんな記事を書こうと思ったかというのも単純明快。今回更新で初戦闘となったNPC、守護者《EEL》が……抜群の突破失敗率を誇ったから!
私自身の登録キャラは一時的にPTメンバーと離れていたためうなぎと戦っては居ないのですが、PTメンバー達は今回ぬるぬると格闘し、口惜しくも引き分けております。
そして自分がチェックポイントを踏んでいたため、次回戦闘は……うなぎ!
流石に連敗すると辛い。次こそは絶対に勝って進みたい。
しかし、一人で得る勝利になんの意味があるだろう……?
他の人達にも勝って欲しい。そしてS13チェックポイントから出てきて欲しい。
私自身はアンジニティ側なので、取引相手のアンジニティ民が欲しい。
でも決闘で襲う相手もいっぱい欲しい。
そして襲う相手はできるだけ影響力を溜め込み、肥えていると尚良い。
という訳で、こねくり回した鰻討伐ハウツーを陣営問わず公開しようと思い立ちました。
皆で力を合わせて立ち向かおう!
尚、この記事は基本的に3~4人PT向けの攻略となります。同時期に……というか共謀して、1~2人PT向けのうなぎ攻略記事もとある大きな男にお願いしてあるので、迷える少数PTの子羊達にはあちらがうまいことやってくれる事でしょう。
2020/07/06追記:やってくれました
https://note.com/matud/n/ne019de8f5df2
そしてそれとは別に、他の方もうなぎ対策記事を書いており、こちらも大変参考になります。要チェック。
https://note.com/200000is/n/n8331d6557bfa
書いてみたら結構長くなってしまった(一万三千字)ので、手っ取り早く結論だけ見たい人は『で、結局どうしたら勝てるの?(要約)』まで飛んで頂ければ、そこにだいたいのことが書いてあります。
・うなぎは何をしてくるか
まず敵の基本的なデータ。
・ステータス
守護者《EEL》
MHP:13091→フロウライフ後15290
MSP:452(通常攻撃毎に136回復)
・付加
反護Lv25(被攻撃命中時、確率発動。自分に守護を2~3追加。)
鎮痛Lv25(被攻撃命中時、確率発動。自分のHPを大体9.6%回復。)
舞護Lv25(攻撃回避時、確率発動。自分に守護を5追加。)
舞撃Lv25(攻撃回避時、確率発動。攻撃してきた相手に無属性攻撃。ダメージは700~800程。)
水纏LV25(戦闘開始時、確定発動。水特性及び水耐性が増加。)
敏捷Lv25(戦闘開始時、確定発動。AGが増加。)
・パッシブスキル
血気(MHPに対しHPが減るほど、与えるダメージが割合で強化。)
死線(MHPに対しHPが減るほど、自分の攻撃の命中率が割合で強化。)
背水(MHPに対しHPが減るほど、受けるダメージが割合で低下。)
見切(MHPに対しHPが減るほど、受ける攻撃に対する回避率が割合で強化。)
強打(自分の行動前、100%発動。次に与える攻撃のダメージが18%強化。)
・アクティブスキル:
・プロティアンフォーム 消費SP0 第1行動時使用
(スキル使用時、以下の効果がランダムに6回選ばれ発動。
『隊列1後退(最大3列目)』・『射程1増加』・『連続行動ゲージ増加』)
・フロウライフ 消費SP80 第2行動時使用
(MHP上昇、DF上昇。MHPは通常約16.8%上昇。)
※以下のスキルは全て、SPが足りるものから抽選でランダムに使用する。
・アルヒェ 消費SP240
(敵傷:水撃+味傷:水撃。大火力。)
・ディープブルー 消費SP200
(敵:水撃&水特性増。大火力。)
・バックフロウ 消費SP100
(味傷:精確水領撃&HP増&隊列後退。領撃という点が強烈な回復スキル。)
・ウォーターフォール 消費SP50
(敵:水撃。標準的な攻撃。)
で、これでどうなるかというと、HPが減る程硬くて力が強くてよく当ててよく避けると全体スペックが上昇した上で、回避をする度に守護を積み、その守護による自動回避によってさらに回避をしてくる訳です。
うーんひどい。
ちなみに守護はダメージに応じて減少量が増え、減少量が所持守護量をオーバーした場合は回避せずそのまま命中する(守護は減らない)という仕様。
それが背水によって被ダメが減っていると、当然守護で回避されるラインというのは近づいてくる訳で……ここに非常に悪質なシナジーが産まれています。
この背水と舞護のコンボをいかに突破するか、というのが鰻攻略の1つの焦点となるでしょう。
