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マイワイフが企画する名古屋周辺の旅「半田」その3

こんにちは。気温が下がって、やっとエアコン無しで眠れるようになったRYUです。再婚したマイワイフ(神戸出身)が行きたい場所に、地元出身の私が連れて行くこの企画今回は「半田」の最終回です。「半田ってどこ?」と思った方は、「その1」を参照ください。

▼「その1」はこちら 

 https://note.mu/adlove/n/n85e5f7168a10

「半田赤レンガ建物」➡「ミツカンミュージアム」➡「国盛 酒の文化館」と巡ってきたこの旅、最後は童話作家、新美南吉をテーマにした「新美南吉記念館」に行くことにしました。

外観はTOPの画像なんですが、直島の地中美術館のような半地下構造になっています。見た目より中は広いです。

ちなみに「新美南吉」って地元では有名なんですが、全国的にはどうでしょう?代表作は童話「ごんぎつね」で、童話のほか俳句・詩・童謡など多くの作品を残しています。不治の病「結核」に掛かってしまい。昭和18年に29歳の若さで亡くなりました。

地元・半田市出身ですが、東京外国語学校(現在の東京外語大)を卒業して東京で就職した時期もあったようです。

小柄に見える南吉さんですが、当時の日本人男性の平均身長は155cmくらいであることを考えると、これくらいが普通だったのかも。

南吉さんが郷土の風景をこよなく愛していたことがわかる描写。ここに書かれた「六地蔵」は現在も残っているようで、説明する展示もあります。

「ごんぎつね」を読んでみたい方は、とりあえずこちらをどうぞ。児童文学としては悲しいお話です。

解釈は色々あると思うのですが・・・自分の人生が長くないことを悟っていた、南吉さんの人生観を強く反映した作品ではないでしょうか。

この先、自分の命がある日突然に亡くなったとしても、それまでは人の役にたつことを積み重ねて、自分が生きた証を残したかった作者の気持ちが「ごんぎつね」のストーリーに反映されたのではないか?と私は推察しています。

・・さて、旅の最後は記念館から1キロほどの距離にある「新美南吉生家」に行ってきました。昭和61年に半田市が家屋を買い取り、保存しているそうです。

明治時代の家ですが、きれいに保存されています。係員は不在。しかし、そこにありえない文字が。

戸をあけてお入りください。

ハア?(;゚Д゚) 普通ありえないです。管理する人もいないし、悪意のある人が入ってきたらどうするんでしょう?? で・・・

入りました(;'∀')

南吉さんの生家です。実家は下駄屋を営んでいたそうで、カウンターとショールーム?が設置されてます。「階段入口」と書いてある右側が半地下への階段になっていて、下に降りられます。いや、降りました。5分ほど家屋の中を見学して終了。

戸外に出た後、南吉さんもふだん過ごしたであろう縁台で、しばし故人を忍んで「半田市」の旅が終了となりました。歴史あり、特産品あり、文芸ありの半田の旅。これから秋がベストシーズン! おすすめします。

ではまた~ (RYU)

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