すごいアドリブ力!231「偶然や失敗のアドリブ力」
こんにちは、くらです。
アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。
どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。
あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。
クイズ
これからの時代、既存の知識、周到な計画だけでは新しいものは生まれないと言われています。
「イノベーションのきっかけは○○○や○○なのです。」
○に入る言葉はなんでしょうか?
[こたえ]想定外、偶然
(『ハウ・トゥ・アート・シンキング』若宮和男(実業之日本社)より引用 P112)
まえがき
これまでの世界は、「おなじ」ものをたくさんつくる、つまりマニュアル化することで成長できた。でも、もうそれが通用しない世界になってくる。ではどうするか。
偶然や失敗からの始まり
「ビジネスの場では『PDCA』が標語となっていますが、計画からは本当に新しいものは生まれません。イノベーションのきっかけは想定外や偶然なのです。
1968年、スリーエムの研究員スペンサー・シルバーは、接着剤の研究がなかなかうまくいかず、失敗を繰り返していました。その中に、『くっつくが簡単にはがれる』接着剤がありました。この失敗作を、同僚の研究員アート・フライが『しおりとして使えるのではないか』と考えました。そう、ポストイットの誕生です。
このアイディアはロジカル・シンキングやデザイン・シンキングからは生まれないものです。いくらターゲットを分析し観察しても、『簡単にはがれる』というニーズをみつけ出すことはできません。『偶然』と『事故』によってニーズが生み出されたのです。イノベーティブなアイディアというのはある種の偶然や失敗によってもたらされていることがすくなくありません。ノーベル賞を受賞した田中耕一氏や本庶佑氏の発明も、偶然の産物でした。」
(前著より引用 P112-113)
あとがき
クリティカル・シンキングやロジカル・シンキング、デザイン・シンキングはビジネス上の問題・課題分析、解決には一般的になっていると思いますが、これからの時代は、偶然から生まれてくるものが重要な位置を占めるようになるという。
その手法の一つがアート・シンキング。過去の成功例の中でも、偶然や失敗から生まれたものが結構あると感じます。それは、今までと違う特徴がある。既存を良しとしない。
むしろ、多少それまでの常識をくつがえすものかもしれない。ビジネスにしても、芸術にしても、その他様々な分野でこれから益々既存を打ち破るものが登場し、それらが時代を引っ張っていく気がします。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今日の一言
「今日の一言:偶然や失敗のアドリブ力は、既存の常識を打ち破る中で磨かれる」
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自分に自信がなくても、そのままの自分をお話いただき、あなたはそのままですごい人だということを気づいていただければと思っています。