プレーの違いはステップで生み出せる
シュートもパスも、一番最強なのは1タッチ。ルカクがシュートシーンでよく見せる「1タッチで合わせるステップの巧さ」あれ、エゲツないですよね。
でも今回は、シュートもパスも「2タッチ以上するケースならば、こうしたほうがいいんじゃないのかな」という観点で書いたものです。1タッチ最強説については、また別の機会にたっぷりと書こうと思います。
シュートは同足、2ステップで
東京オリンピックのアセンシオ(スペイン)を見て確信に変わったのですが、
『シュートを蹴る前の最後のタッチは、シュートする足と同じ足の方がいい』
つまり右足でシュートをするなら、その前のタッチも右足の方がいいです。
右・右!でシュート。
なぜか。
右足シュートの場合、シュート前の足を逆足、つまり「左・右!」にすると、左足でボールにさわった足を地面に下ろすところから始まって、最短でも3ステップ必要になる。
(やってみればわかります)
しかし「右・右!」にすると、さわった右足を下ろし、左足で最後のステップ、そして右足でシュート。
つまり、2ステップでいけちゃう。
この観点でJリーグなどを観ていると、左・右!でシュートをしようとして、相手の足が伸びてきてブロックされるというシーンがたくさんあった。もったいない!
決定力の無さうんぬん、、の話になった時、日本人は慌ててしまうとか、決断力うんぬんとか⋯そういうメンタル的な話で解決しようとする言説もよくあるけれど、そうではなくてただ単純に、足の運びも含め「どのように早く、しなやかにシュートまでいけるか」そして「そのための技術」を教わっていないだけのような気がします。足の間はけっこう通る、という当たり前の原理原則に対しても、日本人はまだどこか及び腰だし。どんどん打ちゃぁいいのに。
東京オリンピック準決勝、アセンシオ
2ステップシュートの話に戻りますが、東京オリンピック準決勝「日本 − スペイン」でスペインのアセンシオが決めた決勝ゴールが、まさにこれでした。
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