結婚式節約の技術 その1

はじめに


結婚式、とってもお金がかかりますね。
ご祝儀である程度相殺できるとは言え、それなりの形できちんと式を挙げると、100万の桁の出費になることが多いと思います。
一方で、結婚式というのは家と同じで人生で何度も繰り返す買い物ではないので、買う側のリテラシーが基本的に低いという問題があります。
そのため、売る側の言いなりになってしまうと、それぞれの商品に対して妥当な金額を大幅に超える出費になってしまう事が往々にしてあります。

この記事では、私自身の体験談を元に、将来結婚式を挙げるみなさんが過剰な出費を抑えつつ、望むような結婚式を挙げるための技術をまとめて見たいと思います。

式場見学

結婚式をどこで挙げるでしょうか。専用の式場、ホテル、神社、色々選択肢はあると思います。まずは相場感を知るためにも式場見学に行くことをおすすめします。私は5~6箇所ほどの式場を事前に見学しました。
式場見学では食事がついているコースなんかもあって、デートがてら行く事もできるでしょう。ここでまず1つ目のポイントがあります。

ブライダルキャンペーンの活用

式場見学(ブライダルフェア)に行く際は、以下のような各サイトが実施しているキャンペーンを必ず利用しましょう。

このキャンペーンを利用すると、式場見学のリターンとして3~5万円の金券や電子マネーがゲットできます。しかも上記の各社のキャンペーンは併用できるので、組み合わせてたくさん式場を回れば、10万円近いリターンを得ることも可能です。
そんな事あるのかと思うかもしれませんが、そんな事あるんです。
一つの式場の見学は数時間で終わり、上記のキャンペーンは3箇所程度回る事で得られる事が多いので、式場見学をしつつ時給数千円を受け取れる事になります。
私としては相場感や、良し悪しを把握すると言う観点で最低でも3ヶ所程度の式場の見学をおすすめしますが、お金をもらいつつ見学できればなお良いですよね。
式場の挙式料金というのには、こういうキャンペーンの料金が事実上含まれているわけで、全く使わずに式場を一つに決めてしまうと他人のキャンペーンの費用だけ払って自分は受け取らないという事で損をしているとも考えられます。全部併用して10万円というのはやりすぎにしても、最もリターンの良いゼクシィだけでも活用して、商品券をもらっておくのは全く妥当なことだと思います。
ちなみにこれ、婚約指輪や結婚指輪を見に行くことでも同じことができて、額は減りますがやはり1万円程度のリターンを得ることが可能です。見に行くだけでもらえるわけですから、指輪選びの際も活用すると良いでしょう。

契約まで

さて、式場見学に行くとゲストを何人程度よぶかや、利用したい会場などに基づいて見積もりをもらうことになると思います。だいたい最初に定価ベースの見積もりをもらいますが、これは無意味な数字なので無視してOKです。その後、この場限りとか、キャンペーンでとか色々理由をつけて数十万は安くなった見積もりをもらうと思いますが、こちらが本来の販売価格のようなものだと思って良いと思います。高い値段を見せてから値引きしてお得感を見せるというやつですね。騙されないようにしましょう。

見積もりは値切れる

この”本来の販売価格”ですが、だいたい別に限界じゃないです。この後いろんな理由で費用を上乗せしてくるわけですが、そのベースになるのが最初の見積もりですので、最初の見積もりをできるだけ安くするのは大事です。
担当者の裁量で自由に値引きできるとは限りませんが、例えばウェディングドレスの持ち込み手数料を無料にしてもらう(後述しますが、ウェディングドレスは式場提携店でのレンタルが一番悪手なので持ち込みが通常おすすめです)とか、同クラスの他の式場の見積もりと競合させるなどである程度頑張ってもらうと良いと思います。
基本的にこのときの見積もりより、最終支払額が更に安くなることは殆どありません。だいたい高くなります。机の上のお花を豪華にしたいだとか、こういうこだわりを入れたいだとか、アルバムを豪華にしたいだとかで、上がることはあっても下がることは殆どありません。
なので、契約段階で勉強できるところはしてもらいましょう。オープニングムービーサービスしてくれたら即決しますとか値切って行けば、以外となんとかなるものです。(無理そうなら引くことも大事ですよ)