また強打という100%発動の与ダメ増スキルを持った上で全ての行動が単発攻撃であるため、このパッシブ1つで純粋に全ての行動効率を18%上昇させています。
こういう1つ1つのパーツがしっかりシナジーに噛み合っているあたり、我々プレイヤーのような環境の変化やその場の思いつき等で行き当たりばったりの自然成長を繰り返す連中とは違う、インテリジェント・デザインという物を強く感じさせます。
そういえばうなぎとスパゲティって似ていますね。
更に、アクティブスキルがまた曲者揃いで……ここは一つ一つ解説していきましょう。
・プロティアンフォーム
EP0SP0というのが不具合ではなかった、おそらく敵専用スキル。(30複合で実装されたらどうしよう……)
このスキルによって初手で隊列と射程がぐちゃぐちゃになり、横並びと信じて列攻撃を振るった多くの挑戦者達を泣かせました。
しかし最も厄介なのは『連続増』の部分で、これがおそらく一回50弱(連続ゲージの半分くらい)。つまり6回のランダム効果のうち、連続増を2回引けば即座に2行動、4回引けば即座に3行動してきます。
滅多に無い事だとは思いますが、6回全部が連続増なら3行動した上で2T目に2行動することに……
まぁ流石にそこまで行くと射程1がのちのち足を引っ張る(バックフロウで下がった時に攻撃スキルが射程外になる)かもしれませんが、行動がずれ、また1T目に積み技を終わらせて攻撃を振るってくる可能性があるというのは大変な脅威です。
・フロウライフ
なんかこのうなぎHLかDFがめちゃくちゃ高いっぽいんですよね。
詳細説明は後ほどバックフロウの説明をする時に改めて行いますが、少なくともPCが普通に堅固でフロウライフを使った時はそこまでDFが激伸びする訳ではないので、多分素のステータス(人間なら装備強度に相当する部分)が高いのだと思います。MHPの上昇幅を見るに、バックフロウのスキルLvとかは常識的な範囲内ですし。
基本的な回復技が殴り回復なのでMHPの方は鎮痛の回復量にしか寄与しないのですが、それでも+2199と増えるものは増えているため、ディメンションブレイク等のMHP低下技による蓋(※)は有効でしょう。ただプロティアンフォームの連続増によって高確率で1T目の連続行動で撃ってくるため、行動順で先手を取っていなければさくっと撃たれてしまう上、列もバラける点には注意。
基本的に、このスキル自体はそこまで注意が必要な技ではありません。
※『蓋』:同種の永続バフ・デバフ(上昇・低下)は効果量が『1÷使用回数』になる事を利用し、先駆けて同種のデバフをかける事でバフの効果量を大きく抑える事
・バックフロウ
このうなぎ達が世界で一番使いこなしているスキルにして、おそらく数多の引き分け達の副原因。(主原因はおそらく舞護反護背水)
使用回数設定はおそらく5回。
殴り回復であり、領撃であり、隊列後退効果を持つというとびきりのユニーク性能スキル。
殴り回復であるが故に強打の効果を受けて火力(=回復量)が上がり、領撃であるが故に領域値によっても火力(=回復量)がどんどん上がり、隊列後退効果を持つため、HPの減った敵を後ろに下げてしまう。
特に気をつけるべき所はやはり領撃であるところで、例えば領域値0だと
回復量はこの程度で済むのですが、これが領域値6くらい溜まってしまうと
このようになります。
見て分かる通り段違いになるので、水以外の属性スキルを使って敵側の領域値は積極的にリセットしていきましょう。
ただし、この場合リセットしたいのは「うなぎがいる場所の領域値」です。属性つきの回復技等を使っても、味方側の領域値しか上がらないので気をつけましょう。
また、バックフロウは味傷追尾なので(1列目を攻撃する構成になっており、また連打されなければ)基本的に1列目に向かって飛ぶのですが、仕様上1列目に誰もいなくなった場合、2列目のキャラクターが領域値ごと前に出てきて、2列目の領域値が次T以降の1列目の領域値となってしまいます。
敵の前列に攻撃を集中させる一般的な構成だと、後列の水領域値はたっぷり。それが前列に出た所にバックフロウが飛べば回復量もたっぷり。
つまり
・全、貫スキルによる、敵後列も含めた領域値リセット
・先手をとっての属性スキル多用によるこまめな領域値爆破
いずれかの対策が必須となるでしょう。
或いは、このバックフロウは何故かHP条件ではなく攻撃技と同条件ランダムらしいので……出ないように祈るとかかな!
