碧南市に行ってきました(後編:九重味淋本社・K庵)
こんにちはRYUです。愛知県「碧南市」を旅した報告の後編、今回は大浜エリアの古い町並みと、老舗の味淋醸造会社がプロデュースしたカフェを紹介したいと思います。
▼「前編」はこちら
「碧南市」の位置を再確認
「前編」でも紹介したのですが、まずは「碧南市」の位置を復習してみましょう。愛知県の海側にあるエリアで「西三河」に属します。名古屋からは名鉄電車か車で、1時間程度の距離です。
古い町並みが残る「大浜エリア」の中心にあるのが、老舗企業である「九重味淋」の蔵元。これを取り囲むように10カ所!のお寺があります。暖かい季節なら?お寺を全部回る!のも楽しそうです。
まずは九重味淋へ
前編で紹介した水族館から移動して、まずは九重味淋さんに行ってみることにしました。画面の中央奥が九重味淋本社。左側は西方寺の太鼓堂です。
こちらにあるのは、味淋を始めとする物販の「石川八郎治商店」と、レストランカフェ「K庵」。予約すれば味淋の製造過程も見学することもできます。
左側の路地を進むと、店舗の入口があります。それがこちら。
江戸時代に建築された、当時の姿そのままの門です。風情がありますね。
右側が物販、左がカフェのエントランスですが、お店は屋内で繋がっています。
テイクアウト用に「味淋ソフト」などのメニューもあるようですが、肌寒い季節なので、今日は店内で頂くことにします。
ボードに「食べてみりん!」とありますが・・・実はこれ、味淋に掛けたシャレだけじゃないんです。三河地方では、語尾に「じゃん?・だら~?・りん!」が付く場合があり、三河の方言は通称「ジャンダラリン」と呼ばれます。「食べてみなよ!」という言葉が、この地方では「食べてみりん!」になるんです。
ネイティブの三河弁を聞いてみたい方は、このへんをチェックしてみてください。
和モダンなカフェ
前置きが長くなりましたが、ではカフェの入口から店内へ。元は明治時代に建築された社屋ですが、モダンな内装にリノベーションされてました。
元々の支柱を活かしつつ、木材が補強されています。和モダンな空間で落ち着きます。
反対の角度から見るとこんな感じ。私たちが案内されたのは・・・
庭園側のガーデンビュー?のテーブルでした。開放感があって、良い感じでした。
メニューを見ると、ランチタイムには自社製の味淋を使用した料理が並んでおり、画像左側の「みりん角煮御前」が一番人気らしいです。ちなみに煮物を作る際、関東以北では一般的に酒+砂糖を使用しますが、東海地方では砂糖を使わず味淋が多用されます。
現在はカフェタイムなので、まずはドリンクを選択。お茶にアルコール入りの味淋を加えた「Rincha」と、味淋のカクテル「柘榴」(ざくろ)をオーダーしてみました。
庭園に映えるドリンク&スイーツ
そしてドリンクが降臨。左が柘榴の味淋カクテル、右が紅茶+味淋+ミルクのRinchaです。背景の庭園も、夕刻の良い時間帯になりました。
お酒としては甘めですが、どちらも麹のような香りと自然な甘さがあり、いわばオーガニックカクテル。なかなか美味しいです。
そして、奥さんは「味淋麹チーズケーキ」を追加オーダー。砂糖を排した、麹と味淋だけの控えめな甘さで、こちらも美味しかったです。
そしてプリン好きな私は、「みかわプリンパフェ」を追加。このビジュアル素晴らしい♪ こちらのパフェは上から「みりんソフト」「みりんプリン
」「コーヒーゼリー」の3層構造。アフォガードのシロップも含めて、全て砂糖は不使用で味淋由来の甘味だけです。砂糖のストレートな甘さがガツンと来ず、麹のような自然な甘味が後から時間差でジワっと来るので、ゆっくり味わえる贅沢なパフェでした。
夕刻の庭園をバックにスイーツが映える!ので、全部揃うまで、待って撮影してみました。早く食べないと溶けるんですけどね(笑)。
余りにも心地良いので、1時間半くらい滞在してしまいました。伝統ある醸造所に、モダンなカフェを作った試みは素晴らしい♪ と思います。来てよかった。
物販も充実
カフェ休憩の後は、隣接する「石川八郎治商店」で買い物しました。店頭には、醸造期間による味淋の色の違いを示す展示があります。
メインの味淋は、手ごろなものから高級品まで、各種取り揃え。
味淋を使った加工食品や、もう一つの地元の名産である西尾茶(抹茶)もありました。ウチは煮物する機会が多いので味淋を1本購入。いわゆる「本みりん」は、アルコールで嵩増しした「みりん風調味料」とは全く違うコクのある味になるので大好きです。
お寺参りで終了
その後、周辺にある10寺のうち「西方寺」「海徳寺」を見たのですが・・・気温が下がってきたので、ここで終了💦。暖かくなったら、残り8カ所のお寺をゆっくり回ってみたいと思います。
▼こちら西方寺
▼こちら海徳寺
・・・というわけで、今回は「水族館→九重味淋→お寺巡り」の順で、「碧南市」をゆっくり楽しめました。名古屋発の大人の日帰り旅行にピッタリな碧南市、ぜひ機会があったらお試しください! (RYU)