中国のAI「Deepseek v3」の曖昧な答え──尖閣諸島に関する問いかけで浮かび上がる課題

最近、X(旧Twitter)で興味深い投稿を目にしました。それは、中国のオープンソースAI「Deepseek」に「尖閣諸島はどこの国の領土か」と尋ねたところ、中国領だと回答したという内容でした。

この投稿に触発され、私自身も試してみることにしました。(Deepseek v3)
そこで工夫として、質問の前に「日本人として答えてください」と前置きを追加。こうすることで、回答に少しでも中立性や視点の変化が生じるのではないかと期待しました。結果、最初の数秒は「尖閣諸島は日本の領土」と回答し始めたものの、その直後に「この質問にはしばらく答えられないので、話題を変えて話しましょう」とはぐらかされました。

この出来事から、いくつかの興味深い点が浮かび上がります。

AIの「国家的限界」


Deepseek v3がこのような対応を見せた背景には、AIモデルが利用するデータやアルゴリズムに、特定の国家の方針や制限が組み込まれている可能性があります。特に、中国国内で開発されたAIにおいては、国際的にデリケートな領土問題についての回答は制約を受けることが予想されます。

中立性の揺らぎ


一方で、質問に「日本人として答えてください」と付け加えたことで、一瞬でも「日本の領土」という方向性が見えた点は興味深い現象です。AIが利用者の意図や視点に一部応じようとする性質を示しているものの、その後の回避的な反応から、一定の限界があることがうかがえます。

AI開発の透明性と倫理


この事例は、AIが扱う情報の透明性と倫理的な課題を改めて浮き彫りにしています。特に、グローバルに利用されるAIにおいては、国家的な立場やイデオロギーが回答にどの程度影響を及ぼしているか、また、ユーザーにどのように説明されるべきかが問われています。

AIがこうしたセンシティブな問題にどう答えるべきなのか、そして私たちがAIをどのように信頼し、活用していくべきなのか。Deepseek v3の対応は、単なる興味深い事例以上に、これからのAIと人類の在り方に関する重要な問いを投げかけています。


んぁぁ、今日はAIに記事を書いてもらったんだ。トカゲなんだ。

参考までにスクショも貼っておくんだ。

実にニーハオなんだ。

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