尚、攻略とは関係ない話なのですが、おそらくプレイヤーが使うバックフロウは一般的にここまで強くないです。具体的には、ダメージに比した回復効率において。
というのも、バックフロウはおそらく他の単発殴り回復(クリエイト:グレイルやパワフルヒール等)と同じくダメージ×2が基礎回復効率で、そこにHL補正、DFによる被HL補正がかかる形式。堅固に構えて強めの防具を装備してフロウライフ、とうなぎに近い条件で使用したとしても、HLDF補正はせいぜい1.5倍……つまり回復効率はダメージの3倍くらいになる筈です。
比してうなぎのバックフロウは……なんか4倍くらい回復していますね。
これはおそらく、うなぎの素のHL或いはDFが異常に高いためにこうなっているのだと思われます。バックフロウの回復効率が高い訳ではない。
もちろん、今後防具の強さが伸び、W防具等を装備する事でプレイヤーの殴り回復効率も4倍に届く可能性はありますが(もしかしたら、今既に届いてる人もいるのかも)、その時はクリエイト:グレイル等でも4倍に届いています。
プレイヤーにとってのバックフロウは特別強力な回復技というより、領撃や隊列後退といった唯一性を利用した「ユニークなスキル」という扱いになるでしょう。
まぁうなぎはそのユニークさも存分に使いこなしているので、こいつらが全一のバックフロウ使いという点はおそらく揺らがないのですが……
・アルヒェ
なんてこったの大火力スキル。
血気が乗っていない初手使用でも、強打込みで3500〜4000は出してきます。血気が乗れば5000越えも。
その分味方も殴りますが、うなぎ達は水耐性を備えているためそのダメージをぬるっとカット。
このスキルの恐ろしい所はやはり敵傷という部分で、PT戦では初撃でHPが減ったところに運悪くアルヒェ発動が重なってしまうと、いきなり一人ノックアウトされる可能性すらあります。
また、PTのうち一人だけに水耐性を積んで水撃に強くしたとしても、敵傷攻撃はPTの柔らかい部分に容赦なく殺到します。射程のランダム増加のせいでワントップ戦法も不安定。相手の火力を落とす、回復を頑張る等、PT全体に向けた耐久ケアが必要になります。
使用回数設定はおそらく5回。
・ディープブルー
こちらも強力な水擊スキル。
その火力はアルヒェに近しく、血気無しでも3000ダメージを優に超えてきます。それでいて水特性増の部分は、正直実感できるほどではない……というくらい。無属性が急に弱くなったりしない分、そこは救いと言うべきかもしれません。
使用回数はおそらく5回。
・ウォーターフォール
うなぎスキルの良心。
ブレイク互換なので消費spに対するダメージ効率ではなかなかのものですが、やはりアルヒェディープブルーと比べればはるかにマシな打点と言えます。
このウォーターフォールと上述のバックフロウ、アルヒェ、ディープブルーはどうも同条件でランダム発動らしいのですが、こういう設定の時、SPが足りているスキルが優先して出て、それでも足りなければ通常攻撃をする……という仕様になっています。
つまり通常攻撃のSP回復量が136(※)であるうなぎたちは、一度SPを使い切った後に出るスキルがほとんどこのウォーターフォールかバックフロウ。
ディープブルーやアルヒェを使ってくるのは最初の数Tに限られる、という事ですね。
ただし、それも20T目くらいまでの話。
このウォーターフォールの使用回数設定がおそらく10回であるため、これとバックフロウを撃ち尽くした後は、ひたすら通常攻撃と高消費高係数攻撃を繰り返してくるでしょう。
※『136』:アルヒェの消費が240、ディープブルーの消費が200。つまりちょっと足りない。でもウォーターフォールとバックフロウには足りちゃう。
まとめると……
うなぎの行動をターン毎にまとめると、およそ以下のようになります。
1T
1行動目:プロティアンフォーム→射程、隊列、連続のランダム増加
2行動目(高確率で連続):フロウライフ→MHP、DF上昇
2~4T
