紫陽花の人気スポット「大塚性海寺歴史公園」に行ってきました
こんにちはRYUです。梅雨の時期を彩る「紫陽花」が、全国的にそろそろ満開の時期を迎えています。アドパブリシティが所在する愛知県にも紫陽花の名所はいくつか有るのですが、そんな中から、今日は稲沢市の「大塚性海寺歴史公園」(おおつかしょうかいじれきしこうえん)を紹介したいと思います。
性海寺は約1,200年前に弘法大師(空海)が創建したと伝わるお寺で、鎌倉時代には北条氏、戦国時代には織田氏、徳川氏の庇護を受けて維持されてきました。織田信長が築城した清州城にも近く、由緒ある寺院です。
名古屋の中心部からは11kmくらいの距離で、クルマなら30分ほどです。鉄道利用だとちょっと不便で、名鉄の国府宮駅から徒歩30分程度になります。
そんなわけで到着!門をくぐると、お堂や鐘楼、多宝塔が見えます。
こちらの塔は室町時代の建立だそうです。こんな立派な寺社があるなんて、今まで知りませんでした。
こちらが歴史公園の入り口。紫陽花の回廊になっており、約90種&1万株の紫陽花が植えられているそうです。毎年この時期に「あじさい祭り」が開催されているのですが、昨年に続き今年も中止になりました。
沿道の両側が「ほぼ全部 紫陽花」です。通路も広いので、例のディスタンスも十分。ゆっくり鑑賞できますよ。
園内には築山があり、山頂から多宝塔が見えます。これ計算して作ったんですよね?!設計した人は凄いと思います。
園内には池と橋もあって、池には鯉じゃなく金魚が多数泳いでいます。庭園としても良く考えられた構成ですね。
ところで皆さん、紫陽花の種類をどれくらいご存知ですか?私は紫陽花について詳しいわけではないので、赤・紫・青の3種類くらいだと思っていました。全然違いました(汗)。
これがデフォルトの「アジサイ」(ホンアジサイ)。まずは青からどうぞ。美しいです。
こちらは赤と紫。この「丸い紫陽花」を見慣れている方は多いと思いますが、丸い「ホンアジサイ」は、原種である「ガクアジサイ」を品種改良したものだそうです。「ガクアジサイ」の仲間は、こんな形をしています。
品種名「ダンスパーティ」
大胆なネーミングですね。確かにパーリーピーポーを思わせる華やかです。こんな感じで、周囲だけに花が配置されるのが「ガクアジサイ」の品種らしいです。
品種名「初霜」
こちらも「ガクアジサイ」の仲間です。私が好きな岐阜産のお米「ハツシモ」と同名なんですが、確かに霜が降りたような葉の模様ですね。
品種名「ブルースカイ」
こちらも「ガクアジサイ」タイプの品種。紫陽花って淡いトーンの印象がありますが、こんな濃い色もあるんですね。
品種名「紅」(くれない)
めっちゃ小型で可愛いです。こちらはガクアジサイではなくヤマアジサイの仲間です。紫陽花で濃い色ってピンクくらいだと思ってましたが、こちらはピンクを超えた、サルビアくらいに真っ赤な花びらです。葉に赤みが差すのもサルビアっぽいですね。X JAPANのYOSHIKIさんに見せたいです。
品種名「ピンクアナベル」
ピンクの色彩がひときわ華やかなピンクアナベル。小さめの花弁が「三密」していて、とても可憐な印象です。今後人気が出ると思います。
品種名「カシワバアジサイ」
縦方向に高さがある、ソフトクリームのような造形です。確かに、柏餅で使う柏のような葉っぱですね。
品種名「スノーフレーク」
こちらはカシワバアジサイの進化系で、ピカチュウに対するライチュウのような存在です。雪片のように柔らかい可愛い形ですが、この画像を見て「紫陽花だ」とわかる人は何%いるでしょう?
品種名「すいません失念」
こちらは品種名を控えるのを忘れてしまいました。淡いラベンター色と濃いパープルの組み合わせがキレイで私好みです。ちなみに、私のクルマのボディカラーも紫メタリックです。
品種名「黒軸アジサイ」
文字通り、茎が黒い紫陽花です。これも初めて見ました。「紅」と同じくらいの小型の紫陽花です。・・では最後はこちら。
品種名「ありがとう」
命名にあたって、どなたかへの感謝があったのでしょうね。関西の方は、MBSラジオのこちらの長寿番組を思い出すかも。
いかがでしたか?30年間 東京~千葉に住んでいた頃には鎌倉の明月院とか千葉の本土寺に紫陽花を見に行ったのですが、この性海寺も関東の有名スポットに負けず劣らず、多種多様な紫陽花が咲き誇っていました。
幸い紫陽花は、全国どこでも身近に鑑賞できます。ぜひ皆さんも、お近くの紫陽花をゆっくり鑑賞してみてください。今が満開です♪ (RYU)