事前確認ポイント

金額のことはさておき、事前に確認しておきたいポイントは以下の様なところがあると思います。

  • 持ち込みの可否

ウェディングドレス・タキシードの持ち込みが一番大きいところですが、だいたい持ち込み料金がかかるので、いくら掛かるか確認しておきましょう。値引きしてもらいやすいポイントでもあるので、価格交渉の材料にしても良いと思います。特にウェディングドレスはレンタルでも非常に高額(数十万円~)で、5万円程度の持ち込み料であれば、自前で別ルートで購入して持ち込むなどした方がお得なことが多いです。特に式場提携店でレンタルしようなどとすると、例えば25万円くらいまでのドレスは結婚式のパック料金に含まれいたりすることが多いのですが、25万円でレンタルとは到底思えないしょぼい代物で、せめて30万以上払わないと、、とかなることが多いです。(提携点を数か所回った感想)
これは私の体感で主観ですが、日本デザインで中国などで裁縫して送るような業者の10万円程度のウェディングドレスを購入するほうが、式場提携店の30万円のウェディングドレスをレンタルするよりも質が高い印象です。

その他、ブーケなどのお花も高額ですので持ち込みできるものは持ち込みましょう。カメラマンも持ち込みに変更できる場合、式場経由の半額以下になることが多いようですので、うまく活用されると良いかと思います。式場でお願いすると、撮影データのレタッチも全然してくれなくてイマイチ。。なんてことも多いそうです。とにかく持ち込めるものは持ち込むのがお得ということは基本的に認識しておいたほうが良いです。
ただし、たくさん持ち込むほど手間も増えるので、優先順位としては額も大きく、こだわりたいポイントであることも多いであろうウェディングドレスの持ち込みを検討されるのが良いかと思います。インポートのドレスなどは、リセールが高いので、購入価格が高くても、レンタルに比べてトータル支出が抑えられる可能性も高いそうです。

  • 料理

料理の内容は契約後も変えられるわけですが、事前の試食は大事だと思います。というのも単純に一番高いセットを頼むと一番美味しいかと言われると、そんなことは全然無いからです。私の場合は安いセットと高いセットを両方試食して、最終的にどちらでもないセットにしつつ、適宜料理を追加してもらうような形で対応しました。
この辺は好みで進めれば良いのですが、ベースの味はブライダルフェア段階の試食で食べた味から大きく外れる事はないのでこの段階で味は決まっていると思ったほうが良いようです。試食で美味しければ、安い料理プランにしても美味しいと思われますし、試食でイマイチの場合、高いセットにしても大して美味しくなるわけではない、、、というのは肝に銘じて置く必要があります。お祝いの席なので、味の善し悪しよりも、出てくる料理の素材が高級なものであるほうが良いというのも一つの考えではあると思います。しかし味の方を重視されるのであれば、試食は慎重に行われることをおすすめします。
というのも、料理の金額というのはx人数でかかってくるので総費用にものすごく効きます。ここを安く済ませつつ美味しい料理をゲストに提供できるかは、試食段階でのあなたの舌にかかっているといっても過言ではないでしょう。
アルコール類もベースの料金プランではシャンパンすら出なかったりしますので、結局プランを引き上げる事になりがちです。(私は上げました)
ですから、抑えられる部分は抑えましょう。

まとめ

今回は結婚式の契約までを重点的にまとめてみました。
その2(気力があれば書く)では、ウェディングドレス選び、プロフィールムービーを自前で作成して節約、ブーケやお花の持ち込み、などについて書いていければと思います。

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