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【#02】ホームケアの具体的なスパン

割引あり

こんにちは!
あどらぶるどっぐ、中の人Aのトリマーのゆきすけです。

今回は、前回の「足裏の被毛のカットの必要性」を踏まえて、「足裏の被毛におけるホームケアの具体的なスパン」をお話していきます!

前回から数回に分けて足裏の被毛のケアについてを完全解説していますので、是非今のうちにフォローをお願いします!
こちらは2記事目です。

※こちらの記事は公開から3日後に有料となりますので、ご注意ください!


前回のお話はこちらから

前回のお話をまだ読んでいない方は、こちらから先にお読みいただけるとわかりやすいと思います。

youtubeはこちらから

youtubeでは新シリーズとして、「ずんだもんと学ぶ」シリーズを更新中です。こちらも内容は少し変わりますが、足裏の被毛についてお話していますので、よければ御覧ください。

と、いうことでここからは本編開始です!

結論:足裏の被毛をカットする理想的なスパンは…

まずはじめに、結論からお伝えします。

個人的にお伝えしたい理想的なスパンは
「肉球に被毛が3割かかる前」です

・・・それはわかったって、と聞こえてきそうですね?

すみません、一つ言わせてください。

そのコの理想的なスパンを知るには個体差があるため、しっかりと見て決めるしかありません。
そのためにはわんちゃんの2つのことを知る必要があります。

  • 肉球の大きさ

  • 被毛の伸びるスピードと毛質

この2つが必要になる一方、これらは同じ犬種でも個体差があります。

更にもう1つ大切なことが

  • 足裏の被毛のカットの方法は?

ということです。

これはわかりやすく言えば、

  • プロのトリマーや、トリマー並にしっかりとカットするのか

  • 安全を優先し怪我のリスクが低い範囲でカットするのか

この2つのどちらなのか、ということです。

具体的なこの差は、肉球の間の被毛をくり抜くようにカットするのか、表面だけをカットするのか、になります。

こちらは後ほどより詳しくお話しますね。

ひとつの指標としては、プロのトリマーが足裏のカットをするのであれば、一般的な小型犬で「早ければ2週間、遅くても3週間」が理想的なことが多いです。

ここからは「うちのコ」の理想的なスパンをしっかりと知っていく方法をお話しますね。

理想的なスパンのヒントその1「肉球のサイズは?」

みなさん、うちのコの肉球のサイズは大きめですか?小さめですか?標準的ですか?

わからない方が多いと思います。
というのも、どれくらいって言われても多くの飼い主さんは、50頭や100頭ものわんちゃんの肉球を見ていませんからね。

ただ、一般の飼い主さんは知らなくても問題はありません。
私達トリマーだと、パッと見て「このコは肉球が小さめだからどれくらいのスパンで足裏のカットをしたほうがいいな」などがわかりますが、それは飼い主さんに質問をされたり、アドバイスするための知識ですからね。

うちのコに向き合って知っていてくれればそれで十分です。

ただ、なんとなく「大きめ、小さめ」を知るメリットとしては、うちのコはこういう理由があるから、世間でよく言われているより〇〇な方がいいな、と考えやすいことです。

ネットで検索して出てくる情報は、当てはまるコも当てはまらないコもいる情報です。

当たり前ですよね。
みんなが同じ規格の同じモノを持っているのとは違い、命ある生き物であり、みんな違うのですから、シャンプーもごはんもお散歩の時間なども、「これくらいでOK!」なんてそのコを見てもない、何も知らないのに言えるわけがありません。

これを読んでくれているみなさんは、ネットの情報を鵜呑みにしすぎないでくださいね!

「肉球のサイズは?」の結論から言えば「知らなくてもいいよ」になりますが、それではみなさんが求めていることではありませんよね。

なので、なるべくわかりやすく例をお話します。
が、結局はこの先にお話しますが、理想的なスパンはうちのコを総合的に見て知ってくださいね。

ではいきます、一度読んだあとに、うちのコで確認してみてくださいね。
※小型犬を基準にお話します

一番大きい肉球の幅は何cmくらいですか?

  • ~2cm【とても小さめ~少し小さめ】

  • 2~3cm【標準】

  • 3cm~【少し大きめ~大きめ】

僕が考えた数字なので、目安と思ってください。
勿論ぴったりではなく、ざっくりで大丈夫です。

ちなみにですが、参考程度に実際に測ったお話すると
うちのコ、トイプードルの男の子で約2cm
標準的な大きさの柴犬ちゃんで約3cmでした。

被毛の伸びが一般的なコで、トリマーがカットする(肉球の間をくり抜く)場合のスパンの目安は以下のとおりです。

  • ~2cm【とても小さめ~少し小さめ】=~2週間

  • 2~3cm【標準】=~3週間

  • 3cm~【少し大きめ~大きめ】=~5週間

被毛の伸びは基本的には1ヶ月に1cm程度で、犬種や大きさによる差はそこまでありません。

例えば、小さいヨーキーちゃんも大きなコッカーちゃんも、1ヶ月で1
cm前後の被毛の伸びであり、体格差が3~5倍あるからといって、被毛の伸びも3~5倍早くなるわけではありません。

そのため、同じくらい被毛が伸びたとき、
肉球が小さければ小さいほど、肉球にかかる被毛の「割合」は大きくなります。
逆に肉球が大きければ大きいほど、肉球にかかる被毛の「割合」は小さくなります。

被毛の伸びが一般的なコで、飼い主さんが安全にカットする(肉球の表面だけカットする)場合のスパンの目安は

  1. ~2cm【とても小さめ~少し小さめ】=~1週間

  2. 2~3cm【標準】=~2週間

  3. 3cm~【少し大きめ~大きめ】=~2.5週間

こちらは先程と違い、大きめのコでも短くなります。
理由は、前回もお話しましたが、足裏の被毛は肉球には生えていません。
肉球の周りの皮膚から生えています。
肉球の間からも被毛は生えます。

しっかりと肉球の間もくり抜く場合、肉球の間の被毛が伸び、肉球にかかるまで時間がかかりますよね。

ただし、肉球の間を飼い主さんがくり抜くのは、結構危険です。
というのも、可動部位でもあるので、結構筋があったり、嫌がった拍子に指と指の間の水かきを切ってしまったり、という怪我をさせやすい部分が多いです。

そもそも手を開かせて、筋などが目視できたり、伸ばして筋にならない状態でバリカンなどでカットするのですが、その手を開かせるのもコツが要ります。
そのため、個人的には飼い主さんが肉球の間をくり抜くのはおすすめしません。
お手入れのために怪我をさせてほしくないからです。

一方で、肉球にかかる表面だけを切ると、くり抜くよりも安全な一方、表面にかかっている被毛だけを切っているだけなのですぐにかかり始めます。
これは肉球が大きい子でも、やはり肉球にかかる被毛を3割以下を保つとなると、1ヶ月も持たないコが多いです。

とは言え、定規を当ててどれくらいかなぁ?なんてできないコもいるかも知れません。

そんな正確に測らなくてもいいよ~、とも思います。

犬種の目安としては?

なんとなくのざっくり目安として、犬種でお伝えしてみますね。
※犬種の中でも小さい子も大きい子もいますので目安と考えて下さい。
※トリマーがカットする(くり抜く)場合の目安です。

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