3~5行動目:ディープブルーorアルヒェorバックフロウorウォーターフォール
5T~およそ19T
6行動目~:通常攻撃orバックフロウorウォーターフォール
およそ20T~
およそ25行動目~:通常攻撃orアルヒェorディープブルー
プロティアンフォームによる連続増の具合によってはフロウライフが2T目になる場合や、1T目から攻撃を放ってくる場合もあります。
また、6行動目はアルヒェは飛んできませんが、ディープブルーはギリギリ飛んでくる可能性があります。(ウォーターフォールしかしてこなかった事が前提)
とはいえ、平均的にはこのような行動パターンとなるでしょう。
・うなぎを倒すのに必要なこと
一発一発の攻撃の威力を高める
まずこれが最重要です。そうしない限り、背水舞護を抜き、回避時被攻撃命中時パッシブの嵐の中でダメージを入れて行くことはできません。
具体的には単発ダメージ750以上(※)は欲しく、背水によるダメージ減も考えると、最低でもブレイク以上の係数を持つスキルを攻撃の主軸としていきましょう。
ハードブレイク等を持っているなら、メイン火力として採用していいでしょう。
※『750以上』=守護5による回避ライン。うなぎの守護は1につきおおよそ150くらい避けるように見える……のですが、どうもちょこちょこ値がズレる事があるので、あくまでおおよその数値。この守護ってやつ、どうやら生きているらしい。
命中力を高める
火力を高めることで守護による回避は防げますが、それはそれとして命中力が無ければ普通に回避をされ、舞護を積まれてしまいます。
うなぎはスタイルこそ疾駆ではありませんが、敏捷Lv25と、なにより見切の存在により素の回避率も無視できないレベル。
火力と命中率の総合値を高める方向性で、装備及びパッシブスキルを選んでいきましょう。
可能ならば、全員射程1武器を持って1列目に並ぶのが良いでしょう。うなぎは列攻撃なんてしてこないので、横に並ぶリスクは特にありません。
武器、装飾はできるだけ強度の高いものを。自由枠にもできるだけ強い武器か装飾を。火力に関してはスキル係数で補うのが基本的におすすめであるため、自由枠に武器を入れるか装飾を入れるかで迷った場合、よほど強さに差が無い限り……強さにして50以下の差であるなら、装飾を優先した方がよいでしょう。
また、相手の回避率を下げる事はつまり命中力を高める事に繋がります。肉体変調である盲目がその辺大変強力であるため、攻撃を伴わない付与手段……具体的にはフラッシュかレイがあれば、有効活用していきましょう。
領域値をリセットする
バックフロウによる回復をどうにかする事が鰻突破第2の関門。
この回復スキルは領撃であり、領域値0であれば大した回復量はありません。うなぎに水領域値を溜めさせない事を常に意識して動きましょう。
属性スキルは、1度の使用では領域値1未満止まり(表示上0で数字に色だけついた状態)となる事が多いです。リセット目的で属性スキルを振る場合、できるだけ2回以上使用するか、他のPTメンバーと協力して、その属性の領域値を1以上にする必要があります。
また隊列詰め、バックフロウ2連打(1発目で列2に下がった後、列2の領域値を参照した2発目が出て来る)の存在から、列1以外の領域値もできればリセットしておきたい所です。貫通や全体対象の属性スキルがこの役割をこなせるでしょう。
但し攻撃つきのスキルだと、後列の高いAGにより回避されて守護を積まれる危険性があるため、「攻撃を含まない属性つき全・貫変調付与スキル」が最も理想的です。
つまりフラッシュとかレイですね。さっきも似たような事を言った気がする。
次与ダメ減
>>>>アブソーブ<<<<
変化15 アブソーブ 消費SP100 敵全:次与ダメ減(-50%)
これが今週のラッキーアイテムです。
うなぎの行動は全てが単発攻撃であり、何よりもアルヒェ・ディープブルーは最初の数Tに一度使った後、20T目近くまでは殆ど使ってこないため、最初の数Tに与ダメ減を当てておくだけで序盤の安定性は格段に増し、アルヒェの連発と集中による事故のような駒落ちを防げる事でしょう。
