THE BKW SHOW/THE ORAL CIGARETTESを考察
1.嫌い
私を庇って死んだんだもん そんなあなた本当に「嫌い」
終始「嫌い」を連呼するこの曲ですが上記の一文で印象がひっくり返りますね。恋人を失った悲しさが感じられますね。「嫌い」という言葉の使い方が秀逸ですね。
2.モンスターエフェクト
徐々に相手に伝わる気持ちは、とてもゆっくりで、伝わっているのか不安になってしまいます。モンスターを自称してしまったが、本当は、暗い闇にビビっていただけだから、本当は明るい世界に行きたくてもがいている。その影響は君にも届くはず。ゆっくりだからこそ確実に相手の気持ちにも影響しているはずです。
3.ハロウィンの余韻
ハロウィンではしゃぐ若者たちを、捕まえようとする警官の歌。ハロウィンを待ちわびているのは若者よりも、警官なのではないか?それに感づいたジャックが怒りをあらわにする。
4.STARGET
STAR GET=「星を捕まえる」 STAR=「ロックスター:将来の自分たちの姿」月=「自分たちを応援してくれるファン」と解釈して考察すると、待っていてくれるファンの存在をいつの間にか自分たちが待っていた。
5.自動販売機の男
"行かないで ここを去った夜に
最後に聞いた君のあの声を
今のあなたの隣にいられたら
こんな事にはもうならなかったでしょ
ただあなたの肩を抱いていられたら"
もしあなたのそばにいてあげられたのならば、こんなに後悔をしなくてすんだのに、こんなことにはならなかったのに。自動販売機の男はいったい誰で何をしていたのでしょうか?
6.僕は夢を見る
別れにはいろいろな種類があります。卒業により離れ離れになる。恋人とのすれ違いからの別れ。亡くなってしまった別れ。別れた後にどんな未来が待っているのか。夢で貴方が笑っていた。そんな素晴らしい夢が見れた。
7.リメイクセンス
この曲は、新しい意見や他人からの評価ばかりを気にしている自分をつぶして、新しい自分をリメイクする(作り直す)。
8.起死回生STORY
SGの記事に記述
9.大魔王参上
決して逆らえないものがある、しかしそれに立ち向かう者たちは何を思うのか。きっと誰かを思う気持ち。この曲では、子供が親を思う気持ち。親を守るためならば大魔王にでも立ち向かえるのではないか。
10.透明な雨宿り
"生きるすべてを なくした雨は 私の心に針を刺して
きつくすべてを抱き寄せあなた
透明な傘を差し私のこと見守るの"
雨は悲しみを連想させる。透明な傘とは、陰ながら私のことを見守るあなたのことなのかもしれない。
まとめ
当時のORALは怪しげで妖艶でなんというか壊れれてしまいそうな儚さを持ち合わせているように思える。だからこそ人間味があり魅力的なのだろう。