今さら聞けない印刷&デザイン用語その13 「彩度」
こんにちは。アドパブリシティのタカヒロです。
あいにく最近の連休は悪天候が多めではありますが、ようやく暑さも鳴りを潜め、秋の訪れを感じる日がじわじわと増えてきました。〇〇の秋というように、食べたり運動したり、色々予定をつめこみたくなります。
そんな今回は、今さら聞けない印刷&デザイン用語シリーズ、「こ」からひとつ飛んで「さ」から始まる言葉シリーズ第1回です!さっそくいってみましょう!
[前回の記事はこちらから]
[彩度]
彩度とは、色の鮮やかさのことです。
色には、色相、彩度、明度の3つの性質があり、これらを色の3属性と呼ぶのですが、その中の1つになります。例えば青色で彩度が高い場合、真っ青で派手な青色に、逆に彩度の低い青色は灰色にくすんだ青色になります。色には、白、灰、黒のような色みが感じられない無彩色と、それ以外の色の有彩色の2つがあり、この有彩色にのみ彩度が存在します。
適当に1色説明するだけでも、彩度が何であったり、先述した色相や明度の説明もありなどなかなかややこしいことではあります・・・。
高彩度なら派手な発色に、低彩度ならくすんだ発色になるという彩度の性質を、京都市にある色々な店舗看板で見ることができます。1000年以上の歴史を持つ古都、京都市は歴史のある景観を壊さないように規制をかけており、ユニクロやマクドナルドなど、赤色が目立つ看板は、彩度を落とし茶色っぽくなっているものがあります。制約の中でメーカーのイメージも残す、色の性質を使ったおもしろい例です。
これでもまだ色相と明度の説明がのこっているので、うんざりするかもしれないですが、自分の思っている色のイメージを相手に言葉で伝えるためには、とても重要な知識なのです。ちょっとずつでも覚えていくのが習得への近道なのかも・・・しれません。
次回は、「さ」シリーズ2回目!お楽しみに!