そして与ダメ減はバックフロウによる回復にも影響するため、20回設定でひたすらアブソーブを連打する、というのもアリな手段となります。一手で敵全体の行動効率を半減できると書けば、それはもうかなりの脅威。
とはいえ変化15というのは、血気の存在からアタッカーが多い位置。
敵を倒すためには結局の所舞護を抜いてダメージを入れていく必要があるため、アブソーブ連打すれば負けないにしても、アブソーブ連打していても勝てるか、という所は考えに入れておく必要があります。
もっとも、初手数行動のアブソーブはアタッカーだろうが何だろうが入れていって良いと思いますが。
また注意点として、与ダメ減は強打がつく前に撃たなければなりません。
与ダメ増と与ダメ減が重なった時、二番目以降は効果量が1/4となります。つまり強打の18%が乗った後でアブソーブを撃っても、効果量は1/4の13%となり、最終的な与ダメ減少も+5%程度になってしまいます。
なので強打に先んじる事が重要なのですが、うなぎが最初に殴るのは3行動目でも、1行動目のプロティアンフォームを使用する時から強打は発動します。よって、行動順でうなぎよりも先手を取った上で、1T目に与ダメ減を打ち込みましょう。2T目は、うなぎの最初の2行動が積み技である関係上、初手3回行動をしていない限り1T目の与ダメ減がまだ残っているため、打つ必要はほぼありません。3T目、4T目はまだアルヒェ、ディープブルーが飛んでくる可能性があり、また初手で連続行動をしてこなかった鰻は3T目から殴ってくるため、できれば抑えて置きたいターンです。
つまり、鰻の先手を取った上で1,3,4T目にアブソーブを打つのが最も効率の良いタイミングとなります。
それ以上のアブソーブは、PT構成とよく相談の上で決めましょう。
またアブソーブ持ちがうなぎの後手行動である場合、どうしても初撃に対する抑制はできなくなります。しかし2T目、3T目のアブソーブは有効でしょう。(先手で打つ3,4Tのアブソーブと同等の効果があります)
尚、複数対象の与ダメ減は、他にコンテインというスキルがあります。
武術5領域5 コンテイン 消費SP50 敵列:精確攻撃&次与ダメ減
こちらはアブソーブと違い列である点、攻撃を伴う点、その攻撃を外せば効果を発揮しないという点から……先手1T目にだけ使うのが望ましいでしょう。そのタイミングならばうなぎはまだ全員横1列に並んでいて、HPが満タンで見切の影響は無く、守護も付いていないません。つまり、アブソーブと同等の効果が見込めます。
初撃にしか効果はありませんが、それでも有ると無いとでは大きく違う筈です。
※7/7追記
コンテインの効果量をちゃんと見たら-20%でした。強打減衰込みでアブソーブが半減以上(118%→55%)なのに対し、コンテインは3割減ほど(118→85%)とけっこうな差異。同等と言うのはかなり言い過ぎでした。大変申し訳ありません。基本的にアブソーブの使用を優先し、コンテインはアブソーブが無い場合にだけ使うのが良いかもしれません。
20T目までに勝負を決める
勿論、決着は早いに越した事はありません。それでもなぜ20T目かというと、その辺からうなぎが殺意を篭めてくるからです。
このくらいのターンでウォーターフォールとバックフロウを使い果たしたうなぎ達は、アルヒェやディープブルーを8行動に3回くらいの頻度で打ち込んでくるでしょう。しかもこれは開幕に撃ってくるものと違って血気と死線が乗っているため、火力が上乗せされています。
大火力でとどめを刺す
うなぎを倒さなければ勝てません。ですが、倒すためにはHPを減らさなければいけません。そしてうなぎは、HPが減る程に強くなります。
じゃあどうすればいいの?というと……要はHPを減らさずに倒せば良いのです。
具体的には、大火力で一気に止めを刺す事でHPの低い時期をショートカットしてしまいましょう。
