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「PayPay」の第一印象

iOS
バージョン:1.3.0
(2018年12月4日時点)

アプリアイコン

2度ほど「ビックカメラ」のアプリをタップしてしまいました。

アプリアイコンはアプリの顔であり、他のアプリとの差別化を行うところであり、何よりもアプリの機能を象徴するものです。
アプリ開発時にはコンセプトをしっかりと固め、アプリのアイコンからデザインすべきと言われるほど大事なものです。

なぜこんなに似た“雰囲気”にしてしまったのでしょうか。たまたまなのか意図してかは謎です。

左端から始まる太めの線と右へ向かうカーブの流れはとても似た印象を感じます。

カード

ホーム画面で一際目立つのが、カード表示です。
このカードのスクロールがかなり気になります。カードのシャドーなのか、画像なのか、それとも背景の切り替えなのか、重い処理があるようには見えませんがカクツキます。

このカードをタップするとそれぞれのカードのQRが表示されて支払いが可能です。
支払いを行いたいカードを利用者が選択してQRを表示する仕様なのでしょうがスクロールの動きと合間ってわかりにくく使いにくと思います。
また、画面下部のタブにある「コード支払い」タブとの違いがイマイチ分かりにくいと思います。最初の残高カードとタブの「残高」が重複している点も同様です。
ディスプレイの大型化が進んでいるとはいえ、限りあるスペースを有効に利用したいものです。

ハンバーガーメニュー

機能が整理されていない妥協の産物として悪名高いハンバーガーメニューですが、好みの問題もあり一概にああだこうだ言えません。アニメーションもしかりです。

が、左にあるハンバーガーメニューからは、左から右へメニューが出てきて欲しいのは私だけでしょうか。


利用履歴

決済アプリにおいて、“履歴”は使用頻度が高い重要な機能ではないでしょうか。
PayPayでも特別に画面中央にシャドウありのボタンで配置しています。

ドロップシャドーは“押せる感”の演出には有効ですが、機能を目立たせるためのものではないと思います。
機能としては重要なものなので、これはタブに配置されるべきだと思います。

アカウント

アカウント画面には利用者の画像を設定できる機能があります。
写真をアルバムから選択して設定すると、写真のアスペクト比が変わり小顔効果が出ます。修正した方が良いと思います。

地図(利用可能店舗検索)

左上にある閉じるボタン“×”が分かりにくいです。キーカラーの赤色で良いのではないでしょうか。
検索機能については、スクロールに合わせて自動で結果を表示して欲しいです。現在は「このエリアで再検索」ボタンを押しにくい画面上部に指を伸ばして選択する必要があります。
利用者のスクロールイベントが数秒止まったら、検索をかけるという形で良いと思います。

お知らせ

PayPayからのお知らせはWebView画面で構成されます。
ナビゲーションバーがあるWebViewに表示されるWebコンテンツにもナビゲーションバーがあり、さらに“×”ボタンも左右に並ぶおもしろレイアウトとなります。スマホ対応サイトをとりあえずアプリ側であまり意識ぜずに表示するとこうなってしまうよくあるパターンです。

まとめ

日本国内ではすでにリリースされているいくつかの決済アプリが存在し、それらはバージョンアップを重ね洗練されユーザビリティを増しています。
PayPayにも期待しています。

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