会社を辞めたいと伝えました #2

前回からの続きです。

3/17(金)、部長とも1対1でお話ししました。

ざっくり係長レイヤーの上司から部長に話を通していただき、
直前にも「特にこの面談に向けて何かを準備する必要はないから、今思っているありのままのことを教えてね。緊張しなくて大丈夫だよ」と、DMにてお気遣いいただきました。

本当に泣くことなんてひとつもないのに、
自分の感情的な部分を伝えようとすると涙が出ます。
多分、自分の気持ちを伝えるとか、自己開示が極端に苦手で、
そのかわりにロジカルに会話を成立させられるような方に特化してしまったのかなと思います。

まじで意味わからんくらいたくさん鼻セレブのポケットティッシュを用意しておいてよかった。マスクの中は大洪水でした。

部長からは、めちゃくちゃ引き止められました。

自覚はあったのですが、
おそらく私は問題児だし、放って置けない存在で、
部長にとっても思い入れの強い2年目で、特に部長との相性については、部署内で絶対にナンバーワンだったはずです。

同じ内容の依頼でも、
部長からの依頼は私もすごく動きやすく、
おそらく他の人よりもコミュニケーションコストをかけずに意図を汲み取って動くことができていた自信がありました。

だから、部長との面談は絶対泣くと思った。泣いた。

部長から言われたのは、引き止めたい旨で以下でした。

• 俺（部長）にはあどれなりん（筆者）が必要。
  1番俺の意思を汲み取れる人だし、相性が抜群。

• 今、あどれなりんは踊り場にいる。ここから伸びる。どの業界に行っても苦しい壁が来るのは変わらない。でも今は、この壁にぶつかって超えられそうなところにいると思う。これはみんなが通る道。正しい壁へのぶつかり方をしている。

• 同じ部署のある先輩（係長クラスの人）も、今はあんなに堂々としていてみんなから信頼され、自分で進行を握り仕事をバリバリしているが、2年目くらいまでそうではなかった。作業系は得意で早いし綺麗なのに喋るのが苦手。途中で化けた。

• 次の仕事をして、そのキャリアプランは？それが定まっていないのに他の会社には行かせたくない

部長が私を引き止めるときに、
部長主語では感情論、あどれなりん主語では理論でぶつけてこられたので、「ずるい」って感じでした。

私にとっては、
今この好きではない業界で壁を越えるくらいの経験を積むことに価値を感じないこと（逃げ、でもあるけれど）、次のキャリアプランを追うことに強固にリスクヘッジをすることはないので、

瞬時にそれを返答することはできませんでしたが、
申し訳ないけどここに留まりたいとは思うことはありませんでした。

部長との面談の後、改めて係長（直属の上司）に
「壁にぶち当たるよ・誰でも通る道だよ」論は、上司として言わなければならない言葉だよ、と言われ私もその通りだと思っていますが、「響いていない」です。

ただし、上司に
「どんな業界に行ったとしても、また別の種類の壁にぶち当たると思うが、それがこの会社でないとしても、少なくともうちの会社よりもいい環境だと分かった上で送り出したい」と言っていただいたのは響きました。

これに対する最強のカウンターは、
「今24歳。社会人2年目。次の環境が今より過酷だとしても、まだ失敗できるタイミングだと思う。違う環境に挑戦したい」
だと思いました。

これを返したとき、上司は、
「親ってこんな気持ちなんだろうな〜」
「挑戦したときに苦しむ姿を見たくないし、それが本人のためになると我慢するのって、親心なのかもしれない」
「私たちが引き止めるのは、エゴ。引き止めないと私たちは後悔するから」
と言ってくれて、
部長の方が付き合いは長いし相性はいいけれど、
こういうときの言葉は上司の方が響くな〜、と思いました。

一番嬉しかったのは、
「あどれなりんのことが好きだから、一緒に働きたい」
「みんなは割り切ったり、それが社会だと諦めて進むような場面でも、あどれなりんはめげずに突っかかって向き合いにいくところが、とてもかわいい。愛おしいなと思っていた」
と、評価してくれたこと。

その後も、
今まで社内外とわず誰かに話したことがなかった幼少期から大学時代の話をして、「もし生まれ変わるなら？」とかすごく突飛な質問にも答えて、

この上司には自己開示しやすいな、話しやすいな、と
すごく思えたし、自分のことをこれだけ受け入れてくださるのがありがたいなと思いました。

問題児は愛されるんだな。

ちなみに、
「もし生まれ変わるなら？」を、今の自分に考え方が近い場合で生まれ変わった時か全く違う人格で生まれ変わった時かの濃度で3パターンで答えたのでここに残しておきます。

• 近い：小学生・中学生の教師

• やや近い：大学行かずにさっさと結婚して子育て

• 全く違う場合：総理大臣