うなぎのMHPはフロウライフ後で15290。この残り1/4……3822くらいからは、もう一気に吹き飛ばしてしまいたいところ。背水で減らされる事を考えると4000ダメージくらいが目安ですね。通常攻撃で250くらいのダメージを出せるなら、20行動目必殺ストライクで3400ダメージくらいには届く筈ですが……それでも4000は火力を高めたアタッカーでないと高めのハードル。難しそうならPTで分担して、2撃くらいでとどめを刺すのが良いかもしれません。20行動必殺ブレイクでも十分な活躍はしてくれるでしょう。
敵傷はバックフロウで射程外に下がったうなぎに飛んでしまう可能性が高い(=回避される可能性が高い)ために普段使いとしてのスキルとしては非推奨ですが、このとどめ用として必殺で使う場合には強力です。
・うなぎの前でやらないほうが良いこと
係数の低い攻撃、連擊、連鎖擊係スキル
舞護Lv25はパワー抜群。威力の低い連撃、特に生半可なATによる五月雨なんかを使おうものなら……
このような事になります。
守護によって回避され、その回避によって守護が貯まる無限ループ。
うなぎを攻撃する際は、全ての攻撃に500のマイナス(※2)がかかっているものと考えましょう。
単発400の攻撃をする時、その価値は-500されて-100。
つまりうなぎにとって100のプラスです。
※2『500のマイナス』=守護5によるダメージ減少量×舞護発動率+守護3によるダメージ減少量×反護発動率+鎮痛による回復量×鎮痛発動率 を参考にしつつ、とても大雑把に出した数字、それが500。実際にはここにそれぞれ命中率と回避率とかもかかってきたり、守護の有無で話が変わったりと色々あるので、あくまでも目安。
うかつな火属性スキルの使用
水領域値+火領域値の領域効果は煙霧。
効果は命中率と回避率の減少……つまり敵側に出ても味方側に出ても、うなぎの舞護を誘発してしまいます。
できるだけ発動させたくはない効果ですが、高火力攻撃スキルが火属性スキルしかなかったり、最も効果的なスキルが火属性だったり、やむを得ない場合というのもあるでしょう。
ただ、使う時は本当にそれだけの価値があるのか、慎重に考えてから使用しましょう。
長期戦
何度か触れましたが、うなぎは20T 目くらいから高係数攻撃スキルしか使わなくなってきます。その嵐の中を掻い潜りながらダメージを出していくのは、中盤のウォーターフォールとバックフロウしかしてこないうなぎを相手にするよりも大変な困難を伴うでしょう。
ただし例外として、どうしても火力が出せそうになく、PTが全体的に耐久寄りである場合等は、バックフロウの使用回数が枯れた後まで粘って30行動必殺等で押し込みにかかる手も有効かもしれません。
・うなぎ狩りに役立つもの
対EEL有効スキル一覧(3人以上PT向け)
・高係数単発火力スキル
やはり守護を貫通できることが重要。舞護25の守護付与量が5である事から、単発威力×命中率で750以上(守護5相当)を目安に。
特にハードブレイクは消費と威力のバランスから、通常使用の主力スキルとして非常にオススメです。
ただし、粗雑は命中率から、敵傷は射程外に飛んでしまう可能性が高い事から非推奨。
武術 5 ストライク 50 敵:攻撃+自:連続減
自然 5 響鳴 5 アースタンブア 100 敵:地撃&自:3D6が15以上ならMHP・MSP増
魔術10 呪術10 ワンオンキル 100 敵:闇撃+自:闇撃
魔術10 幻術10 マインドボム EP1 100 敵:SP火撃
時空10 制約10 インパクト 120 自:HP減+敵:風痛撃
命術15 変化15 グレイシア 120 敵:水撃&AG減&凍結+自:凍結
呪術15 変化15 ウィザー 140 敵:闇撃&AT減
呪術15 解析15 デスグラスプ 200 敵:闇撃&名前に「活」を含む付加効果1つを埋葬に変化
武術20 ハードブレイク EP1 120 敵:攻撃
幻術20 カレイドスコープ 130 敵:SP光撃&魅了・混乱
魔術20 幻術20 マスフレイム 230 敵:火撃&炎上+敵全:精確光撃&盲目+自:炎上・盲目
