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トリミングサロンのいろいろな特徴~前編~

こんにちは!あどらぶるどっぐです!

今回はトリミングサロン選びの際に重要なポイント解説の第二弾
「トリミングサロンのいろいろな特徴」についてお話していきます

前回まで
トリミングサロン選びに大切なことの1つ目として
「利用者=飼い主さんが自分の求めることを明確にすること」をテーマに解説してきました

今回は2つ目の「トリミングサロンの特徴を見極める」をテーマにやっていきます!

この2つがきちんとできるようになると、自分に合ったトリミングサロンを選びやすくなると思います

もう一つ、「わんちゃん自身の個性や特性」といったとても大切な視点も今後解説していきたいと思っていますのでお待ち下さいね!

今回のテーマの記事を読んだ後は
トリミングサロンの特徴を見極めるヒントを知ることができるので
様々にあるトリミングサロンがどんな特徴なのかを見分けやすくなり、
トリミングサロン選びがしやすくなると思います!

ぜひ最後までご覧ください

今回は
1.トリミングサロンはどこも同じではない!
2.トリミングサロンの特徴・タイプを見分けるポイント
3.ざっくり分けたトリミングサロンのタイプ
4.今回のまとめ
の順を前編・後編にわけて解説していきます

前編では
1.トリミングサロンはどこも同じではない!
2.トリミングサロンの特徴・タイプを見分けるポイント
をお話していきます


1.トリミングサロンはどこも同じではない!

人間の美容室ほどではないものの、トリミングサロンも昨今では多く見かけるのではないでしょうか?

都心部であれば実際に行くことができる範囲に、複数のトリミングサロンや動物病院でのトリミングサービスがあるかと思います。

もちろんトリミングサロンは料金にも違いがありますよね

過去に、トリミングサロンが実際何をしているのかを解説しましたが、「シャンプーをしてカットをする」という部分だけで言えば、内容が大きく違うことはありません。しかし他の部分での差が幅広くあり、それによっても料金に差があります。

まだ過去の記事、「トリミングサロンってなにをするところ?」をご覧になっていない方はぜひご覧ください

当たり前のことですが、トリミングサロンもビジネスです
そのため、それぞれの特徴があったり、所謂「勝負するポイント・売り」が色々あるわけですね。
結果として料金にも差が出てくる、ということになります。

どうしても、具体的にどこに差があるのか、作業中をずっと見ているわけではないのでわかりにくいかもしれませんが、色々なタイプや特徴があります

料金が高ければいいサロンに違いない!ということはなく、トリミングサロンの特徴が自分が求めている方向ではない場合、高いのに微妙だったなぁ。となってしまうこともあります。
しかし、これは合わなかっただけであり、違う考え方の飼い主さんにはいいサロンのこともあります。

トリミングサロン選びが難しい理由の一つは前回お話した通り「飼い主さん自身の求めることが明確か」ということですが、もうひとつが今回のテーマの通り「トリミングサロンの特徴を見極められるか」になります。

まず自分の求めることを明確にし
次に自分の求めることに合う、もしくはより求めることに近いトリミングサロンを実際に行ける範囲内で探すことがトリミングサロン選びで失敗しにくくなるコツになります

では一体トリミングサロンの特徴はどんなものがあるのでしょうか?
次の章から見ていきましょう!

2.トリミングサロンの特徴・タイプを見分けるポイント

では、実際にトリミングサロンにはどんな特徴やタイプの種類があるのか、みていきましょう!

とはいえ、それぞれトリミングサロンによって似た特徴を持っていても全く同じということはありえません。
もちろんここですべてを紹介することはできないので、大まかに参考にしていただければと思います!

今回は
1.料金
2.仕上がり
3.時間
4.動物福祉、やさしさ
5.異常の早期発見、報告

の5つの項目をお話していきます!

