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コモンズのつくり方 「ちょっと家つくっちゃう?」講座 基礎編②

「ちょっと家つくっちゃう?」と言いながらも、さすがに素人集めて3回程度のワークショップで家は建てられないのですね。基礎編としてまず講座の拠点である空き家(友部コモンズ)にウッドデッキを作ることにしました。庭で畑作業やバーベキューをしながら、ちょっと座れる濡れ縁的なものを作る。としさん曰く、ウッドデッキづくりを通して、束石を置いて水平を取って柱を立てていくという、家づくりの基本が理解できると。なので、3回連続講座の①は道具の使い方、②はデザイン・設計、③はウッドデッキ組み立てという構成で実施しました。

基礎編・3回連続講座の初回は7/31(土)に開催。丸ノコ、丸ノコ用定規、サシガネ、インパクトドライバー、ジグソーなど、基本的な道具の使い方を学びます。としさんの意図としては、道具がわかると、何ができるかがわかる。こんなこともできる、あんなこともできるかもとイメージが広がるようになる。技術的な意味でも重要だけど、想像力を膨らませられるようになることや「できるかも」という感覚を持つことが大事なわけです。

参加者は20代から70代まで幅広く、職業もいろいろな10名超の方に参加頂きました。女性がやや多いかな?多様性のあるメンバーでそれだけでもうなんか嬉しい。

で、1人1個、箱型のシンプルな椅子を作るという課題にチャレンジ。ざっくり言うと、サシガネで寸法通りに線を引いて、丸ノコで板を切って、ドリルで穴を開けて、インパクトドライバでビスを打って箱型に組んで、ダボ(小さい木の栓みたいなもの)で埋めて整えて、最後に側面にジグソーで取っ手の穴を開けるという簡単なものです。

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でも皆さん道具を触るのも初めての人が多く、どれも最初は隣に先生がついて教えながらやらないといけない。道具もパソコン教室のように1人1個ずつあるわけでもない。どんな感じで回していこうかなと運営側としてはちょっと焦りながら考えてたのですが、気が付けば、先にやった人が次の人にコツを教えたり手伝ったりしてくれている。材を手で押さえてあげたりしてくれている。いい感じの支えあいと感謝の循環が生まれてる。わ~ちょっとこれ、コモンズっぽくない?みたいな(笑)

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しかもやっぱり皆さん、やってみたい!と思って来られた方たちなので、すごく楽しんで、熱中して作業してくれて、「休憩しなくて大丈夫ですか…」ってこっちが心配になるほど。(真夏の中の作業だったので、そこは正直、今後の課題ではあるんですが)

そして出来上がった椅子たちがこれ。

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椅子にもなり本棚にもなる。畳に座る場合はローテーブルにもなる(笑) 椅子として使う場合は、講座の拠点にある作業テーブルに合う高さに設計してあるので、ご飯を食べたりPC作業をすることもできる。我ながら良く設計できてる。自画自賛(笑) ホントは、底板がべたっと床についてるとか家具づくりのルールとしてはNGな部分もあるんですが、まあ実用上それほど問題ないのでよしとします。

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怪我もなく皆さん楽しんで作ってくれたのでホント嬉しい。

つづく

↓ ①~⑤の記事のまとめはこちら!



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