自然20 具現20 クリエイト:ジャイアントフィスト 300 敵:地撃&強化ターン効果を短縮
幻術20 制約20 サンクション 120 敵:精確光撃&名前に「撃」を含む付加効果があれば精確光撃
武術25 フィアスファング 150 敵:攻撃&MHP減
魔術25 呪術25 スヴィニール 200 敵:火撃&復活LV増
命術25 領域25 アルヒェ 240 敵傷:水撃+味傷:水撃
初期 ブレイク 50 敵:攻撃 ※上記のスキルが何も無かった場合に、仕方なく使うこと
・火力、命中バフ
守護貫通のためにはやはり火力が大事。特に永続ATバフは、持っていれば一度は使っておきたい。ターン効果は必死に維持するよりは、必殺ターンに合わせて使い、とどめの補助とするのが良いかもしれません。
また舞護及び見切の対策に、命中力もできるだけ稼いでおきたい所です。
武術 5 響鳴 5 マーチ 100 味全:AT増(4T)
武術10 百薬10 パワフルポーション 120 自:AT・DF増+猛毒・麻痺・衰弱
武術15 呪術15 アウトレイジ 200 自:AT・闇特性・光耐性・闇耐性増
武術15 制約15 阿修羅 EP5 【戦闘開始時】自:HP減+AT・DX・LK増
武術15 変化15 血気 EP4 【戦闘開始時】自:現在HP割合が低いほど攻撃ダメージ増
変化20 ブレイドフォーム 160 自:AT増
変化20 領域20 フォースフィールド 1 300 味全:AT増
魔術25 グリモワール 300 自:MSP・AT増
武術25 使役25 バトルダンス 240 味全:AT・DX増(3T)
武術25 響鳴25 ソウルビート 200 敵:5連撃+自:SP50%以上ならAT・LK増(2T)
魔術25 響鳴25 アウデンティア 300 味全:AT・LK増+炎上
制約25 百薬25 ドリンカー 300 自:AT・DX増+3D6が10以下ならHP減 🎲10↓:50%
制約25 領域25 ゴッズディサイド 140 味7:3D6が11以上ならAT・LK増(1T) 🎲11↑:50%
武術 5 解析 5 フィジカルブースター 180 自:MHP・DX・自滅LV増
制約10 変化10 キーンフォーム 150 自:DX・貫撃LV増
制約10 領域10 ブラッドアイズ 150 自:HP減+AG・LK増+3D6が11以上ならAG・LK増(3T) 🎲11↑:50%
制約15 解析15 死線 EP4 【戦闘開始時】自:現在HP割合が低いほど攻撃命中率増
武術20 響鳴20 巧技 EP4 【戦闘開始時】自:DX・LK増
・全体or貫通の属性つき非攻撃変調スキル
相手に攻撃しないスキルは舞護を誘発せず、水以外の領域値を上げる事でバックフロウの回復力増加を抑えられます。
一回の使用では領域値が1に満たない事が多いため、最低2回使用がオススメです。
特にフラッシュとレイは、領域が上げられる上に盲目が非常に有効であるため、特に有効なスキルとなっています。
幻術 5 制約 5 フラッシュ 120 敵全:盲目
幻術 5 解析 5 レイ 30 敵貫:盲目
呪術10 領域10 タクシックゾーン 140 敵全:猛毒
自然10 呪術10 コロージョン 70 敵貫:腐食
・非攻撃のHPダメージ変調(猛毒、腐食、凍結、炎上)付与スキル
命中回避判定を経由せずにダメージを稼げるのは有利な点です。ただし、できれば変調特性等もあわせて欲しいところ。
ファイアレイドについては、環境変調特性を持たない場合は煙霧のリスクの方が上回るかもしれません。
具現 5 百薬 5 クリエイト:ヴェノム 90 敵:猛毒・麻痺・腐食
魔術 5 領域 5 ファイアレイド 110 敵列:炎上
命術10 呪術10 ディープフリーズ 110 敵:凍結
命術10 領域10 スノードロップ 150 敵全:凍結+凍結状態ならDX減(1T)
魔術15 呪術15 コロウドスパウト 150 敵5:腐食
呪術20 百薬20 ヴェノムスパウト 150 敵5:猛毒
