部首調べてみた #4 ~つめかんむり~
第4回はつめかんむりです。
意味は
手でつかむ
という意味があります。
対象漢字は多くありません。今回も漢字検定2級の漢字から紹介します。
爵
爵と読みます。男爵や、爵位のような使い方をします。
元々の意味としては、すずめの形をしたさかずき、そのさかずきに手を伸ばした形を意味するそうです。さらに詳しく書くと、爪と目を横にした部分がすずめを表し、左下の部分が酒の意味、右下は手を表しているようです。
どういう経緯かは分かりませんが、すずめの形をしたさかずきが昔は作られていたということなんでしょう。さかずきを手でつかむという所につめかんむりの部首が対応するのでしょう。
采
正直、この漢字はつめかんむりに入っているのか分かりません。
辞書では木へんに入り、ネットでは釆・つめかんむり、問題集では釆になっていました。どれが正解か分かりません。
読み方は采で、使い方としては采配という使い方が聞き馴染みがあります。
正直、問題で出た時には採配とよく間違えたので、それで覚えました。
字の成り立ちとして、木へんと書いていた辞書には、果実を採取するという意味があります。つめかんむりが、手で取るに対応するので部首としてつめかんむりの解釈の方があっているのではないか?と個人的には思いました。この辞書によると木へんは木の状態を表すもの、木で出来たものという意味があり、木でできた果実を取るという意味の果実に焦点を当てるならば確かに木へんに当たるとも感じます。
正直、よく分からないのでテストに出ないことを祈ってます。
番外編
調べていて目に止まったので紹介。
爬
爬虫類の爬です。
単純に、爬虫類の爬もつめかんむりなんだなって思いました。字としては、巴が地面に手をつけるの意味があります。確かに爬虫類は地面を這って進むので、なるほどと思いました。
第4回はこの辺で。
過去の部首調べてみたシリーズ
参考資料
新漢語林 第二版 - 株式会社大修館書店
2017年発行
成美堂出版 書き込み式 漢字検定2級問題集
2022年発行
成美堂出版 頻出度順 漢字検定2級問題集