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増やすな辞めろ!

年収106万の壁の制度変更が行われてます。

制度の変更というのは間違いが起こりやすい。

特に行政のものは。なぜならマーケティングで大事な顧客設定ができないから。

特定の団体に確実に良い!と思われる政策、制度を作ってしまうと有権者の《そちらではない側》の人が怒るからです。

ちなみに現行制度を簡単に言うと、
①年収106万以上
②1週間20時間以上はたらく
③従業員が500人以上
の場合は厚生年金と健康保険に入らなくてはいけなくなる。だったんですが。

10月から③が従業員が100人以上に変更になります。そしてその2年後に50人以上に変更されるのです。

最低賃金が上がるのは知っていますよね?これは物価に対して賃金が上がるのでいいことなんです。

が。

この106万の壁があるためパートの人は上記を超えないように働いています。そのため賃金が上がれば働く時間が減るのです。

そうなると賃金を上げたのに働く時間が短くなる。経営者からしたら「なんで?」って感じですよね。

賃金上げて辞めないようにしたのに106万超えるから働く時間が短くなる。じゃあ逆に賃金上げずに労働時間を長くしてほしい。そう考えますよね?

パートの人が欲しい職場はたくさんあります。人数=パワーみたいな会社です。

知的労働みたいな会社は産休がそもそもあったり働きたい人も多いので特には問題ないでしょう。
働きたい人>働いて欲しい人
だからです。

でも人数=パワーの労働集約形の産業は(縫製や検品、配送、スーパー、営業みたいな)
働きたい人<働いて欲しい人
だから需要と供給がマッチしていない。

なので時給を上げてでも来てほしい。だけど時給を上げると働く時間が減ってしまう。そうなると従業員の数が必要になる。

でも需要が少ないから人はそもそも来てくれない。だから時給を下げて労働時間を長くしようとするんだけど下げちゃうと来てくれない。

こんなジレンマがあるんです。

〜〜〜〜〜

だから対策としては、
①いつ来てもいいよーっていう働き方
②ロボットを導入、開発する
③外国人労働者を呼び込む。

まず①について。

いつ来てもいいよーってなると主婦(主夫)の人は働きやすいです。でもシフトは組みにくいしいきなり来なくなった場合は店長、管理職で対応しないといけない。

そうなると別に誰でも出来るはずの作業を、もっと高度な作業をしてほしい人達がしないといけなくなるため生産性が下がります。

つまり時給が高い人が低い人の代わりをしているため会社としては儲けが減ります。その上時給が高い人の仕事が残るし時給が高い人の代わりはいないから労働時間が伸びる。

そうなると時給高い人までやめちゃう可能性が出てきます。最悪の結果です。

でもこの光景結構見ますよね。ほんとーに価値がないのでやめた方がいいでしょう。

そして②。

ロボットを開発したり導入したりすると減価償却(購入費を年間で割って税金が免除される)できます。

しかし!それは投資になるのでいきなり役に立つロボットはできません。

自動レジがいい例です。

自動レジ便利だわーって人もいますが、老人や適合できない人、しようとしない人は必ず発生します。

私も子供連れの時に「自動レジめんどくさい。」って普通のレジの列に並んじゃいます。

だって子供が「やらせて!」って十中八九いうし下の子が逃げちゃう可能性があるため危険。

だから老人だけではないのです。

そしておじさん。よく使い方わからず結局店員さんがやってる。そして大体1人か2人つきっきりになってますよね?

だから結局人をゼロにならないんだったら導入するメリットがなくなる。それに日本は人件費安いですからね。

とゆーかそもそも論として日本の経営者は投資しません。キャッシュイズキングの世界観なので。資金ショートは1番怖いですしね。

資金繰りが悪くなると銀行がお金貸してくれなくなりますからね。最悪口座凍結もあります。だから嫌。

そして③。

これは最近本当に限界がきてます。円安で外国人研修生がくるメリットがなくなってきてる。そして人件費が安いということは給料が安いということです。

そもそも外国人研修生っておかしくないですか?

だって研修なのに高度なことやってないじゃないですか?それは前回のnoteでやったので今回は割愛。


じゃあ答えないじゃん!そう。答えはない。あるとしたら④労働集約型の仕事をやめる。

そもそも少子高齢化の国で労働集約型の仕事は不可能です。

だってどーしても売り上げ=マンパワーになると人が必要。でも人はいないなら無理ゲーでしょ?

総活躍社会!なんて無理!!

資本主義社会はお金がお金を産む社会ってことはみんな気づいてきてる。

そして今の時代はめちゃくちゃ便利ですよね。YouTubeと安い外食で充分生きていける。そうなると働くことの意味って何?ってみんななってくるんです。

そうすると《豊かになるために働く》というみんなにかかっていた魔法がとけてしまうんです。

そうなると働く意味を探しだす。だから今みんな働く意味なんてことを考え出したんです。

従業員満足度なんてものが重要になってくる。儲けるために会社を作っているのにお客さんを見ずに従業員をみなくちゃいけなくなる。それって誰が幸せになるんですか?

従業員を見るっていう無駄な仕事まで追加されて労働生産性は下がってます。だって本当はそこに人必要ないのに人が投下されるんだから生産性が下がるのは必然ですよね。

だから本来は辞めることを決める。が必要な段階なんです。

総活躍社会!なんてロシアの市民兵ぐらい無駄。やる気ないのに無理に働かせても無駄な作業が増えるだけでしょ。

これからは辞めることが大事。なにが必要で必要じゃないか。その見極めの時期なんです。

それでは、また、次回。

あどりでした。

《スキを毎回ありがとうございます。今回も少しでも共感した!または役に立った!と思ったらスキよろしくお願い申し上げます。また質問や相談がありましたらTwitterのDM、もしくはコメント欄にどうぞ!それでは。》

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