百薬25 コンテイジョン 200 敵:猛毒・麻痺・衰弱・盲目・腐食
・範囲与ダメ減
PTの場合は列か全。コンテインは列かつ攻撃判定を含むため、初ターンかつ先手を取れているケース以外では非推奨。
攻撃判定がなく全体である事から、PTではやはりアブソーブが特に有効です。
武術 5 領域 5 コンテイン 50 敵列:精確攻撃&次与ダメ減
変化15 アブソーブ 100 敵全:次与ダメ減
・全体与ダメ増
守護の存在から単発火力が有効、かつ一発一発の火力をできるだけ上げたいので、全体与ダメ増の連打が有効。
時空 5 使役 5 ヴィガラスチャージ 100 味全:次与ダメ増
使役 5 領域 5 クレイジーチューン 50 味全:混乱+次与ダメ増
・単体与ダメ増
HP割合が低くなるほどEELは強くなる。そこでHPの残りはできるだけ大きな一撃で削りたい。
単発攻撃スキルを必殺使用する前に、以下のスキルがあると心強い。
魔術10 解析10 コンセントレイト 30 自:次与ダメ増
変化25 解析25 アスティオン 150 味:次与ダメ増
・MSPデバフ
できるだけアルヒェとディープブルーを撃たせたくないため、MSP低下は非常に有効。
(ただし隊列の偏り次第で初ターンの1列目人数が一人といった事態も有り得るため、連打が有効かは運が絡む)
武術10 幻術10 ムーンサルトプレス 120 敵:光撃&MSP減
・で、結局どうしたら勝てるの?(要約)
装備は命中>火力>>>その他 の優先順位!できれば射程1で一列目!
先手を取っていれば1,3,4T目アブソーブ!無ければ1T目コンテイン!
後手なら2,3Tアブソーブ!
威力の低い攻撃はできるだけ避け、一発一発を太く!
低ATの場合、特に五月雨などは外そう!
領域値はこまめにリセット、できれば敵全や敵貫の属性技で敵後列もリセット!ただし領域効果は煙霧以外だとより良し!
20行動目必殺で大火力攻撃を仕掛け、できるだけ20T以内にうなぎを一気に消し飛ばそう!
そうしたら…………勝てるさ!(多分)
・おわりに
いかがでしたか?
うなぎ、勝てそうでしょうか。
うなぎは一見非常に強力なボスで、じっくり調べてみてもやっぱり強力ですが、それでもちゃんとプレイヤーが付け込む余地が作られています。実に戦いがいのある、楽しいボスと言えるでしょう。
ここまで色々と書き連ねてはきましたが、NPC対策や攻略方法というのは本来、PT毎にメンバーや手持ちの戦力に合わせて考えるべきものです。この記事はあくまでも参考程度にして、自分のPTに合った対うなぎ戦略を組み上げてみましょう。この記事では避けるべきと書かれているような行動も、貴方のPTでは勝利への近道である可能性があります。
今までなんとなくでNPC戦に勝てていて、このうなぎ戦で始めて躓いたという方も、ここで改めて自分の戦闘設定とじっくりにらめっこをする事で戦う楽しさというものを知る事ができるかもしれません。
そして戦う楽しさを知ったのなら、うなぎ以上に強力で戦い甲斐のある強敵達が、実はハザマにわんさと蠢いているという事実にも気づくハズ。
対人戦…………楽しいよ!
尚、タイトルにもありますが、この記事は基本的に3~4人向けのPT戦を想定して書かれています。少人数戦では、また取るべき戦術も変わってくるでしょう。
その辺は松戸さんが記事を書いてくれるらしいので、完成したらこのへんにURLを載せておきます。
https://note.com/matud/n/ne019de8f5df2
また、この記事の作成において、色々な方に情報提供や検討協力をお願いしました。特に色々な情報をくださった990イツPLさんには大変お世話になりましたので、この場で謝辞を述べさせて頂きます。
ありがとうございました。
みんな、うなぎ……勝とうね!
そしておいでよ、S13!
特にイバラシティ4人PTの皆!待ってるよ!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?