うまく使えば意外と電話料金が安くなるGoogle Fi
わたしの通信機器環境は、携帯電話(いわゆるガラケー)とMVNOを刺したスマートフォンという2台体制である。
実際に使っているのはスマートフォンだけである。わたしに電話をかけてくる特定の人間がいないので、データ通信しか使えないスマートフォンで十分なのである。悲しい……
それはともかく、趣味でかき集めた海外SIMが手元にありすぎるという状況を何とかしたいと考えている。T-Mobile、Google Fi、そのほかに2枚という具合で電話をする相手もいないのに、生きているSIMだけは誰よりも持っているという状況は異常であろう。
しかもスマートフォンも日本のMVNO用とGoogle Fi用の2台あり、先日は手が滑ってPixel 3a XLも手が滑って手元にある。このPixelにもすでに刺すべきSIM(というかeSIMなのだが)を購入して使用する予定である。
まとめていて自分でもばかばかしくなってきたが、趣味なので勘弁していただきたい。
これほどSIMがあるのだからできれ料金が安いものをメインに利用したいものである。特に電話回線による通話利用はできるだけ安いものを使いたい。ガラケーはauなのだが他社携帯宛あるいは固定電話宛は「30秒/20円」つまり1分40円である。さすがにこれを使って通話するのは抵抗がある。
外国のSIMならば安いのかというと意外なことにそうではない。有名な海外SIMのあるものは0.39 €/分となっている。日本円に直すと1分45円ぐらいだろうか? あまり日本と変わらない。
何か良いものはないだろうかと物色していると、Google Fiの料金についての説明に目が留まった。いわく「Wi-Fiで利用すると、電話料金が安いよ」とのことである。
ここでGoogle Fiの料金について説明したい。それには2つの体系があって、一つは通常の携帯電話の電波を使って通話をするものと、Wi-Fiの電波を経由して通話をするものである。具体的にはWi-Fiの場合はGoogleVoiceの電話料金が適用される。
実際に試すことができたので、そのときの料金の差を示す。
上が通常の電波を使った電話回線を利用したときのもの。その下がWi-Fiを経由した通話をしたときのものである。どちらも固定電話宛である。
すると明確に差が出た。通常電話回線の場合は1分0.20ドルである。このときは2分話したので合計0.40ドルであった。Wi-Fiの場合は1分0.03ドルで、6分話したので合計0.18ドルである。
これは相当お安い。世界で使えるGoogleのSIMだから、高いだろうと勝手に思っていたのだが(確かに通常電話回線はそれほどお安くない)Wi-Fi経由という縛りはあるが、電話料金を抑えられることができるのは朗報だ。
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