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わんちゃん自身の個性や特性-第2部-

こんにちは!あどらぶるどっぐです!



さて今回は「わんちゃん自身の個性や特性」の第2部「2.トリミングやトリミングサロンに関係するポイント」についてお話していきます


わんちゃんの個性や特性が、トリミングとどう関係してくるのか、詳しく見ていきましょう

前回の記事はこちらから


2.トリミングやトリミングサロンに関係するポイント

今度は、個性や特性の中でトリミングサロン選びに関係するポイントを見ていきましょう
意外に多くのことがトリミングサロン選びに繋がっているので、ぜひ一緒に考えてみてくださいね

人に対すること

トリマーも人間なので、人に対する個性や特性などは関係しますよね

例えば

・知らない人が苦手
はじめて会う人が苦手な子は多いと思います

もう一歩踏み込んで考えてみると

2回目以降であれば急に親しくなる子
特に過度にかかわらず、10分くらい静かに一緒にいると慣れてくる子
すぐにトリミングをするのではなく、まずおもちゃで遊んだりおやつをあげると慣れてくれる子など色々な子がいますし、「そう言われると、うちの子はこうかもな」と思い当たることもあるのではないでしょうか?

トリミングサロンも色々な特徴があります
例えば
・基本的にすぐにトリミングを始め、トリミングがすべて終わるまで特に休憩やサークルにいれることなく進め、終わり次第すぐにお迎え
・お預かり後は犬舎やケージに入れ、準備が出来次第トリミングを始め、別の子と並行作業のため時々犬舎などで待つ
・作業ごとにトリマーの担当があり、爪切りなど/シャンプーとブロー/カットと3人くらいのトリマーが交代で担当する


・フリースペースがありトリミング前や休憩中、トリミング後はフリースペースで遊んだり、待ったりする
・トリミングを待っている間やトリミング中にもおやつを積極的にあげるのでおやつの持参が基本
・基本的に担当は1人でお預かりやトリミングなどお預かり中のすべてを担当トリマーが管理する
など本当に様々なスタイルがあります

基本的に人が苦手な子の場合、作業により担当が変わるトリミングサロンは少し負担が大きいと思いませんか?
このようにわんちゃんとトリミングサロンのスタイルの相性というのはあります

他にもよくある例としては

・人がたくさんいるのは苦手
・男性が苦手、逆に女性が苦手
・男性が好き、逆に女性が好き
・背の高い人が苦手
・人が大好き
・なぜか特定の人が大好き

などがあります

トリマーは比率で言えば少ないですが男性トリマーももちろんいますし、性別にかかわらず背の高い人が苦手な子もいます

人が大好きすぎて、トリミング中でも別の人が近くを通るだけでもそっちに行きたがってしまう、などもあります

少人数のトリミングサロンがいいのか
そもそも担当は1人で通しなのか、役割分担しているのか、
トリマーの指名ができるのか、など
こうやって見てみると、色々と考えることがありますよね?

他にもいくつかみてみましょう

音や動きに敏感

怖がりな子に多いと思いますが、物音や急な動きにびっくりしやすい子などが想像しやすいと思います

トリマーが多いサロンは同時にトリミングをしている子もたくさんいるので物音はどうしてもありますし、他の子が急に吠えることもあります

もちろんトリマーもカット中にしゃがんだり、道具を取りに動いたりもします

少し珍しいですが、貸し切りのトリミングサロンや、トリマーが少なく1日のトリミング数も制限をかけているのようなトリミングサロンであれば、そういった急な物音などは避けることができますよね

トリミングサロンが窓やガラス張りなどで外の様子が見える場合、飼い主さんからすると安心に思えますが、一方で通行人が立ち止まり注目したり、子供がガラスを叩いてしまい急な大きな音がしたり、他の子が外の人へ吠えたりといった面もあります

