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子どもの言葉の遅れチェック#3:やりとりができますか?

赤ちゃんが人との関わりの中で学ぶ、最も重要なスキルのひとつは、
「順番を守ること」
です。

「順番を守る?赤ちゃんが?」
「ブランコの順番待ちする必要もまだないよね」

順番を守る=代わりばんこでのやりとり

もちろん上記のようなことにも「順番待ちスキル」が必要ですが、
私がここで話す、赤ちゃんの順番待ちとは、
「代わりばんこでのやりとり」
のことです。

例えば、
赤ちゃんが「あ〜」とか「う〜」と言った時に、
あなたが笑顔で「あ〜、う〜」とマネして返したり、
「お話ししてるのね」などと返答したりすると、
赤ちゃんも、あなたと目を合わせて、手足をばたつかせて、嬉しそうに
「あ〜、う〜」と声を出して返答する。

といったやりとりです。

いわば、
言葉を使わない2者間のやりとり・交流・相互作用のようなものです。
あかちゃんがもう少し大きくなると、

ママが「ちょうだい」
と言うと、子供が手に持っているおもちゃをママに手渡すことができるようになります。
そしてあなたが、「どうぞ」
と言ってそのおもちゃをお返しすると、子供はそれを受け取ります。

これも順番を守るやりとりです。
代わりばんこでやりとりすることで、相手の反応に自分の反応を合わせて、二人は相互作用を何度も繰り返していくのです。

社会交流は全て順番待ち

私たちの世界を見回してみると、
あいさつや会話、グループワーク、スーパーのレジ待ち、ダンス、スポーツなど、自分以外の誰かと関わる活動、社会的交流すべては、順番を守ることで成り立っていることがわかります。

このように譲り合って協力するスキルは、コミュニケ ーションや社会性の基本です。これは、小さな子供でもこの交代制の感覚は持っています。

ママ&パパができること

もしお子さんが、あなたのやりとりをしない、代わりばんこの順番を守らない、1人遊びが多いなどの傾向があったら、2人で関わりながら遊べる遊びを増やしましょう。そして、日常生活の中で、子どもと一緒に何かをする共同作業/共同活動を増やしていきましょう。
ABAでは、子どもと楽しみにながら、このようなスキルを身につけていく方法がたくさん開発されています。


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