1.料金

世の中には色々な商品やサービスがありますよね。

同じ物、例えばボールペンにも高いものから安いものまであります。

料金の差があるボールペンにはそれぞれ特徴があり
そんな中でも、機能性やブランドなどではなく「安さ」で勝負しているボールペンもあります
例えば100円ショップで売られている10本入りのボールペンなどですね

書き心地などではなく「安さ」がこの商品の「売り」という物です

トリミングサロンにも同じように「安さ」が売りのトリミングサロンもあります

安さを売りにしている場合
・気軽にいつでも出せる
・頻度をあげられる
・たくさんの方に利用してほしい
などがトリミングサロン側の狙いなことが多いですね

逆に「高級」を売りにすることもあります

サービス内容が全く同じでも、トリミングサロンの店舗自体がとてもきれいだったり、豪華な内装だったり、立地が一等地だったり、接客がとても丁寧だったりなど、「高級」なことを敢えて価値とするタイプです

やはり、どうせ利用するなら豪華できれいな店舗が良い、気分が上がったり、かわいいうちのコにお金をかけたい、などの心理もありますよね

ここではトリミングサロンの特徴を見分けるポイントの1つ目として「料金」にフォーカスしてみました。

2.仕上がり

トリミングサロンでの仕上がりというとカットが綺麗か、可愛いかを思い浮かべやすいですが他にもあります

・毛艶
・被毛のさらさら
・カット技術
・香り
・リボンなどの装飾品

などですね

仕上がりの部分はどんなサロンでも多少の意識はあることが多いですが、特に仕上がりに重きを置くサロンもあります

カットに力を入れている場合、トリマー自身やサロンのブランド力、ドッグショーなどでの受賞、飼い主さんの要望を如何に表現できるか、オリジナルカット
など、色々なこだわり方があります

中には犬種専門、例えばトイプードル専門のトリミングサロンなども数は少ないですが存在します

こだわりのカットがある場合は、仕上がりを重視しているトリミングサロンは心強いですよね

3.時間

もちろんトリミングの時間といってもトリミング作業時間のみではなく、お預かりしている時間になります

どちらも利用の仕方や考え方によりメリットにもデメリットにもなります

例えば時間が短い場合
・忙しいのでなるべく短いほうがいい
・離れていることが不安なのではやくお迎えに行きたい
・ささっと終わらせてあげてほしい
・1日の受け入れ頭数も増えるため予約が取りやすい
などのメリットが考えられます

逆にデメリットとしては
・わんちゃんの苦手な作業などにペースを合わせてあげることが難しい
・仕上がりのクオリティをあげるのが難しい
・トリミング中の事故などの確率が多少高くなる可能性
・来店後すぐにトリミングを始めるなど、わんちゃんが一息つく等の時間が少ない

などがあげられます。

もちろんここで挙げていることは可能性の話なので、時間が短くても当てはまらないこともあります

では、時間が長い場合はどうでしょうか?
基本的には時間が短い場合のメリット、デメリットが逆になっていると考えてもらえると分かりやすいかもしれません

メリットは
・わんちゃんのペースに合わせる時間がある
・それぞれの作業にも時間をかけられるため仕上がりのクオリティを上げやすい
・トリミング中の事故などの確率が多少低くなる可能性
・来店後やトリミングの合間でわんちゃんが一息つく時間がある

デメリットは
・飼い主さんのスケジュールに余裕がないと難しい
・わんちゃんと離れている時間が長い
・予約が取りにくいことが多い
・料金が高め

などが挙げられます

時間は色々なことに関わりますし、サロンの方向性によってもかなり違いが出ます

同じ子のトリミングでもA店ではカットコースで2時間、B店では3時間半かかることもあります

トリミングのお預かり時間は、トリミング作業のみの時間でも無ければ、トリマーのトリミングの技術力の高さを単純に計れるものでもありません

普段お預かりの時間が長いサロンのトリマーでも、トリミングを素早くできないわけではありません

たまに聞く話ですが、トリミングサロンを変えたときに、「前のサロンではこんなにかからなかった」逆に「前のサロンよりもすごくはやい」などと飼い主さんが感じることがありますが、これはトリミングサロンの方向性の違いなどが原因のことも多いです

トリミングサロン自体が当日の流れの進め方で時間がかかる場合もあります

「その子をお預かりしてからトリミングが終わるまで他の子のトリミングはしない」というタイプではなく、全体の進行を考慮しつつ、同時に数頭を進めていく、例えば区切りの良いところで待っててもらうなどといったスタイルのトリミングサロンもあります

トリミングサロンの方針によって時間は大きく変わることを知っておくだけでも、どんなトリミングサロンなのかを見極めるのに役立つかもしれませんね

4.動物福祉、やさしさ

正直、この項目は説明がとても難しいのですが、頑張って言語化していきますので優しい目で見ていただければと思います!