他のわんちゃんが苦手

他のワンちゃんが苦手な子も珍しくありません

苦手ではなくても距離感を掴むのが少し苦手で、怒られてしまいがちな子もいますよね

フリースペースのような場所で他の子も一緒に過ごしているようなトリミングサロンは避けたほうがいいとも言えるかと思います

トリマーが多く、トリミングの受付量も多いトリミングサロンだとたくさんのわんちゃんがいるので負担が大きいかもしれませんね

持病がある、治療中の怪我がある

持病があり、薬を日常的に飲んでいたり治療中の怪我などがある場合は、トリミングサロンによっては受け付けていない場合もあります

トリミングサロンは基本的に獣医師がいない場所であり、治療行為などは一切できません

持病の中にも、トリミングサロンで問題なく受け付けられるものもあれば、動物病院でのトリミングのほうがいいものもあります

例えば持病の中でも、特にトリミングで注意したいのは、
心臓、肺などの呼吸器系や循環器系です

生き物はこの2つの器官が命に直結しますよね

トリミングサロンでの不幸な事故をSNSで見かけたことがある方もいるのではないでしょうか?

そういった事故を防ぐために、心苦しくもトリミングをお断りしているというトリミングサロンもあります
「年齢制限や持病があって断られた」というのは残念と感じる方もいるかもしれませんが、わんちゃんのことを思いお断りをしている場合もあります

動物病院でのトリミングの最大のメリットは獣医師がいることです
つまり、トリミング中に万が一体調の変化などがあっても、医療行為ができる場所です

体調の変化に即座に対応できれば大事にならずにすむ可能性がある、というのは人間でもわんちゃんでもおなじですからね

頑張って受け入れることも、無理に受け入れないこともどちらも間違っているわけではなく考え方の違いですよね

いま持病がなくても、もし急に病気が発覚した際に
慣れているトリミングサロンに行き続けるのか
動物病院でのトリミングに変えるのか
というのは誰にでも起こり得る選択です

またトリミングサロンもやはり個人店の方がそういったやむを得ない事情の際に、柔軟に対応ができることも多いです

柔軟に対応をすることでリスク管理ができるのか、柔軟な対応でも難しいのか、問題なく受け入れることができる疾患なのか
動物病院で主治医の獣医師に聞くだけでなく、実際にトリミングをするトリマー、トリミングサロンとも相談して、望む形に落とし込めるかを考えてみるのも、持病や治療中の場合は大切かもしれませんね

トリミング・お手入れがとても苦手

わんちゃんの中には、お手入れやトリミング作業が本当に苦手で、パニックになってしまう、攻撃行動に出てしまう、ストレスが大きすぎて固まってしまいトリミング後、翌日などに体調を崩してしまう子もいます

こういった子は、トリミングの速さを売りにしているトリミングサロンや、動物福祉に配慮しているトリミングサロン、トレーニングの知識がある、などのトリミングサロンなどが代表的な選択肢にあがるかと思います

中には動物病院で鎮静剤を使用してのトリミングなども選択肢としてはあります

鎮静下でのトリミングと聞くとなんとなく怖かったり、大げさだと感じますよね
しかし実際リスクが0なわけではありませんが、麻酔に強い獣医師がいる病院であれば過剰に警戒する必要はないかと思います

鎮静はわんちゃん自身への恐怖やパニックなどに対して配慮しているという面もあります
トリミングの場合、痛みというものは毛玉などがなければ伴うことはあまりありませんが、
精神的な負担、恐怖や不快、またそれらから来る攻撃行動などが鎮静下でのトリミングではある程度コントロールできるのがメリットですよね

特に攻撃行動は、トリマーの怪我だけでなく、刃物を扱うカットでのわんちゃんの怪我や、わんちゃん自身が噛みつく行動で怪我をしてしまうことなど、色々なリスクがあります
動物行動学などを学ぶと、攻撃行動を繰り返しさせてしまうこともいいことではないことがわかります

いくつか例を出してみましたが、わんちゃん自身の個性や特性により、トリミングサロンに向き不向きがあることが見えてきたのではないでしょうか?

うちの子はこんな傾向があるから「こういうトリミングサロンがいい」または「こういうトリミングサロンは避けてあげよう」というポイントが見えてくると、意外に合うトリミングサロンは多く無いかもしれませんね


今回はここまでです!いかがでしたか?
わんちゃん自身の個性や特性によって、トリミングサロンをどのように選んでいくか、たくさんの選択肢がありましたね。


第3部はまとめ回。どこまで配慮を望むか考えていきましょう

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