STILL ALIVE
2020年5月31日、僕は自分で立ち上げ、20年以上続けたクラブを去った。
あれから一年。僕はまだ生きている。
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一年前のあの当時、あまりにもドラスティックな環境の変化に自らの心身がついていけなくなってしまっていたけれど、それでも、数々の仲間、友達、人生の先輩に助けられ、そして好きな音楽にも助けられ、僕はなんとかギリギリのラインで、一線を保つことができていた。
ささーっと波が引くように僕のそばから離れていった人もいたけれど、でも本当に大切な人は、1ミリも離れて行かずに僕を支えてくれた。
こういう時、本当の友がわかる。だから自分がもし逆の立場になった時、つまり自分のそばにいる人が何か困っていたり、苦しんでいたりする時は絶対に味方でい続け、絶対に支えられるような人になるんだと、僕はあの経験があったからこそ、初めてそう思えた。
「 STILL ALIVE 」B'zの名曲のうちのひとつだ。あの頃の僕は、B'zのLIVE映像ばっか観てたなぁ。
エネルギーが溢れすぎて涙が出るほどにカッコいいふたりの姿と、稲葉さんのあったかいMCに、あの頃の僕は本当に救われたんですよね。
最近でもまだ、B'zの曲を聴けばあの頃のいろんな記憶や思いが一気にフラッシュバックしてくる。
あれから一年。環境はガラリと変わった。
確かに最初はネガティブな変化ではあったけれど、結果的には、ポジティブな変化になったのかもしれない。
何かを始めるには、何かを終えなければいけない。
この一年、有り難いことに複数の人からお話をいただき、新たな仕事や新たな試みを始めることができた。
長年の悲願だった、コーチのユニオンもつくることができた。
新たに出会った人もたくさんいる。新たに出会った選手もたくさん。
新たな出会いがあれば、そのぶん、新たな自分のページがめくられる。
今の自分の姿は、一年前には想像できなかったような姿にもなってる。
と思う。たぶん。
何かを始めるには、何かを終えなければいけない。
新たな自分を引っぱり出せ。
これは、尊敬する校長先生が数年前に卒業式で話していた言葉だ。
自分はこの一年で何かを終え、何かを始め、新たな自分を引っぱり出すことができた。
新たな仕事を複数始め、高校男子のコーチも始め、韓国語を勉強し、一年前までは興味のかけらもなかったTWICEとBLACKPINKに、今は完全に心を奪われている。
STILL ALIVE ～ 直訳すれば「まだ生きている」
あの頃「一年後、自分は一体どうなっているんだろう」と半ば絶望しながら思っていたけれど、でも、それでも一年後、しっかり楽しく生きていられたら、このタイトルで絶対にnoteを書いてやるんだと、おぼろげながらに決めていた。
ようやくその一年後がやってきて、今こうして、僕はnoteを書けている。
STILL ALIVE！
スポーツコーチユニオン・REVERSE、5月より正式にスタートしました。
この国のスポーツ環境を変えるために。
そのためにコーチ自身が変わり、環境を変え、切り拓くためのプラットフォームにしていきます。
種目は問いません。仲間入りしてくださる方を、待ってます！