みなさんはわんちゃんに対する「やさしさ」とは何だと思いますか?

自分が相手のことを想いやる、というのが辞書的な答えですが、わんちゃんは人間ではありません

生物が違えば、何が優しさかもかわります

みなさんが分かりやすいところで例えると、嗅覚、聴覚が人間よりもはるかに優れていることが有名ですね
また、人間との体の大きさの差もありますね。

例えば、みなさんは自分よりも数倍大きな巨人が、手を掴んできて爪を切られたらどうでしょうか?

怖くていやだと暴れても体格差があるため抑えられてしまいます。

そんなとき

・押さえつけられてささっと爪切りを終わらせてくれる
・なるべくゆっくりとした動きで少しずつ爪切りを進めてくれる
・一日に指1本だけゆっくり切ってくれるが毎日
などの選択肢があったらどれが良いでしょうか?

おそらく答えは人により違うと思います

ただ、一番やさしいのは?となると
やはり1回あたりの負担が少ない
・一日に指1本だけゆっくり切ってくれるが毎日
が当てはまるのではないでしょうか?

しかし毎日1本爪を切るとなると、わんちゃんの場合は基本的に18本が多いので18日かかるといった面もあります

トリミングサロンで爪切りを、となるとなるべく1回の負担を少なくしようと考えても、
現実的には「週に1回足1本の爪を切る」で4週間で全部の爪を切る、というのが妥協点ではないでしょうか?

どんなに嫌がってもササッとその日に切ってくれる方が良い、という考えもわかりますが、トリミングサロンの方針によりますので、
「爪切りができなかった」はトリマーの技術によるものだけではないということも頭に入れておくといいかもしれませんね。

ちなみに、わんちゃんの中には爪切りなどの作業がどうやっても嫌な子もいます
暴れすぎてしまうと「チアノーゼ」という酸欠状態に近いものになってしまう子もいて、健康面で危険なので今日はここまでしかできなかった、という判断をして中断することもあります
ただし、これは多くのトリマーが知っていることとはいえ、トリマーすべてが知っているわけでもありません

また飼い主さんから「できなかったの?」といったようなご意見があると、無理に続けるという判断をするトリミングサロンもあります

わんちゃんの安全や精神的なダメージを優先するか、飼い主さんの要望を優先するか、程よいバランスを取るか、やはり方向性により変わることがあることを頭に入れてサロン選びをしてみるといいかもしれませんね

ちなみに「動物福祉」という言葉をご存知でしょうか?
動物自体、ここではわんちゃん自体に優しく、配慮をしながらトリミングをする際に「動物福祉」という言葉を使うことがあります

しかし日本ではまだ広まっているとは言い難いので、なかなかトリマーが動物福祉ということを知り、意識していることも少ないかもしれません

今後、時代とともに広まると思いますので、ぜひ一度「動物福祉」「アニマルウェルフェア」など調べてみてくださいね!

5.異常の早期発見、報告

トリミング中にわんちゃんの異常を発見することはよくあります

しかし、トリミングサロンにより異常の発見をトリミングの一貫にいれるかは分かれます

・異常の確認を全くしない
・特に意識はしていないが、気づけば報告する
・なるべく異常がないかを確認しながらトリミング作業をすすめる
・異常の確認や体重などをトリミングノートやお手紙などに毎回記入する

などが大まかに分けるとトリミングサロンの方針としてあげられます

自分でしっかり確認できているし必要ない!という方もいれば、なるべくしっかりと見てほしいし教えてほしいという方もいると思います

トリミングサロンをあまり変えたことがない場合などは、「報告があって当然」と思ってしまうことがあるかもしれませんが、報告やチェックはする・しないが分かれますので必要に応じて確認したいところですね


今回はここまでです!



いかがでしたか?
「トリミングサロンの特徴」と一言で言っても本当に様々です。

次回は後編「3.ざっくり分けたトリミングサロンのタイプ」「4.今回のまとめ」をお話していきたいと思います

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ではまた次回お会いしましょう。

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