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昭和の喫茶店「マキ」に行ってきました
こんにちはRYUです。唐突ですが、皆さんの地域には「喫茶店」ってありますか? 都会ではスタバやドトールなどのチェーン店カフェに押されて減る一方ですが、地方では現在も元気に「昭和スタイル」そのままの喫茶店が営業を続けています。今回、たまたま寄ってみた喫茶店がそんな昭和スタイルのお店だったので、さっそく報告してみたいと思います。
場所は愛知県豊山町
今回紹介する喫茶店「マキ」は、愛知県豊山町の国道41号線沿いにあります。周囲には愛知県営空港(小牧空港)があり、交通量が多いのでお店の立地としては良い条件だと思います。
看板の書体が・・・何やらドラマチック💦。昭和のレジェンド「カルメン・マキ」さんなら、こんな書体が似合うかもしれません。
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お店の作りは、愛知県では一般的な「職住一体型」。たぶん園芸が大好きであろうオーナーの趣味が前面に出ています。
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「Cafe」の e の上にはアクサン( ‘ )が付いていて、ちゃんとフランス語になってます。「マキさんのカフェ」という意味になるので、おそらくオーナーの名前がマキさんかマキコさんなんでしょうね。店内の様子が全く見えないので、初めての方はちょっと入りにくいかもです。
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典型的な愛知県の喫茶店
店内に入ると、常連客の長居に最適な、典型的な地元の喫茶店でした。モノが雑多に置かれていて「オシャレ」とか「キレイ」ではないですが、なぜか落ち着きます。
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ちなみに「千客万来」の下にゾロゾロと下がっている紙は、お店のコーヒーチケット。10%引きの値段でコーヒーが飲めるのですが、これが多い店は常連さんが多いことが分かります。買ったチケットを持って帰らずにお店に置いておく!というのが不思議ですが、飲み屋のキープボトルみたいなものですかね。
グリーンが多い店で、店内にもポトスやらベンジャミンやらが所狭しと置かれています。枯れている鉢はないので、おそらくオーナーが毎日、全部の鉢に給水しているんでしょう。
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日当たりがいいので、窓側の植物はガンガン伸びます(笑)。枯れた葉はしっかりカットしてあるので、オーナーの手入れが見て取れます。
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壁に書かれた板書は「あいだみつを」かと思ったら・・・?違いました💦。オーナーもお客さんもシニア主体だからか?「長寿」を願う標語が延々と描いてありました。
そしてカレンダーはなぜか、天皇家ご家族と往年の長嶋茂雄さん。豊山町はイチローの出身地なのでイチロー推しのお店が多いんですが、こちらは巨人推しのようです。
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メニューも昭和
食事メニューを見ると・・・こちらも昭和そのままの世界観でした。素材が違っても値段がほとんど変わりません💦。当地の喫茶店メニューの定番である「焼きそば定食」が押さえてあるところも素晴らしいです。ちなみに、この値段で食後のコーヒーもついています。
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そしてドリンクメニューがこちら。現在のコーヒーの値段は430円でした。モーニングの時間帯はコーヒー代だけでバタートーストとゆで卵が付きます。悩んだ末、今回はランチ直後だったのでコーヒーフロートをオーダーしました。
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なかなか豪華♪
10分ほどでコーヒーフロート×2が到着しました。コーヒーは浅炒りのホットコーヒーをそのまま冷却したタイプで、ソフトクリームではなくリッチなレディボーデンのアイスクリームがトッピングされてました。植物性ではない乳脂肪のアイスなので、豪華で美味しい♪です。
そして入店したのは15時ごろなんですが・・・お菓子とゆで卵が無料で提供されました💦。一見さんが殆ど居ない常連ばかりの愛知の喫茶店では、モーニングやランチタイムが終わっても「おまけ」が付くことが多いです。
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各テーブルには謎?のチラシの折り紙があったのですが、この段階でようやく、その価値に気づきました。なんと・・・
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卵の殻入れでした(驚)。確かにゆで卵ってテーブルが汚れるので良いアイデアかもです。折込チラシを使うところも、なんともローカルです。
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そんなわけで、ちょっと休憩のはずが1時間近く滞在して店を出ました。こちらのお店は70代くらいの女性オーナーがワンオペで切り盛りしているのですが、美味しいし長居できるし、応援したくなるお店でした。自宅からさほど遠くないので、また来てみたいと思います。(RYU)