リアルの場でも助け合えるメタバース
オンラインサロンで試しはじめている、生きづらい人のコロニー。
このようにお話しすると、デジタル空間だけのコミュニティだと感じますよね。
今で言うメタバースの一種。
でもそれだと「コロニー(生活共同体」)とまでは呼べないですよね。
私たちの身体はリアル空間にあるわけですから、どうしてもそれを維持する必要があります。
だから、いざというときにリアル空間において助け合えなければ、コロニーとまでは言えないのかなと、私は考えています。
具体的に言えば、災害や病気のときに助け合えるようにする。
そのためには、デジタル空間内だけでなくリアル空間でもかかわれる仕組みをつくる必要があります。
そこで私が考えているのが「ご近所グループ」です。
コロニーの住人さんを、リアル空間でもご近所さんにするという方法です。
といっても、お隣さんや同じ町内といった、しょっちゅう顔を合わせるような「マジでご近所!」ではありません。
たとえば、半径5キロ圏内に20人が住み、そのなかで誰か一人が危機に見舞われたら、残りの19人が助けにいく。
そんな「ご近所グループ」を、リアル空間に15か所くらい設ける。
そんなイメージです。
どうして、そんなに離れて暮らすのと思われるかもしれません。
理由は、生きづらい人は、人間関係が苦手だからです。
せっかく生きづらい人が暮らしやすいコロニーをデジタル空間に構築したのに、リアル空間で人間関係のしがらみにまみれたら、本末転倒です。
生きづらい人にとって、人間関係はあるていど離れているほうがいい。
というか、正確に言うと、世間一般の人間関係の距離が近すぎるのです。
生きづらい人同士は、オンラインをとおしてとか、必要な要件のみに限定して対話するといった「最適な距離感を保つ工夫」をすれば、とても有意義な人間関係を築くことができます。
これはすでに4年かけて、私のオンラインサロンで実証済みです。
なので、ふだんは直接会わないていどの距離で、いざとなったら助けに行ける距離を保つことが現実的だと考えています。
そのリアル空間での「ご近所グループ」もふくめて「生きづらい人のコロニー」だということですね。
決して、メタバース上でわきあいあい楽しく遊ぶためのコミュニティではない。
しっかりお互いの暮らしを、そして命を支えあっていける「生活圏」。
それが今進めている「生きづらい人のコロニー計画」です。
先ほど挙げた5キロも20人も、書きながら適当にあげた数字ですが、これはやってみないとわからないと思います。
それに、そもそも急に「住む場所を集約しよう!」と言われても、困る人の方が圧倒的に多いと思います(笑)
なので、いかにその方がメリットが大きいかということを実証していく必要があると思います。
いずれにしても、かんたんなことではないので、少しずつでも「これならいけそうだ」という実現可能性を高めていきたいと考えています。
生きづらさ専門カウンセラー
脱世間起業塾Adic塾長
しのぶかつのり
※コミュニケーションが苦手なため、コメントへの返信は控えております。すみませんです。
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