フィリピン、バジャウ族の村に行った
バジャウ族の村に行ってきた感想
感想シェア〜!臭いがヤバいって聞いていたけど、思ったより臭くなかったです。バジャウ族の村に行くまでに鼻が慣れたのかな?と思っています!
細い木の板の道を進んでついた、バジャウ族のゲストハウスは日本人が建てたそうです。バジャウの村には、日本人が建てたゲストハウスが2つあるみたい。しかも建てた人は別の人。
ゲストハウスでは真珠のネックレスとバジャウパンツを販売してくれました。お土産を買わなくても販売の圧が強くなく、買わないとわかったらすぐひっこめてくれました。
それから案内役の子が、プレゼントとして小さなスナック菓子を皆に分けてくれた上に、未開封のジュースボトルを一人一人コップに入れてふるまってくれました。正直、食べるものに困っている一族と思っていた点があり、善意でくれた飲食物がとてもありがたかったです。
お菓子を子供に配る時、何回も同じ子が貰いに来て、最終的にはお菓子が入った袋に手を入れようとしてる姿を見て、ワンちゃんやネコちゃんがオヤツを欲しがる場面を連想しました(あまり良くない表現かも)。
並んでお菓子を渡してたけどキリがないので、下品ですがお菓子を投げてバジャウの子供に拾ってもらいました。昔のアメリカ兵が日本人の子供にチョコをあげる時、投げてお菓子をあげた話をみんなとして、「下品だけど一番平等で効率がいいね」と感想を言い合いました。
泥だらけの手でお菓子を食べる、または泥水に落ちたコインチョコを口にする子もいて、昔の人間とバジャウ族の免疫の強さを連想しました。
タオルと服も渡しましたよ!(別の人が)こっちは大人がお菓子をもらう子供のように群がっていたそうです。ゴミは沢山あるけど、物は少ないという圧倒的なバランスの崩れ方…
国ができる前から海で生きる民族として生きていて、悪いことをしてないのに、国から目を背けられている状態が当たり前になっているのが信じられないです。
国籍を与えられることすら認められていない人たちが沢山いるのは不思議ですよね。国ができて、問題を解決できる制度が整うほどの年数が経っていないのかもしれない…(そもそも問題として考えること自体、上から目線で烏滸がましいかもしれない…)。
バジャウ族がフィリピン人だったら国が気にかけるかもしれないけど、国籍がない時点で違法民という感覚なんでしょう。
例えば、自分たちと対等に思っているグループの問題には、「助けてあげよう」と思う前に「自分でどうにかしなよ」と思っちゃうところがありますよね。どこか自分たちより下だと感じている部分もあると思います。
バジャウ族は近くで別の民族が国を作り発展しただけなのに、勝手に可哀想と思われると、だんだん卑屈になっちゃう…一旦卑屈になると、その状態から戻ることは難しいですし、外に出たとしても結局村に戻ってきちゃうと思う。
それから、小さい子に傷ができたら、傷周辺を清潔にしますよね。
バジャウでは、小さい子の傷口に羽がついた中くらいの虫がついていました。頭を強く擦りむいてる3歳児くらいの子もいてきました。
バジャウ族に会うには一人600ペソ払う必要があります。でも村長が回収して自分で使うみたい。子供の医療費には使われないらしくて、虚しさを感じました。
そして追加でこれも↓
「バジャウを訪れたTさんのコメント」
私の時はちゃんと一列に並んで、お菓子を受け取る時も目を見て「ありがとう」と言ってくれる子が多かった!私1人だけだったからか、お菓子の量と子供の数のバランスなのか、その時の気分かわからないけど…ただ、お菓子は足りなくて、バジャウの売店でHくんが追加購入してくれた🤣
バジャウでも現地の駄菓子屋のような売店があります。誰がどのように仕入れていくのかも気になります。
多分ですが、物乞いで得たお金だったり、セブで働き口を見つけて収入を得て売店をやっているのかな。
セブ島で見るどもの物乞いは、バジャウ族が多いみたいです。もちろんバジャウ族以外もいるのですが…。
物乞いするくらいだから、村周辺の地域に出るほどのお金しかもってないと思っていたのですが、ジプニーで移動して遠方で物乞いすることもあるみたい。
最後に、写真と動画を沢山とりました。SNSに投稿するためにスマホを村全体に向けていましたが、私たちは現地の暮らしを見世物にしている状況をつくりだしているように思いました。
現地の人は外から入ってきて、面白いものを見るように住んでいる環境をスマホごしにみる私たちを複雑な気持ちで見たのではないでしょうか。
申し訳ないことをしたなぁ…