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未来の住まい手を想像して。「ライフスタイルストーリー」づくりから始める1棟まるごとコーディネート

こんにちは、エリィです。あなたは家を建てるとにまず何から始めますか?

土地も決まり、建ぺい率、容積率も分かった。思ったより大きい、小さい、色々あると思います。さあどうしよ、やることいっぱい。

何度も営業さんやコーディネーターと打ち合わせを重ねてショールームに行ってアレコレ選んで。

楽しいけどなんだかもうよくわからない。ヘトヘト、え!高い!予算オーバーしたから他のものに選び直し、後悔したくないからまたショールームに行く、なんてこともよくあります。

そして完成後、あれ?あんなにこだわったのにちょっとイメージと違ったな、なんてことも。

そうなんです。

家を建てるというプロジェクトを完成させるのと成功させるのはちょっと違うのです。

そこでせっかくの家づくり。私はインテリアコーディネーターとしてお客様をサポートするのが仕事。そこでコレとしてやっておいて良かったです、と言われることは「まずは思いを巡らせる」ことです。

簡単にまとめると、誰とどんな暮らしをしたいのか?を言葉にまとめてみる。

暮らし方の「ライフスタイルストーリー」を考えてまとめることをおすすめします。

某新築戸建案件プレゼンテーション資料表紙


建売戸建の案件でも同じく、ただ建ぺい率と容積率の最大値住宅ではなく、そこで暮らす方々の生活が心豊かになるように考えて考えて抜く。

知恵を絞ることは苦にならないのと、そのための事前準備として重要なファクターだと私は思っています。

一般的な工務店やコーディネーターは忙殺されているのでやらないかもないかもしれませんが、私はストーリーを一つひとつ紡いでいく作業が大好きです。


現場調査は街のい風景に出会える発見が楽しい時間


Step 1: 地図でのイメージと現地視察

最初に地図を見ながら、そのエリアの雰囲気や周辺環境を把握します。

都内の戸建て物件がメインであるため、現地には車で向かい、周辺の道のりや駅までの距離感、周りの街並みも確認します。  

現地では実際に歩いてみて、商店街や小学校、素敵なご飯屋さんなどを見つけることが楽しいひとときです。

その物件での暮らしを想像しながら歩くと、住まい手の生活が少しずつ目に浮かび、まるで未来の住人の生活を覗いているような感覚になります。

Step 2: 図面の確認と細かな提案

続いて、図面をしっかり確認します。過去に設計の経験もあるため、住まいがより心地よくなるよう、間取りや収納、動線などを見ながら細かな提案を行います。

快適で暮らしやすい空間になるよう、ちょっとした改善が生まれることもあります。

Step 3: COZYのコンセプトを取り入れる

そして、私が大切にしている「COZY」のコンセプトを空間に取り入れます。「COZY」とは、美しさと質の高さ、そして心からくつろげる心地よさを感じる空間。

北欧の「ヒュッゲ」にも近い感覚で、ただ豪華なだけではなく、そこにいるだけで心がほぐれるような温かさを大事にしています。

Step 4: ライフスタイルストーリーの提案書づくり

最後に、インスピレーションをもとに住まい手の方がどんな毎日を過ごせるか、想像しながらライフスタイルの提案書を丁寧に仕上げます。

ここでは、時代に合ったトレンドも取り入れつつ、今の暮らしにマッチするスタイルを提案することを心掛けています。

コンセプトシート_01

今回、どんなストーリーにしようかな?と思っていたら偶然、別の仕事の関係で白金にある高級レジデンスザ・スカイ白金に行くタイミングがあったので内装インテリアの参考にディテールをしっかり見学することができました。ラッキーでした!

今、手掛けている案件と同じくらいの価格帯だったので大変参考になりました。ザ・スカイ白金のお話はまた別のタイミングでさせて頂きますね。

私にとって、物件のコーディネートは単に「住むための空間」を提案するのではなく、「暮らしを彩るライフスタイル」をつくることだなと感じています。

住まいを選ぶことは人生の一部であり、そこでどんな「ストーリー」が生まれるかが住み心地に大きく影響すると思うので、これからも「暮らしを彩るライフスタイル」をお届けできるよう、一つひとつの物件に心を込めて取り組んでいきます。



読む美容液 肌賛美アドラシオン 熊手えり


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