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「チームラボ ボーダレスお台場」に行ってきました

こんにちはRYUです。3月8日~12日の間、弊社は「国際ロボット展2022」でクライアントのブース出展のお仕事をさせて頂きました。せっかくの機会なので終了後、お台場で開催されているデジタルアートのイベント「チームラボ ボーダレスお台場」に行ってきたので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。

お台場パレットタウンに到着

まずは臨海線「東京テレボート駅」で下車し、複合レジャー施設「パレットタウン」に到着しました。「チームラボ」の会場もあるこの施設、実は今年8月までに順次閉館し、取り壊されることが決まっています。もともと2010年までの借地契約で1999年に開業して以降、予定を延長して営業してきたのですが、ついに再開発されることになりました。

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ヴィーナスフォートにお別れ

こちらがパレットタウンの商業施設「ビーナスフォート」です。ウチも子供が小さい頃は、何度かここに連れてきた記憶があります。次に来る頃には閉店なので、最後の記念に入店することに。

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こんな感じで、館内は18世紀ヨーロッパのテーマパークになっています。当時は「テーマパーク」が日本中のあちこちに出来た時代で、こちらもオープン時のインパクトは大きかったんですが・・・閉店はちと残念です。

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MEGA WEBにもお別れ

昨年末に閉館したトヨタのショールーム「MEGA WEB」は、館内に多数あったクルマがすべて撤去!されて閑散とした状態でした。なんだか終了後の荒れ果てた五輪開催施設みたいで、こちらもちょっと寂しいことになってます。しかし、チームラボに行くにはこの中を通過する必要があるので、嫌でも見ることになります。

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チームラボ会場に到着

MEGA WEBと大観覧車を抜けて、やっとチームラボの会場エントランスに到着しました。入場にはWEBで事前予約する必要がありますが、現在は前日でも比較的容易に予約できるようです。

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チェックイン後、こんなスペースで「観覧上の注意」を見た後、いよいよ真っ黒な入り口から入場です。

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入場すると左右に道が分かれ、しばらく通路は真っ暗なんですが・・・各作品の部屋に入った瞬間から、大量のデジタルアートの情報が洪水のように流れ込んできます。

おお!(その1)

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体験する前は、動画をプロジェクターで発信するだけの施設かと思ったのですが・・・LEDライトや効果音といった他のデジタル技術だけでなく、鏡や会場の凹凸といったアナログの要素など、五感に訴えるあらゆる要素が緻密なプログラムでマネジメントされています。この画像の部屋では壁面・床面のあらゆる画像が動いているので、いったい何台のプロジェクターが使われているのか?想像がつきません。

おお!(その2)

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床面に起伏がつけられているこちらの部屋では、滝が流れ落ちているようなプロジェクションマッピングが施されています。デジタル情報に物理的な凹凸を組み合わせると、「画像だけ」の場合より、遥かにリアルな情報になることが分かります。

なんと参加も可能

壁面に体を近づければ、アートと一体化?!できちゃいます。見る人が簡単に参加して体験できることも大きな特徴ですね。

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プロジェクターだけでなく、可動式のライトが組み合わされた部屋もあります。それぞれが異なった動きで蠢く(うごめく)ので、デジタル画像のはずなのに何だか生命感を感じます。

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こちらは蓮のある池を表現した部屋。水面の水の流れは木漏れ日がプロジェクターで表現されます。蓮の葉自体は、デジタル映像ではなく樹脂製の物理的な造形物。やっぱり、「デジタルだけで完結しない」方が面白いのかも。

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おお!(その3)

私が一番感動♪したのはこちらの部屋でした。プロジェクション・マッピングではなく、天井から吊り下げられた長さ5m以上ありそうなLEDの束の光の変化が、ドラマチック!な情景を作り出します。

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天井から吊り下げられているので、頭上からもアートが降ってきます。こんな感じなんですが、デジタルでは見たことが無い映像で圧倒されます。

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こちらは「光の彫刻」と題された部屋。こちらもプロジェクターではなく、可動式のライトによる光の造形です。直線的に伸びるライトが交錯する先で、何かが彫刻されているように見えてきます。

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こちらが壁面に取り付けられたライト。プログラムで制御され、モーターで動きます。ライトの間隔と数を考えてプログラムを考えるんでしょうが、どこまでがアーティストの仕事で、どこからがプログラマーの仕事なんでしょうね?デジタルの世界では、アーティストの概念も変わりそうです。

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さらにこちらは、天井を含めた視界の全面がプロジェクターの画像で蠢く部屋。複数の部屋や通路がつながっているのですが、鏡も効果的に使われていて、デジタル空間をより大きく見せています。

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施設の2階部分は、デジタル空間に参加して運動する!空間になっています。こちらの部屋は床面が山のように隆起していて、ここでもデジタルの造形と物理的な造形を組み合わせた世界が作られていました。

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こちらもプロジェクターを使わず、バルーンと照明で構成された部屋。色々なトライアルができるものなんだなと感心しました。

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次は、ブランコのように2本のワイヤーで吊られた板の上を移動するアトラクションです。これは・・・ハードで疲れるので、40代以上にはお勧めできません(笑)。

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こちらも体験型の、水面にある飛び石?を渡る感覚のアトラクションです。これも同じ理由で40代以上にはお勧めできないです(笑)。

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自分で描いた魚が、画面の中を泳ぐ!という体験コーナーもありました。これも家族でやってみると楽しそうですね。

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そんなわけで、約2時間楽しんで会場を後にしました。予想した以上に、デジタルアートはアナログの要素までも取り込んで進化していることに驚きました。今後、こうした技術が様々な生活分野に利用されることは確実です。入場料の3,200円(大人)は安くないですが、体験する価値は十分あると思うので、関心を持った方はぜひ体験してみてください。

なお、最後にひとつ注意が・・・。会場内には真っ暗な場所もありますし、床面に凹凸もありますので、転倒したり他の人とぶつかったりする恐れがあります。リスク回避のため、なるべく2人以上でお出かけください!(RYU)