『別冊図書館戦争Ⅰ』
有川ひろさんの作品。
酔っ払いが図書館に居座る話では、対応がとても大変そうだと感じた。
図書館の中でいなくなってしまう男の子の話が印象に残っている。なぜこの子はこんなことをするのだろうと、ずっと思っていた。
表面では見えないことが起こっていると、やるせない気分になる。
印象に残っている文
「今でも家訓として残ってるね。学者と名乗る者は絶対に家に上げるな、欲しいと思われたが最後、泥棒を家に上げたと同じで必ず持っていかれるって」
「責めても仕方がない、『学校の先生』は非常事態のプロじゃないんだ」
普通、声こらえて噛むっつったら布の類だろうか! 生身の肉を噛むな、肉を! お前は実は肉食獣か⁉︎ そして俺はムツゴロウさんか⁉︎
「喧嘩ってどっちがどれだけ傷ついた、傷つけたって話になると泥仕合になって終わらないわよ。どっかで手打ちにしないとね。」